夏の終わりを告げる、ひまわりの鮮やかな黄色。
LeeValleyでもらったひまわりの種を、家の周囲にぐるりと30箇所以上まいた。すぐに芽が出て、みんな20センチくらいに育ったところで、夫が芝刈り機で全部切ってしまった。彼は園芸の知識が全くないので、どれが雑草でどれが園芸種なのか区別がつかないのだ。
私はガッカリ。
が、それから二週間くらいたって、同じ場所からいくつかひまわりが芽出ししているのを発見。早くに芽を出したのは全滅してしまったが、遅く出てきたのは生き残ったのだ。その中でも勢いのいいのを一本だけ鉢植えにして、パティオで育てることにした。夫の芝刈り機から守るためだ。
育つかどうかわからなかったが、虫食いもなく、思いがけなくスクスクと育った。1メートルほどになったところで、植木鉢では上部を支えきれないので、コンポストのすぐ隣に地植えしてあげた。そこなら、芝刈り機が届かないので、夫が間違って切ってしまう危険がないからだ。その後も順調に育ち、小さな蕾が中心部に見えてきた。今年は冷夏で、ひまわりにはつらい気候だが、ぜひ霜が降りる前に花を咲かせて欲しいと思った。
先日、一泊旅行から帰宅したら、地植えしたひまわりが咲いていた!
ほんとに咲いたばっかりらしく、中心部がまだ青い。それでも、すでにミツバチが。やっと会えたね、よくがんばったね。
このひまわりが教えてくれたのは、必ずしも一番乗りが勝つのではないということ。遅咲きには遅咲きの利点があり、「ウサギと亀」の例えではないが、ゆっくり着実に伸びるものが最後には目的に達するのである。それを私に教えるために、すぐ芽を出したひまわりは自ら犠牲となり、この生き残りのひまわりはスクスクと育っている。自然とは、なんと慈悲深く、賢いのだろうか。ありがたいことである。
ぜひ種を充実させて採取し、来年はまたひまわりを植えてみたい。
魔の芝刈り機から守るための工夫をしなくちゃね。😁