正月3ヵ日は寝正月。
七草をすぎてからの外出だった。
といっても行ったところが「姫路おでん」のお店。
ところで、「姫路おでん」ってご存知ですか?
いまB級グルメで全国ナンバーワンですって。
フツウのおでんとどこがちがうの?
姫路では、昔からおでんにはショウガじょうゆが常識。
甘辛くて濃い関東風おでんの味を和らげるために生姜
を入れたそうだ。
ささやかな地元の食べ方が知られるようになったのは?
姫路市出身のアイドル、松浦亜弥 さんがテレビやラジオで
紹介したのがきっかけ。
東京・中野にも姫路おでん専門店が現われたそうだ。
しかも「松浦亜弥おでん」というメニューがあるという。
その日 、姫路市中心部にあるとあるビル1階の引き戸を開けて、
こじんまりとしたカウンターに座った。
目の前の澄んだ出汁の中で、おでんダネがくつくつと煮えている。
白銀町にあるおでん専門店『能古(のこ)』だ。
きけば、ママさんは福岡県西部にある能古島の出身とか。
店の名前も出身地から「能古」にしたそうだ。
「これ、つけてね」
と平皿にすりおろしたショウガを軽く盛り、しょうゆを注いだ。
ママのほかに”あけみちゃん”という若い女の子。
どうやらママの息子さんのお嫁さんらしい。
話を戻そう。まず出汁に染まった大根をちょんとつけていただいた。
ショウガの風味が、出汁と大根の味を際立たせてる。
体の芯までじわりと暖かみが広がった。
ついで別皿で京ゆば(画像/右下)をいただく。
正直、ゆばのおでんは初めて。
これがまた、日本酒のアテに抜群の相性。
日本酒といえば『満膳庵』というお酒をご存知ですか?
なんでも「能古」だけがおいている銘酒らしい。
ママと、となりの紳士風の客がロックにしてのんでいた。
「やっぱり この酒は旨いなぁ!!」
固唾をのんでみまもるワタクシ。
こんど来たときは、飲んでやろう!!
お値段もリーズナブルですから、お近くの方は機会があれば寄ってみる価値は
あります。
姫路の観光業界はピンチを迎えている。
というのは平成の大修理が本格化した昨年10月以降、姫路城の入場者数は例年の4割にまで
落ち込んでいるという。
そこでご当地グルメとして「姫路おでん」を全国に売り出したいと考えているわけ。
幸い、今年11月に姫路城周辺を会場に開かれるB級グルメの祭典。
B-1グランプリだ!!
年頭からその期待度が高い。
おでん「能古}
670-0902
姫路市白銀町1107
17:00~22:00
079-284-7345
日・祭日
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