まさに、男の中の男。
アメリカのプロフットボール選手、Cole Beasley (現在はNFL Buffalo Bills で活躍)が、コロナのワクチンを断固として拒否する声明を出して話題になっている。
アメフトに限らずプロ選手は現在、それぞれ非常に厳しいコロナ制約を強いられている。度重なる検査、マスク着用の強要(動きの激しいスポーツ選手にマスクってのが、そもそも論外)、チームのメンバーとの距離を保つ、サウナに一緒に入れないなどなど。いずれもその規制を支持する科学的根拠に欠け、その規則のおかげで選手たちが精神的にも身体的にも疲弊しているのが実情だ。
さらに最近は、選手全員にコロナワクチンの接種が強要されている。
いちおう「接種のおすすめ」という言い方なのだが、打たないと遠征中にチームのみんなと一緒にご飯も食べさせてもらえないし、ものすごい差別待遇が待っている。「無理強いはしてませんよー」と言いながら、ムチでバシバシひっぱたくのと同じことやってるのだ。
それでもお上にたてついたらクビになるのが怖くて、みんな黙っていたわけだが、ついに立ち上がったのがBeasley。
“I’m not going to take meds for a leg that isn’t broken. I’d rather take my chances with Covid and build up my immunity that way. Eat better. Drink water. Exercise and do what I think is necessary to be a healthy individual. That is MY CHOICE based on MY experience and what I think is best.”
「体にいいものを食べ、水分を十分とり、運動して健康になるように努め免疫力を高めることのほうが大事だ」って、確かにそのとおりだよね。そういう努力もしないでワクチン打って「これで無敵!」って考えるやつのほうが、どうかしてるよ。接種してもコロナにかかるやつがいっぱいいるのに、打つことに固執するのはなぜか、少し考えればわかるだろう。
もちろん出る杭は打たれるので、彼はこのことでアメフト選手生命を絶たれる可能性はある。それについて彼は、「引退しろというなら、それでもいい。お金より大事なものがある」とキッパリ。
ま、彼ぐらいの大物はいつ引退してもいいくらいお金はあるから、こういうことが言えるんだけどね。彼のチームメイトも彼の意見に同意する人が多いが、やはりまだ家族のことを考えると何も言えないのだそうだ。
お金のことはさておき、「これが俺の選択だ!」とキッパリ言える男らしい男が、今の世の中どれだけ残っているのか?砂丘に落としたコンタクトレンズを見つけるより、難しいと思うなあ。