観客上限1万人 規模縮小でも有観客に踏み切った首相(産経新聞) - goo ニュース
2021/06/21 21:07
東京五輪の観客上限が、21日の五輪・パラリンピック組織委員会などの代表者による5者協議でようやく決まった。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長ら専門家が慎重姿勢を示す中、組織委は「収容率50%、上限なし」を要求。最終的に「上限1万人」としたのは、規模を絞ってでも観客を入れての開催にこだわったからだ。
「最大1万人でどうだろうか」。菅義偉首相は15日午前、丸川珠代五輪相とスポーツ行政を所管する萩生田光一文部科学相を官邸に呼んだ際に、こう切り出した。組織委はあくまで「50%」を希望していたため、板挟みとなった丸川氏は困惑の表情を浮かべた。丸川氏は会談後、周囲に「かなり厳しい」と漏らしたという。
この直前、首相は西村康稔経済再生担当相ら新型コロナ対応の関係閣僚と会談し、緊急事態宣言が明ける21日以降のイベント制限について協議。西村氏からは、期限を前に尾身氏ら専門家が「無観客が望ましい」とする厳しい提言を出す予定であることが伝えられた。
政府内では一時、有観客とするため「上限5000人」も検討されが、最終的には「上限1万人」に決定した。宣言も蔓延防止等重点措置もない状態での従来の制限は「50%」のみで、国立競技場(収容人数6万8000人)であれば3万4000人が入場可能となるはずだった。これに対し1万人は「かなりスカスカ」(政府関係者)と受け止められる。
首相は21日、ワクチンの職場接種会場を視察後、記者団に「緊急事態宣言が必要になった場合は無観客というのも臨機応変に行う」と自ら言及した。一方、重点措置を延長した場合の無観客については明確に答えず、有観客へのこだわりがにじんだ。
首相は五輪を「人類がウイルスに打ち勝った証し」と位置付けてきた。無観客となれば〝敗北感〟が強くなり、政権の浮沈にも影響しかねない。五輪後には自民党総裁選や衆院選も控える。無観客に比べれば感染の恐れがあるというリスクをとって、首相は賭けに出た。(市岡豊大)
政治記者は色々想像し、総理の考えも分かるつもりなのでしょう。
東京五輪・パラリンピックを無観客にしたら選挙で不利になると記者は言います。
本当にそうなのでしょうか。
むしろ無観客の方が万が一のことを考えたら安全だと思うけど。
無観客か、観客50%で上限1万人か。
難しいところだと思います。
予想は出来てもそれが正しいとは限りませんから。
来月の新規陽性者がどうなるか予測は出来ても外れる事もあります。
総理は決断しました。
観客50%に最大1万人。
そして緊急事態宣言が出るような陽性者が増えれば無観客にすると。
それはそれで仕方がないと思います。
ただ、問題は一般観客の他の海外からの所謂オリンピック貴族と言われる人や首脳たち。
普通の考えなら、一般人もお偉い人もみんな観客。
だから日本人の一般観客と海外からの賓客も含めてぜ~んぶで1万人。
そこはきちんと記事に書いて欲しいです。
まさか、別枠じゃないですよね。
と思っていたら、NHKの記事を見て驚きました。
開会式は別枠だそうです。
東京五輪観客数の上限決定 収容定員の50%以内で1万人を原則に | オリンピック・パラリンピック 大会運営 | NHKニュース
オリンピックの開会式での観客や大会関係者などの規模について武藤事務総長は「一部報道に2万人という数字があることは承知している。精査中なので具体的な数字は申し上げられないが、それよりは明らかに少ない数字になるだろう」と述べました。
その一方で、大会関係者は観客でないとして観客の上限となる1万人には含まれないという考えを示しました。
この言いぶりだと、開会式は2万人弱の人数になりそうです。
大会関係者=所謂オリンピック貴族ですよね。
この方々は観客ではないんだそうです。
なんか胡麻化されたというか、詐欺にあった気持になります。
更には貴族と言われるだけあって、超高級ホテルが準備されお土産まであるとか。
その厚遇の費用はどこから出るのでしょう。
東京都? 政府? スポンサーからの寄付?
やっぱり税金なのでしょうか。
そうだとしたら納得できません。
ニュースで「観客数が50%で最大1万人、緊急事態宣言になると無観客に」と聞いて、
それも仕方がないかなと思いました。
そして出来るだけ、陽性者を抑え、日本の清潔さと素晴らしさを世界中に知ってもらえるよう、
全国民が力を合わせよう、そんな気持ちになったのに、
このオリンピック貴族の処遇を聞いて、なんだかなあ、それでいいの?って思ったり。
やっぱり五輪貴族の処遇について国民に説明して欲しいですね。
それでも多くの人が納得するならそれも良し。
ま、多分不満の声が挙がると思いますが。
オリンピック貴族の厚遇を知ってなにかモヤモヤしています。