オイ、誰か言ってやれよ…

久しぶりの近所の森へお散歩、大はしゃぎのTABI。

湖にさしかかると、向こうから品の良い老婦人が犬を連れてくるのが見えた。
コーギーだな、と思ったがそばで見たらなんか違う。
「この子は純血のパピヨンなのよ」と老婦人。

え?！！うそ？！
24ポンドもあるパピヨンなんて見たことないぞ。たいてい10ポンド前後だ。
パピヨンらしさをかもし出しているのは、尻尾だけ。特徴ある蝶のような耳も
ないし、頭部の形・アングルのない後部・目立つ短足・コートは誰が見たって
コーギーだ。絶対なんかの間違いだよ。

「ブリーダーの話では、この子は特別大きく生まれついてしまったらしいの」
と、人の良さそうな夫人は言う。そりゃだまされたんでは…と思わず口をついて
出そうになるのをこらえる。パピヨンがコーギーと浮気してできた不肖の子、
という線が当たっていそうな気が。

ブリーダーからいくらで買い取ったのか知らないが、悪いやつにつかまったね。
そんでも血統書はついてるし、書類上はこの子は立派なパピヨンなわけだ。
ケネルクラブっていいかげんだから…（笑）

ま、素性がなんであれお互い幸せならいいんじゃない。