菅義偉官房長官は11日の記者会見で、北朝鮮漁船と水産庁漁業取締船の衝突を巡り、当時の様子を撮影した映像を公開する方向で検討していると明らかにした。政府はこれまで捜査への影響を理由に公開を控えていた。政府関係者は「捜査に支障がなくなったことなどを総合的に判断した」としている。
菅氏は公開の時期や方法について「どのような形にすべきか、詳細を検討する」と語った。
映像を巡っては、自民党内から公開すべきだとの意見が出ていた。西村明宏官房副長官は9日の会見で、今後の捜査に影響があるとして、慎重な姿勢を示していた。
*****************************************************************************
7日に起きた能登半島沖での北朝鮮漁船と水産庁取締船との衝突事故。
北朝鮮船の乗組員を無罪放免した水産庁が与野党から批判されました。
事故から4日経って、漸く政府は動画を公開する決断をしたようです。
犯罪者を救出するまでは許されますが、その後の対応はマズ過ぎました。
犯罪者を捕まえながら、犯罪者の仲間にみすみす引き渡しますか?
そんな事はありえないでしょ?
漁船は沈没したから調べるのは困難ですが、乗組員を調べる事は出来た筈。
しかし、それをしなかった水産庁取締船。
任務は違法操業の漁船を見つける事と、追い払う事だからとの水産庁の弁です。
初めは水産庁の杓子定規な対応に疑問と怒りが湧きましたが、
そもそも庁内でそう決めているのだから、仕方がないと言えば仕方ありません。
だからと言ってこの対応はいい筈はありません。
この対応を政府は知っていたのか、知っていたならそれを良しとするのは甘すぎます。
水産庁、海上保安庁、国交省、そして自衛隊が連携すべきでした。
相手は軍所属の船舶に乗組員です。
何か月前かには銃口を向けられたとも聞きますし、
中国漁船に立ち入り検査で乗り移った水産庁職員がそのまま連れ回された事もありました。
水産庁の職員には危険すぎますし、今回の取締船には職員が1人で他は民間人だったとか。
これじゃあ、積極的に取り調べは出来ません。
一歩間違えば、日本人の命までが危険に晒されます。
だいたい丸腰の取締官が武器を持ったならず者の北朝鮮人に向き合う事は無理というものです。
動画の公開は勿論ですが、この機会に水産庁での対応では無理がある事、
海上保安庁や自衛隊が連携し、違法操業の外国漁船を取り締まる危険を認識するべきです。
取締船や巡視船の乗組員、そして自衛隊員の命を守る為にも腰の引けた対応では間に合いません。
放水で追い払うには限界がありますし、
何より無法者に舐められ、日本のEEZでの外国漁船の操業が後を絶たないでしょう。
政府は日本の資源を盗まれているとの認識が薄いです。
また日本の漁業者の命と生活を守る為にも今の日本の対応は間違っています。
動画をただ見るだけでなく、これらの事も考えるきっかけになればと思います。
ただ、動画公開が北朝鮮の言い掛かりに繋がらないかと、一抹の不安も感じます。
何と言っても南北朝鮮人は難癖を付けるのには長けています。
あらゆる場面を想定するのは言うまでもありませんが、
今回それが出来たからこその公開だと思いたいです。