1998年ベストエッセイに選ばれた仙台市の小学5年生の女の子
の書いた「最高の贈り物」、がんを患ったお祖母さんがお母さんに
贈った「まな板」、もしも亡くなった時に台所でまな板をトントン
と叩くたびに、きっと私のことを思い出してくれるでしょうという
思いで贈った、まな板。
人間はお金を残すと喧嘩の種を残すから私は何も残さないと言った
お祖母さん、人間、人生の最後に自分の家族に何を残せばいいのだ
ろうかとふと子供ながらに考えた作者、まな板というささやかな物
だけど家族にとっては最高の贈り物であると思ったという内容のエ
ッセイであるが瑞々しい感性が溢れてて素敵な内容である。
そして私自身「最高の贈り物」とは何だろうか?そろそろ家族のた
めに考えなければと思う今日この頃である。