「アボカドは犬に毒性がある」というご指摘をいただいた。
TABIのことを心配していただいて、とてもうれしい。
ご意見をいただくとブログを書く励みにもなる。どうもありがとうございます。
さてこの機会に、犬に毒だと言われる食べ物について書いてみようと思う。
アボカドがダメという話題は、数年前から犬リストで何度となく上がっては消えることを繰り返している。ASPCAがそう警告し出したのと、アメリカやカナダにはアボカド入りのドッグフードがあり、それを食べさせている犬飼いがパニックにおちいったためである。これは話し出すととても長くなるので省略するが、簡単に言うとASPCAのこのページのとおりである。
そのページでは、「アボカドは鳥には毒性が高いが、犬は食べてもせいぜい下痢したり吐いたりする程度」と説明している。つまり、アボカドを犬がつまみ食いしたからといってあわてて獣医へ飛び込む必要はない。
アボカド(実だけでなく、葉やタネなども)に含まれるpersinという成分に毒性があると言われ、とくに鳥には良くないらしい。アボカドは脂肪分が多いため、食べ過ぎると太るしお腹をこわすことはあるかもしれない。また、人間に食べ物アレルギーがあるように、犬によっては特定の食べ物に対しアレルギー反応を起こすことはある。アボカドが体に合わない犬は、いるかもしれない。アボカドの種が大きいので、丸呑みしたら喉につかえる可能性は高い。ま、それはなにもアボカドに限ったことではないが。
しかし前回も書いたがドッグフードのAvodermにはアボカド由来の脂が入っており、お友達の犬でコレを常食している子がけっこういる。アボカドが特産のカリフォルニアでは、自宅の庭にアボカドの木があったりする。そこのお宅では、ペットの犬達が地面に落ちたアボカドを喜んで食べているが、みな元気である。うちのTABIも、一昨日はけっこうアボカドを食べたがとくにお腹をこわしたりせず、昨日も今日も元気にハイキング行ったり海で泳いだりした。
アボカド好きな犬は多くて、サンドイッチに入っているアボカドのスライスを自分の犬にあげる飼い主をよくアウトドア・カフェで見かける。私はアジリティ競技のおかげでカナダ・アメリカのあちこちに犬友だちがごまんといるが、アボカドで病気になったり死んだりした犬の話は、過去10年近い競技生活で全く聞いたことがない。
ここに、アボカド農場の飼い犬がアボカドを美味しそうに食べる様子が紹介されている。
アボカドだけでなく、犬に毒だと言われるもので有名なのは玉ネギ、チョコレート、レーズンだ。
これらも、犬が一口食べたら死ぬかというとそうではない。食べてもなんともない犬はいっぱいいるし、うちのTABIもたまに食べるが全く平気で、今年13歳になるが元気である。
他に犬に毒だと言われるものをあげると、「こんなものまで!」というのがたくさんある。
ニンニク、トマト、塩、レバー、ナツメグ、マカダミアナッツ、きのこ、動物の油脂、魚、コーヒー、ビールなど酒類、桃、柿、卵、砂糖、パン(イースト発酵のもの) 、穀類全般(米、小麦など)etc, etc.
どれも確かに量を過ごせば、私達人間にだって良くないだろう。しかし、致死量まで食べるにはかなりの努力が必要で、私なら途中でギブアップするだろう。それに、「犬に毒」と言われるものを完全に取り除こうとしたら、食べさせるものは市販のドッグフード以外に何もなくなってしまう。「だから、市販のドッグフードが一番安全なんですよ」というセールストークが目的なのかもしれないが、そのために「コレコレを食べた犬が死んだ」というウワサを流しているとしたら、こっちのほうが問題だと思う。
さらに今後も、「アレが犬に毒だ」という新物質(?)が発見されるだろう。リストは長くなるばかりである。
今は安全とされている食べ物も、来年には「毒だ」と言われるかもしれない。
私は個人的には、「犬に毒云々」情報はそれほど気にしていない。
要は、なんでも量を過ごさないことだと思っている。
どーしても納得できない方は、自分の犬には食べさせないのが一番だろう。
TABIのことを心配していただいて、とてもうれしい。
ご意見をいただくとブログを書く励みにもなる。どうもありがとうございます。
さてこの機会に、犬に毒だと言われる食べ物について書いてみようと思う。
アボカドがダメという話題は、数年前から犬リストで何度となく上がっては消えることを繰り返している。ASPCAがそう警告し出したのと、アメリカやカナダにはアボカド入りのドッグフードがあり、それを食べさせている犬飼いがパニックにおちいったためである。これは話し出すととても長くなるので省略するが、簡単に言うとASPCAのこのページのとおりである。
そのページでは、「アボカドは鳥には毒性が高いが、犬は食べてもせいぜい下痢したり吐いたりする程度」と説明している。つまり、アボカドを犬がつまみ食いしたからといってあわてて獣医へ飛び込む必要はない。
アボカド(実だけでなく、葉やタネなども)に含まれるpersinという成分に毒性があると言われ、とくに鳥には良くないらしい。アボカドは脂肪分が多いため、食べ過ぎると太るしお腹をこわすことはあるかもしれない。また、人間に食べ物アレルギーがあるように、犬によっては特定の食べ物に対しアレルギー反応を起こすことはある。アボカドが体に合わない犬は、いるかもしれない。アボカドの種が大きいので、丸呑みしたら喉につかえる可能性は高い。ま、それはなにもアボカドに限ったことではないが。
しかし前回も書いたがドッグフードのAvodermにはアボカド由来の脂が入っており、お友達の犬でコレを常食している子がけっこういる。アボカドが特産のカリフォルニアでは、自宅の庭にアボカドの木があったりする。そこのお宅では、ペットの犬達が地面に落ちたアボカドを喜んで食べているが、みな元気である。うちのTABIも、一昨日はけっこうアボカドを食べたがとくにお腹をこわしたりせず、昨日も今日も元気にハイキング行ったり海で泳いだりした。
アボカド好きな犬は多くて、サンドイッチに入っているアボカドのスライスを自分の犬にあげる飼い主をよくアウトドア・カフェで見かける。私はアジリティ競技のおかげでカナダ・アメリカのあちこちに犬友だちがごまんといるが、アボカドで病気になったり死んだりした犬の話は、過去10年近い競技生活で全く聞いたことがない。
ここに、アボカド農場の飼い犬がアボカドを美味しそうに食べる様子が紹介されている。
アボカドだけでなく、犬に毒だと言われるもので有名なのは玉ネギ、チョコレート、レーズンだ。
これらも、犬が一口食べたら死ぬかというとそうではない。食べてもなんともない犬はいっぱいいるし、うちのTABIもたまに食べるが全く平気で、今年13歳になるが元気である。
他に犬に毒だと言われるものをあげると、「こんなものまで!」というのがたくさんある。
ニンニク、トマト、塩、レバー、ナツメグ、マカダミアナッツ、きのこ、動物の油脂、魚、コーヒー、ビールなど酒類、桃、柿、卵、砂糖、パン(イースト発酵のもの) 、穀類全般(米、小麦など)etc, etc.
どれも確かに量を過ごせば、私達人間にだって良くないだろう。しかし、致死量まで食べるにはかなりの努力が必要で、私なら途中でギブアップするだろう。それに、「犬に毒」と言われるものを完全に取り除こうとしたら、食べさせるものは市販のドッグフード以外に何もなくなってしまう。「だから、市販のドッグフードが一番安全なんですよ」というセールストークが目的なのかもしれないが、そのために「コレコレを食べた犬が死んだ」というウワサを流しているとしたら、こっちのほうが問題だと思う。
さらに今後も、「アレが犬に毒だ」という新物質(?)が発見されるだろう。リストは長くなるばかりである。
今は安全とされている食べ物も、来年には「毒だ」と言われるかもしれない。
私は個人的には、「犬に毒云々」情報はそれほど気にしていない。
要は、なんでも量を過ごさないことだと思っている。
どーしても納得できない方は、自分の犬には食べさせないのが一番だろう。