TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

だから鵜呑みにしちゃダメ

2004-11-15 12:30:47 | インポート
コロラド州のフィラリア事情を調べていて、おもしろいことがわかる。

キーワードを入れてGoogle検索して出てきたものにかたっぱしからあたってみると、
獣医が書いたものはどれも同じことを言っている。

「コロラドは気候的に蚊の季節が短く、かつてはフィラリア被害がすくない地域と
認識されていた。しかし、気候の変化にともない年々フィラリア被害が深刻化
している。なので通年フィラリア予防が必要である」

ふ?ん。へ?え。

深刻化って、どのくらい深刻なのか?
誰もハッキリとしたデータを出していない。そこで、もっと掘り下げてみた。
ヒットしたのは、コロラド大学VDLの研究結果。きちんとした数字を出している
のはここだけだ。

二度にわたる調査の結果、2500頭のうち4種の抗原検査で陽性と出た犬は1頭だった。
しかしKnotts検査では陰性で、X線所見でも異常は見られなかった。
そしてレポートはこのように終わっている。
...This indicates that heartworm has not increased along the Front Range
of Colorado since the 1990 survey.

ふ?ん。へ?え。

獣医さんの言う深刻化って、こういうことなのね。
これを一大事ととるか否かは人によると思うけども。
素直な連中が相手だと、だまくらかして金を巻き上げるのって簡単だねえ。


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