TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Plandemic (笑)出張編

2020-06-30 14:33:14 | カナダ話題
夫婦で国内出張から帰宅。

実は土曜日の夜に着いたんだけど、国内といえど時差があるのでボケボケで、これまでずっと寝てばかり。今日になってやっと体調が戻ったのだ。

ところでタイトルの Plandemic とは、Plan と Pandemic をもじった造語。このコロナ騒動は以前から計画されたニセ流行病茶番劇なので、このように呼ばれているのがおもしろい。

今回の空の旅は、当然いつもとは様子が違っていた。

まず、人が少ない!



これが、この国の首都オタワの国際空港である。まあ朝が早かったんだけど、ゲートに人っ子一人いない。チェックインの人に聞いたら、空港利用者数がいつもより95%減少なんだという。こんなガラ空きの空港なんて滅多に見られないので、写真撮っておく。

店は開いてないし自販機は撤去しちゃってるから、フライトの待ち時間になんか食べようとしても駄目。私達はあらかじめ食べ物を用意してきたので、ひもじい思いはしないで済んだ。

エアカナダからはマスク着用の注意をもらっていたが、実際には空港でマスクしてる人はまずいない。が、セキュリティチェックのときにはマスクしろと係員から言われて、みな渋々ポケットから取り出す。でもなぜか子供と、子供連れの大人は免除みたいで何も言われず、マスクなしで通っていく。笑っちゃうよね、やっぱ科学的根拠なんてないんだよ、マスクに。

さて、私はセキュリティを抜けたらうっとおしいマスクは脱ぎ捨てる。
搭乗の際には、マスクしてる人は一度脱いで身分証明書の顔と同じってことを係員に証明しないといけない。私は素顔のままで通ったが、係員の女性は「マスクはお持ちですか?」

私は「ええ、もちろん持ってます」とニッコリ笑ってそのまま機内へ。マスク持ってるか聞かれただけで、「着けろ」と言われてないんだから、それでいいのだ。別に警備員が追っかけてきて捕まえるわけじゃないし。結局、なんだかんだ言って強制はできないってことだ。

機内に入ると、乗務員が乗客一人ひとりにコロナセットみたいのを配っていた。
使い捨てマスク、消毒薬、使い捨て手袋、ミネラルウォーターだ。これは自宅でも使えるので、ありがたく頂戴。



機内では、ソーシャル・ディスタンスなんてぜーんぜん守れっこない。みんな、いつもどおりに数珠つなぎになってゾロゾロ。そりゃそうだ。

ここで、マスクの上にご丁寧にフェイス・シールドまでかぶった白人老婆が「アンタ達は私に近づきすぎ!もっと離れてよ!」と周囲を罵倒する騒ぎが。私は、吹き出したいのをこらえるのに必死。

機内の座席は、子供連れの人は別として、他は一席ずつ開けないといけない。夫婦でも、一緒には座れない。だからガラガラ。隣にデブ親爺が座って暑苦しいこともないし、スッキリして快適だ。いつもこんなだといいのに。

ただし、機内食はおろか飲み物のサービス等が一切ないので、あらかじめ食べ物は用意して持参しておくべきだ。ま、どうせエアカナダなんかろくな食い物出さないしな。国内といっても、カナダで東の端から西の端へ移動するとなると、乗り継ぎを入れて全行程に10時間くらいかかるから、その間を飲まず食わずというのは体に超悪い。乗客は、なにか携帯できる食べ物を機内持ち込みにするべきだと思う。

往路も復路も、いつも遅れやキャンセルが出るエアカナダにしてはほぼ時刻表どおり。びっくりだ。

宿泊したホテルもこの時期にしては空いていて、スイートにアップグレードしてくれた。問題はエレベーター。神経質な客だと、相乗りを拒否したりするので、次を待たないといけない。でもほとんどの人は常識があると見え、相乗りOKだった。

以上、いろいろ不便はあったものの、どこへ行っても人が少ないことが幸いして意外と快適な旅だった。しょっちゅう掃除や消毒してるので、トイレがキレイだったしね。いつもこんなだといいのに。

冷夏

2020-06-15 14:41:35 | カナダ話題
6月の半ばというのに、氷雨が降り続いて寒い。

今日も、リビングの暖炉に火を入れる。
これだけ雨が降れば、例年のように給水制限は必要ないだろう。
だけど、外気温は上がらず、道行く人がダウンジャケットを着ている初夏というのは異様だ。

窓辺に二箇所設置したハチドリ用の蜜飲み場に、朝からいろんなハチドリが集まっている。たくさん飲んでってね。

コピーキャットなおばさん

2020-06-05 16:26:15 | カナダ話題
こういう人はどこでもいるんだけども。

昨年の今頃、お隣さんが家を売って引っ越してゆき、新しい住人が入居した。定年退職した夫婦で、隣の州からうつってきたそう。若い頃は石油関連のビジネスで大儲けをした、裕福な人々だ。

元のお隣さんが引っ越す前に、我が家へランチに招待してお別れをしたのだが、その時に「なんかねえ、うちを買った夫婦ってちょっと変わってるのよね」と、いろんなエピソードを聞かせてくれた。確かにちょっとビックリな行動ばかりで、「こりゃ気をつけないとイカンな」と思ったものだ。

それから一年近く。
いろいろあったが、その中でも笑ったのが、奥さんのほうのマネッこぶりである。

とにかく、私達の暮らしぶりをなんでも真似たいらしい。
我が家のつるバラがキレイに咲き出すと、同じバラを買ってきて植える。ブルーベリーがたわわに実るのを見ては、ブルーベリーの苗木を買ってくる。玄関先に寄植えを置けば、同じような寄植えを買ってくる。といった具合に、次から次へと同じものを買う。彼らの庭はうちとはデザインが違うし、彼女は園芸などやったことがないので手入れができず、いっつも枯らしてしまう。それでもめげず、買い続けるのだ。

さらに最近は、うちのパティオにあるテーブルと椅子のセットが気に入って「どうせお宅はすぐ引っ越しでしょ?うちに譲って!」としつこかった。でもうちは家が売れるまではステージングのためテーブルセットを置いておく必要があったので、断った。

おまけに、車まで欲しがる。
「お宅は車二台あるでしょ?ステーションワゴンのほうをうちにちょうだいよ」と、これもしつこい。うっかり外に停めておいたら彼女に盗まれそうなので、今では用心して必ず車庫に納めるようにしている。

しかも!
我が家の売却が完了したと知った彼女は、「うちもこの家を売って引っ越そうと思うの」と言う。だって、去年ここに引っ越してきたばかりじゃない!と言うと、「このうちは大きすぎて、メンテナンスが大変。それに、二階にある寝室に上るのが億劫でヤダ」だって。

なんか病的なものを感じるので、引越し先の住所は彼女に絶対バレないように厳重に注意しようと思う。また隣に引っ越してきたらヤダもの!

コロナ増収

2020-05-15 14:48:45 | カナダ話題
メディアがあまり触れないことのひとつ。

コロナ関連のニュースというと、この疫病の世界的流行がもとで老舗の会社が倒産しただの失業率が増加しただの、落ち込む話題ばかりを好んで広めている。しかし、実際にはコロナのおかげでとんでもなく儲かっている企業がけっこうあるのだ。

例えば、Canada Post。
商店は閉まってるし、自粛でこもってる人々がオンラインショッピングで生活必需品を購入するケースが莫大に増えたので、「クリスマス時期と同様の忙しさ」だという。臨時雇いを大量に使っても、仕分けや配達が間に合わず、遅れが出ている。確かに、先日我が家に小包を届けてくれた人も、郵便局員じゃなくてバイトだった。

フェデックスやUPSなども、同様にかなり繁忙となっている。

そして失業した人がいる一方で、意外な収入の増加をみている人もいる。
お向かいの旦那さんは昨年定年退職したのだが、このコロナ騒ぎが始まってから、スーパーから高齢者に食料を届ける仕事を頼まれ、また働き出した。これがまた忙しく、臨時収入がどんどん入ったので、奥さんは「アタシ、仕事辞めちゃおう」とサッサと早期退職してしまった。

他にも例を挙げれば枚挙にいとまがない。
暗ーい話題ばかりかと思いきや、儲かって儲かってウハウハの人々があちこちにいる。


うれしい自粛効果

2020-05-07 14:05:51 | カナダ話題
家計簿の集計をしていて、すごい発見!

ガソリン代の大幅な減少である。

TABIパパの職場まで通勤には車でたっぷり一時間半はかかるので、ガソリン代がバカにならない。二台ある車のうち大型車の方で通勤すると一ヶ月約600ドル(日本円で約4万6千円)、小型で燃費のいい方だと約350ドル(約2万7千円)かかる。

しかしコロナのおかげで、彼は3月半ばくらいから自宅勤務を続けている。車は食料の買い出しくらいに使うだけなので、なんと先月のガソリン代はたったの70ドル(約5千300円)!しかも、運動のためになるべく歩いてどこでも行くように心がけているので、ますますガソリンを使わない。また、最近はガソリンの値段そのものが安くなってきた。通勤しない人が増えたから、安くして買ってもらおうってことかね?

ところで今日は、夫婦で旅行先から帰宅した。
自宅から200キロ以内しか移動を許可されていないから、まあちょっとした小旅行しかできない。それで、以前はよくTABIを連れて出かけた近場の観光地を訪れてみた。

自粛とはいってもホテルは営業しているし、レストランはテイクアウトのみという条件で営業を続けている店が多い。しかも、家にこもりきりの人が多いので、観光シーズンというのにどこも空いている。ホテルは好きな部屋を選べたし、どこへ行ってもVIP待遇だ。うるさいガキどもとか家族連れは、どこにもいなくて静か。

自粛中の今が、実はどこも旅行の穴場なのだ。気候は今が一年で一番いいのだし、海外とか遠くへ行けないことをのぞけば、実に快適な旅ができる。

うれしい自粛効果の発見でした、ちゃんちゃん。