海上保安庁によりますと午前9時10分ごろ、水産庁から「石川県の能登半島の北西、およそ350キロの沖合で水産庁の漁業取締船と北朝鮮の大型の漁船が衝突した」と連絡が入ったということです。

北朝鮮の船が浸水し、北朝鮮の船の乗組員およそ20人が海に投げ出されたいうことで、海上保安庁は現場に巡視船などを向かわせるとともに、詳しい情報の確認を進めています。

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詳細はこちら↓

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191007/k10012115781000.html

動画のアナウンサーが「350キロの沖合大和堆で」と言っています。

衝突した場所が問題で公海なのか、日本の領海内なのか、日本のEEZ内なのかが重要です。

NHKでは大和堆と報じているので日本のEEZですから北朝鮮漁船は違法操業していたことになります。

アナウンサーがはっきり「大和堆」でと言っているのですから、記事になぜしないのでしょう。

他社は場所をぼやかしていますが、まだ確認が取れていない可能性もあります。

ただ水産庁の漁業取締船との衝突です。

水産庁は当然日本の港から出港し、違法漁船を取り締まる目的ですから、衝突場所は公海上は考えられ難いです。

そうであれば、違法操業の取り締まりですから、海外なら見つけたら拿捕するのが普通です。

日本の場合は拿捕する為に放水するのが精一杯でしょう。

先日はロシアが違法操業の北朝鮮漁船を拿捕したとの報道もありました。

因みに拘束した乗組員は9月中旬から570人以上とか。

これが普通の国のすることです。

日本はあまりにも外国船の取り締まりが甘すぎます。

また上記記事では北朝鮮は「大型船」となっています。

北朝鮮の漁船は今にも沈みそうな小型船を想像しますが、大型船とは。。。

もしかしたら漁業目的ではなく、瀬取り等他の目的も考えられます。

 

今のところ、乗組員20人を救出中のようですが拘束後は簡単に解放せず、

何らかの取引材料にすべきです。

とはいうものの北朝鮮では一般国民の命は軽いので交換条件は成り立たない可能性もありますが。

 

北朝鮮船は漂流中なのか沈没したのか不明ですが、回収後船内を調べるのは当然です。

ただ、ロシアが拿捕した時には北朝鮮船から攻撃を受けロシア側に負傷者が出ていますから、

水産庁の取り締まりでは反撃を受けた時に対処できるのか疑問です。

最悪の場合を考え、海上保安庁や自衛隊の応援も必要ではないかと思います。

 

※参考:EEZ内での漁業権についての法律

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=408AC0000000076