クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新型コロナウイルスの感染が広がったことをめぐり、欧米主要メディアの批判的な報道が相次いでいる。船内での感染対策の不備を動画サイトで告発した感染症専門医、岩田健太郎神戸大教授の発言も注目された。
「われわれは感染するためにシャーレに入れられたようなものだ」
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は、乗客として船内に滞在する米男性医師のこんな談話を伝えた。医師によれば、乗員が食事や物品を届けるために頻繁に客室を訪れるなど、船内での感染予防には抜け穴が多い。同紙は、クルーズ船隔離による感染拡大の阻止は「失敗した」と指摘した。
英BBC(電子版)は、船内で感染区域と安全区域が分けられていないといった岩田氏の指摘を紹介。その上で、船内での感染予防策は「不十分」だった可能性があり、船内感染は「現在進行形のリスクだ」とする米疾病対策センター(CDC)の見解を報じた。
フランス国営テレビも岩田氏の動画を放送し、クルーズ船は「中国に次いで、最も深刻なウイルス感染の病巣になった」と評した。
米紙ワシントン・ポスト(電子版)はクルーズ船の問題を伝える一方、日本は中国湖北省からの入国制限といった措置で出遅れたと指摘。4月に予定される習近平・中国国家主席の国賓訪日を意識し、中国に気を使った結果ではないかとの見方を伝えた。
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海外メディアが日本のクルーズ船対応を批判しています。
この批判に一役買ったのは神戸大の岩田健太郎氏ではないでしょうか。
ところが、あれだけ動作サイトで批判していたのに、あっさり翌日には削除した岩田氏。
これ以上この議論を続ける理由はなくなったと思います。
— 岩田健太郎 (@georgebest1969) February 19, 2020
迷惑をかけた人にはお詫びする、とか
これ以上議論する理由はなくなったとツイートして動画を削除したのです。
しかし、今日は外国特派員協会でスカイプを使っての会見をしたとか。
その中で「私が投稿した動画の役割は達成された」と述べました。
ではその役割は何だったのでしょうか。
彼の告発で改善されたところもありました。
それは良かったです。
しかしそれ以外に彼の大きな目的は海外への発信だったと思います。
記者会見で注目され、海外メディアが大きく取り上げました。
確かに船内の感染防止の対策は不完全だと思います。
乗員への教育の徹底、乗客の消毒に対する重要性の認識不足。
次々と感染者が出たのがその結果でしょう。
しかし限られた床面積の船内で3千人を超す乗船者です。
どれだけ感染を防ぐのが困難なのかと思います。
ダイアモンドプリンセス号はイギリス船籍で、運営会社はアメリカです。
これらの国のメディアは日本のやり方を批判するだけで、
母国の責任はなぜ批判しないのでしょう。
卑怯です。
ある程度、この様な結果になるのは分かっていた筈。
日々増える感染者に、救急車の行きかう様子を見たらどんな状態だったのか分かった筈です。
それを感染者が増え、下船が始まってから揃って日本批判はおかしいじゃないですか。
繰り返しますがこのクルーズ船の船籍はイギリスであり、運航会社は米国企業です。
なぜ本国に早くチャーター機を出して自国民を助け出すようにと報道しなかったのでしょう。
そんなところに腹が立ちます。
卑怯だと感じます。
後出しジャンケンです。
今頃、批判して何になるでしょう。
日本政府も最初の判断を誤ったと思います。
日本人乗客を下船させて隔離し、その他の乗客は本国から迎えに来させる様に要請すべきでした。
ただ、そこには検疫の問題が絡んでくるでしょう。
検疫が済まない事には上陸させられなかったのかもしれません。
その辺の法律についてはよくわかりませんが。
でも3千人を超す乗客乗員を隔離する事は人数的にも検疫法でもほぼ無理だと思います。
仕方がないでは済まされませんが、それでも日本の対応には限界があります。
今後、この様な事が起こった時にはどうするのか国内法で決めるのは勿論、
国際法でも対処できるように国際社会に今後提案してもらいたいです。
いずれにしても岩田氏の動画公表は軽率でした。
海外メディアに日本叩きに利用されたのですから。
もっと別の方法があったのではないのか、そして真の目的は何だったのか。
海外メディアに批判されたのは誤算だったのかそれともそれが目的だったのか。
まだ船内に残っている乗客乗員がいます。
彼らが早く下船でき、そして感染者が減る日が早く来ることを今は祈るだけです。