TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

検証(笑)

2020-04-27 09:07:44 | カナダ話題
先日書いたことを、今日ははからずも検証した結果になったかな?

知人のところへ行ってきたのだが、彼女の家は地元の総合病院のすぐそば。
ここは私も、MRI検査とかでお世話になったし、近所の人が手術入院したときにお見舞いに行ったこともある。地元では、病院といえばここなのだ。

最近は、よく窓ガラスや玄関にハートの切り抜きをベタベタ貼っているうちがある。これは、「医師や看護師、救急救命士など医療にたずさわる人々を、私達は応援します」という意思表示だそうだ。当然、先日ここに載せた動画を見てない人々は、いまだに病院はコロナ患者で戦争状態だと思いこんでいるらしい。

そこで、知人の家に行く前にその総合病院を車で走り抜けてみた。

まず、病院の表側と裏側にある駐車場。
ガラガラ!裏側は病院勤務の人がほとんどなので、まあ多少はうまっているが、それでも出勤者が少ないと見え、けっこうすいている。

表側は、ほんっとガラガラ!いつもここに用があって来ると、駐車スペースを探すのに一苦労する。なのに、今この時期に、誰もいないのだ。

救急外来入り口もガラガラで、外で手術衣を来たドクターと救急救命士がのんびり立ち話をしている。

敷地内にあるバス停も、だーれもいない。
表玄関のガラス扉から中をのぞくが、やっぱりガラガラで、受付の人もヒマなのか席をはずしたままのようだった。

知人にも聞いてみた。
救急病院に近いと、救急車のサイレンがけっこううるさかったりするからだ。
でも彼女は、「ぜーんぜん!このコロナ騒ぎが始まってから、あんまり救急車のサイレンも聞かなくなったわ。」

ヘリコプターはどうだろうか?
患者を空路で搬送するため、病院の屋上にはヘリパッドがある。以前アメリカに住んでいたとき、近くに大きな病院ができてからはヘリコプターのバラバラいう音がけっこううるさかった。
でも彼女は「ぜーんぜん!静かよ。」

やっぱりね、そんなこったろうと思った。
ニュースで報道してることなんて、うそばっかり。

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Happy Easter

2020-04-12 14:20:00 | カナダ話題
今年のイースターは、コロナのおかげでローキイ気味。

いつもこの時期は、地元のパン屋さんにウサギの形をしたバニー・バンズを注文する。ブリオッシュ生地でウサギ型に焼いたパンのこと。でも、今年はそのパン屋さんもお休み中。そこで、自分で焼いてみた。



実はブリオッシュ生地ではなく、フォカッチャにするつもりで作った生地を使ったので、フワフワ感はない。でも、まあるい尻尾とピンとした耳がちゃんと焼き上がった。焼き立てホカホカのバニー4羽は、あっという間に私達夫婦のお腹におさまりましたとさ。

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セミ・ロックダウンの波及

2020-04-02 07:43:11 | カナダ話題
この島から本土へ渡るフェリーが無期限運行停止となった。

どうしても急用で本土へ渡るには、運行数を大幅に減らしながらも細々と残る空路に頼るしかない。ふ~ん、私はいいときに日本里帰りから帰って来たね。

一部の一般庶民にとっては、そんなことよりも毎日のご飯が大問題の様子だ。

例えば、お向かいのご夫婦。
私達より年上のカップルで、奥さんは料理を全くしない。そこで、食事はいつも旦那さんがテイクアウトを買ってくる。毎日きっかり5時半になると、旦那さんの白いトラックがブーっと出ていって、しばらくすると大きな袋をかかえて帰ってくる。

しかしこのたびのコロナ騒ぎでレストランが州政府の要請で強制閉店してからというもの、外食が事実上不可能になった。テイクアウト専用の窓口がある店は、テイクアウトのみの条件で営業しても良いそうなので、開いているところもあることはある。が、そこへ人々がテイクアウトを求めて殺到する。しかも、並ぶにも2メートルの距離を開けないといけないので、外の行列がヤマタノオロチもかくやというほど長くなる。ネット上であらかじめ注文しておいても、受け取るために並ばないといけないらしい。

なのでお向かいの旦那さんは、このごろは早めにトラックで出かけていく。これを、朝昼晩、毎日やってる。そんなに料理するのが嫌なら、冷凍食品でも買ってきてレンジでチンすればいいのでは?と思うが、奥さんはそれも面倒らしい。

いやはや、全く練れた旦那というか、頭が下がる。

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Non-essential って、なにさ?

2020-03-30 14:26:23 | カナダ話題
コロナ騒ぎを受けてカナダの各州では、Non-essentialに属する商店や企業の一時的な閉鎖を施行している。

閉鎖の期間は州によって異なるが、このNon-essentialなるものは具体的になんなのか調べてみたら、これがおもしろい。

Non-essentialの反対側に位置するのはessentialで、これは常識的に言って生きていくのに必要なもののこと。つまり、食料品店とか、医療機関や薬局、ガソリンスタンド、銀行、そして郵便やロジスティクスが当てはまる。

それに対しNon-essentialは、生存するのに必須ではないものということで、映画館や美術館、バーやレストランなど飲食関係、ジムなどだ。

だけどさ。
今日買い物に行ったら、なんと酒屋はどこも平常通り営業してんだよ!

お酒って、生きていくのに必須ってこと?
ま、この騒ぎでむしゃくしゃしてる人から酒をとりあげたら暴動が起こっちゃうから、とりあえず飲みたいだけ飲ませておこうってことか。ってことは、タバコ屋とかマリファナ屋とかも営業してんだろうな。

コロナのおかげで、嗜好品から「生存に必須の品物」に格上げされたお酒というもの。飲み助には朗報だろうけど、なーんか都合良すぎて納得できないね。そんなら、コーヒー屋も開けてよ。

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コロナ騒ぎで、人々はなぜトイレットペーパーを買い占めるのか

2020-03-25 14:50:32 | カナダ話題
スーパーやコストコの店舗からトイレットペーパーが消えて、もう何週間にもなる。

いつ行っても、ペーパーが置いてあるはずの棚は空っぽ。
そして、売り切れという紙が貼ってあるだけで、補充は全くしていない様子だ。ネット上では、消費者が買い占めたペーパーをべらぼうな値段で再販し、金儲けをたくらんでいる事実が明るみになっている。

ノロウイルスのような消化器系疾患ならまあ理解できるが、なぜコロナのような呼吸器系疾患の騒ぎのためトイレットペーパーを買い占めるのか?こういう所謂Panic Hoarding は、なぜ起こるのか?

人間は社会性の動物なので、周りの人々の行動を見て影響を受け、理性で判断するより先に他人と同じ行動に走ってしまうことがある。Lemming Effectだ。

レミングはげっ歯類で、自殺するネズミとして知られていた。人口が増え過ぎると、突然群れ全体が大移動を始め、次々に海に飛び込んで溺れ死ぬ。ま、実際にはレミングはこのようにして自殺しないことが判明したのだが、イメージ的にわかりやすいので、未だにLemming Effectと呼んでたりする。

今回のような疫病騒ぎで恐怖にかられた人々は、頭の中が真っ白状態。その状態でテレビやネット上でスーパーの棚が空っぽになっているのを繰り返し見たりしたため、「こりゃ大変!もしものときのためになにか買い置きしなければ!」という衝動にかられてしまう。食料品は消費期限があるからそんなにためておけないが、トイレットペーパーなら腐らないし値段も手頃。しかも、カサがあるので、家に積んでおけば「これだけ準備したんだから、我が家は大丈夫」と、ビジュアル的に妙な安心感をもたらしてくれる。

こうしてペーパーを買い漁る人々が出てきて、それを見た人々が「うちも買わなきゃ!」と買い占め出し、売り切れの店が続出するとさらに人々はパニックし。。。

なんのことはない、人間サマも結局はネズミと同じレベルなのだ。

今は何でも一人一個まで、と制限されているが、そうでないころは一人でペーパーの大袋を4つもカートいっぱいに入れている人がいて、「あんた、そんなにウンコするの?」とつっこみたくなるほどだった。1970年代の石油ショックでも、洗剤やトイレットペーパーが店頭から消えたことがあった。私はほんの子供だったけど。

私はコロナなんぞ怖くもなんともないし、我が家には十分なペーパーのストックがあるので心配してない。が、買い占めをめぐって人々の乱闘事件が相次いだため、どこのスーパーも警備員を店内の各所に配置し、厳戒態勢の中を買い物しなければならないこの頃である。昔のソ連とか共産圏も、こんなかんじだったのだろうか。ちっ、買い物の楽しみが減ったよ。



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