2月15日「あるブロガーの死と家族の思い」というテーマで書い
たブログ、亡くなった娘さんに対する家族の思いと娘さんが書いて
たブログの存在の大きさ、激励してくれたブログ仲間への感謝の言
葉が込められたお母さんの新聞の投稿記事のエピソードであったが
今回は亡くなった娘さんの闘病ブログの内容について触れたいと思
う。
娘さんの8ヵ月余りのブログ(悪性リンパ腫寛解めざして)を改め
て読んでみると病気になった戸惑い、無念さ、不安と恐れ、闘病生
活の日常、そしてご主人、二人の息子さん、そして両親への深い思
いが書かれている。
2014年11月27日初めてのブログの冒頭「祝、緊張の初ブログ」
というタイトルで書かれてる、「健康そのもと思っていた自分の体がま
さかそんな病に侵されているなんて、そんな時に同じ病気の方たちのた
くさんのブログを見つけました、読んでいっぱい励まさせれ、同じ思い
に共感し、皆さんとお友達になりた一心でブログを始めました」
それから8ヵ月の闘病生活、家族への思い、仕事に復帰したいという思
い、同室の闘病仲間とのかけがえのない交流、亡くなる20日前にはコ
ンビニに行き、カップラーメンを食べたり、病室から見る青空の景色を
眺め早く退院したいという思いを描いていたのに、苦しい状況のなかで
気力をふり絞ってのブログ、そして2015年7月2日最期のブログか
ら12日後に46歳という若さで帰らぬ人となった。
新聞に投稿した彼女のお母さまの記事と重なり、ブログを読むとリアル
で悲しみを誘う内容、読むたびに健康であることの大切さを痛感する、
今だにアクセスする人が後を絶たない彼女のブログ、今もご両親にとっ
て支えとなってる貴重なブログであると思う。