現役時代は仕事以外もどちらかというと他人と一緒の行動をとる
ことが多い、昼食、飲み会、休日のゴルフ、群れて行動する仲間
は仕事がらみの人間、それが普通で単独行動が少なくなる、そん
な自分に何の疑問も感じないものだ。
しかし定年退職すると、会社がらみの人間関係は、一部を除いて
ほぼ途絶えるもの、人に会うことが激減し、行動範囲も大幅に縮
小し、時間はたっぷりある、その代わり得たものは何をしてもいい
自由、何もしなくてもいい自由である。
定年後8年を振り返ってみると、どう生きるべきか、自分で悩み、
答えを見つけていくしかない、だから何もすることがない、生き
がいがない、という人もいるが無理に生きがいなど見つけること
などない、そもそも定年後の生活に正解などない、人それぞれ思
いのままに生きていいのではないかと最近思っている。