皇族減少対策、2案に限定 女性宮家と男系皇籍取得(共同通信) - goo ニュース
2021/06/30 21:24
安定的な皇位継承策を議論する有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)は30日の第8回会合で、皇族数の減少対策として、「女性宮家」創設など女性皇族が結婚後も皇族の身分を維持すること、旧宮家(旧皇族)の男系男子が皇族となることの2案に絞り込み、議論していくことを確認した。清家氏が会合後、記者団に明らかにした。
有識者会議はこの方針に基づき、菅義偉首相への答申をまとめる方針だ。政府は答申を踏まえ、秋までに議論の結果を国会に報告する。
清家氏は記者団に「秋篠宮さまの長男悠仁さまの世代で、十分な数の皇族が皇室にいていただく必要がある」と説明した。
安定的な皇位継承策を議論する有識者会議。
有識者と言っても多方面の有識者であって皇室について詳しい方ばかりではないようです。
その証拠に座長の清家氏が「秋篠宮さまの長男悠仁さま」との表現には違和感があります。
正しく「秋篠宮皇嗣殿下のご長男悠仁親王殿下」と言ってもらいたいです。
「秋篠宮皇嗣殿下のご長男悠仁さま」ならまだ許せますが、
「さま」と付ければ良いと思っているところが何ともはや。。。。
また「旧宮家の男系男子が皇族になる」ではなく
「旧宮家の男系男子が皇族復帰」と言ってもらいたいです。
新たに皇族になるのではなく、皇族に戻られるのですからそこはきちんとして欲しいです。
細かい事を言うようですが、誤解のないようにきちんとした表現をしてもらいたいです。
ところで有識者会議では「女性宮家創設」と「旧皇族の皇籍復帰」の2案に絞り込んだ様子です。
現行法では皇位継承者は男系男子です。
過去には皇統が続かない危機がありましたが、男系は守られてきました。
これが2681年も続いてきた伝統であり、世界に誇れる皇統です。
この伝統を続ける事をあっさり諦めるのか、それとも何としてもこの伝統を守り抜くかです。
では、女性宮家を創設してどうすると言うのでしょう。
女性宮家を創設したところで皇位継承者が増える訳ではありません。
女性宮家創設が男系女性天皇に繋がり、次の代は女系女性天皇になってしまいます。
これでもいいと言うのなら仕方ありません。
しかし何の努力もせず、2600年以上続いた歴史を閉じてしまうのはどうかと思います。
長年、危機的状況に陥った時でも何とかして男系が守られてきました。
その努力を水の泡にするような事をしては申し訳が立たないと思います。
例えば愛子さまが即位すれば男系女性天皇になり、
次の代は女系男性天皇か女系女性天皇になります。
もしも愛子さまにお子様が生まれなければ、
眞子さまが女性宮家を創設し男系女性天皇になり、次の代が女系男性天皇か、女系女性天皇になります。
また愛子さまや眞子さままでは男系になりますが、次の代で女系になってしまいます。
その時点で男系の皇統が途切れてしまうのです。
旧皇族が戦後、皇籍離脱せざるを得なかった理由を考えれば復帰して頂くのが一番です。
女性天皇と女系天皇の区別も分からない人も多いようですが、
その意味や皇室の歴史を知った上でどうすればいいのか考え、
ただ単に男女平等の観点や、海外の王室に倣えと短絡的に考えていいとは思えません。
国民の意見を聞くにしても、正しい知識を得た上で判断してもらいたいです。
一旦、女系天皇が即位すればそこで男系が終了してしまいます。
その事を十分理解して考えて欲しいです。
7/1追記:皇族方の表記をめぐり、清家座長を批判したような記事を書きましたが、
NHKニュースでは正式な「悠仁親王殿下」との表記でした。
皇族減少の対応策として2案中心に議論へ 政府の有識者会議 | 皇室 | NHKニュース
共同通信社の記者が無知なのか、故意なのかわかりませんが、
結果的に清家座長を批判した事をお詫びしたいと思います。