サラリーマンでいるときは会社を通じて世の中の役に立つ、会
社のため、報酬を得て家族のため、上司、同僚、部下社員、取
引先との交流、なぜか役に立ってるという実感があるものだ。
退職すると、今までの実績がすべて帳消しになり、喪失感を味
わうのは、もしかしたら人生で初めての経験かもしれない、そ
んな時、自分は必要とされないのではと感じる瞬間があるもの
で、それは誰の心にもおこる心理かもしれない。
そこには「役に立たなければ生きる価値がない」という考え方
がからんでいる、実際にはどんなことが役立ってどんなことが
役に立たないのか、人間の判断能力ではわからないことが多い、
そう考えると人生の意味とか意義とか考えずともかく生きるこ
とを楽しむことが大切だと思っている。