TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Fly MeTo The Moon

2007-08-21 21:31:38 | インポート
時の流れが加速度的に速くなっていくのを感じる。

山口小夜子さんが亡くなった。
今でも鮮やかに思い出す、資生堂のポスター。化粧品屋のおばさんにねだって
いただいてきて、壁に飾った。徹子の部屋に小夜子さんが出ると知って、
仮病を使って学校を早退してテレビにかじりついた。彼女の真似をして、
髪をボブにしたことも。an anを初めて買ったのは、表紙に彼女がTalking
Heads のDavid Byrneと一緒に出てたからだ。

パリコレのモデルという流行の最先端をいく仕事をこなしながらも、とても
古風な日本女性らしい日本女性だったように思う。

先月初めには、同時通訳者の西山千先生が亡くなった。
サイマルのお友達は実際に先生がお仕事で通訳なさるのを拝見したことがある
と、そのときの様子を語ってくれたことがある。当時すでに高齢であったが、
とうとうとよどみなく訳出される言葉の格調の高さ。

たくさんの人が去っていった今年の夏。
今夜は夫と犬とで、バックヤードのテーブルで夕食をとった。
日中の暑さがウソのようなひんやりとした空気。空を見上げると、明るい月
と輝く星。あの空のどこかに、みんながいるのだろうか。空のかなたからこの
地球を見れば、私たちなんて塵のようなものだろう。

星の間から、ひときわ強く光るものがあらわれ、夜空を横切っていく。
その後方には、やや小さな光がやはり強いビームを出しつつついていく。
あれはなんだろうね?と夫と話しているうちに、また星の間に消えていった。

未確認飛行物体。
ニューメキシコのロズウェルに飛んでいったのか(笑)
広い宇宙なのだから、私たち地球人以外の生命体が存在しても決して不思議
ではない。


お留守番の瞳

2007-08-21 04:29:31 | インポート
今週末は競技会。

いつもならこの時期、カナディアン・チャンピオンシップのためカナダに帰って
いるのだが、今年の開催地はさすがに遠くて行かれないので、地元の競技会
に出ることにした。8月の猛暑の中どうなることかと思っていたが、やはり
暑くてしんどかった。もう夏のアウトドア競技は出るの止めよう。

あまり暑すぎて棄権する犬が多かった。うちも一日4走しかしなかったし、
練習のつもりで、犬の負担にならないようのんびり走ったので、タイムフォルト
ばかりとって結局Qは一つだけ。日曜のR1は、0.09秒の差でNQだ。
くやしいが、仕方ない。

競技者のなかにはものすごいシリアスにガンガン走っているのがいて、びっくり
する。犬の体のことなど気にならないのだろうか。そのうちの一人は、自分
の子供たち(人間)も連れてきてたが、2歳くらいの娘に向かい「ほら、今
リングで走っている男の子を見てごらん。ジュニア・ハンドラーよ。(ジュニア
は18歳未満の若いハンドラーのこと)お前の将来の姿よ」

オムツもとれてない赤ん坊にそんなこと言ったって(爆)
なんか日本の教育ママみたい。「お爺様もお父様も東大から官僚なのよ、お前
もその跡を継ぐのよ!」みたいな。

テント設置を手伝った犬友達は、今日はシェルティだけを連れて来た。
彼女は他にも2頭の雑種がいて、みなアジリティをやっている。そのうちの
一頭はTABIのUSDAAチームメイトだ。だが今、彼女は二年前に買ったこの
シェルティに首ったけ。競技にも練習にもセラピー・デモにも、この子だけ
連れて来るようになった。「この子にはチャンピオン・タイトルをとらせる」
と期待が大きい。

他の子たちは家でお留守番。
「犬は事情がわからないから平気」とみな言うが、そうだろうか。飼い主の
関心が、自分から他の犬に移ってしまったことは絶対気づいているはずだ。
餌やオヤツ、オモチャもこの「新しい期待の星」と差があるのだから、
愛情の差をわからないはずはない。そのあたりを犬はどう受け止めるのだろう。
男が新しい恋人のもとへ去っていくのを見送る女みたいな心境なのか。

お留守番の犬たちを思うと、胸がキュっと痛む。
TABI、ママはお前にはそんな思いをさせないよ。


豊作の夏

2007-08-21 03:53:12 | インポート
ここのところ連日、日中は灼熱、夕方は激しい雷雨。

なんとも荒々しい気候だ。
しかし、そのおかげか家庭菜園の野菜やハーブは豊作。
ズッキーニもトマトも豆も、みなすくすく育っている。毎日の献立に、菜園
からの野菜やハーブが並ぶ。やっぱりとれたての味は抜群である。

日本のお友達が送ってくれた、珍しい綿の種も芽を出し、順調に伸びている。
2メートル近くになったひまわりも、もうすぐ花を咲かせそうだ。
いずれ種は、庭に集まる鳥たちの良い餌となるだろう。

そんな庭の木陰で、すやすやと昼寝するTABI。
どんな夢を見ているのだろうか。