TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

年をとるということ

2007-09-16 05:08:12 | インポート
久しぶりに東京の実家に電話してみたら、母が入院したという。

夜半に急に具合が悪くなって、父が救急車を呼び、病院へ。この病院は私も
子供のころ喘息発作で何度もお世話になってるし、父も怪我で入院したことが
あり、おなじみ。ま、医者とか看護婦とかはどんどん変るので顔見知りは
もういないが。とくに上手ってわけではないが、救急指定だし総合だし、
近所にあると便利な病院である。

入院したのはちょうど先週、私たちが犬と遊んでいたころで(笑)、今は
退院して車椅子で動いているらしい。幸いにも父が老齢ながら元気なので、
日常のことは彼がひととおりやっている。私もしょっちゅう帰れる距離では
ないので、今回は父にがんばってもらうしかない。

母本人も電話に出たが、弱気なことを口走るわりにはすぐには死にそうにも
ない様子である。こういうタイプの女は、意外と長生きするのだ。いつもの
ようにたっぷりと愚痴を聞かされ(だから実家に電話するのはヤなんだよ)、
このぶんじゃ当分お迎えに来ないな、と確認して受話器を置いた。

母は、心理的ストレスが高じて本当に病気になってしまうタイプだ。
本人は仮病を使っているつもりはないし、病気そのものは本当なのだが、その
根本にあるのは「かまって欲しい」という訴えである。それはよく子供にも
出る。長い間一人っ子でちやほやされてたのに、急に下の子が生まれて両親の
関心がそっちにいってしまった場合に、上の子が病弱になってしまうことがある。
犬にも、似たようなケースが起こる。

こういう場合、患っている病気の治療だけでなく、心理的なストレスを軽減
する努力を周囲がしなければならない。愚痴を聞いてやるのも、一つの方法だ。

だけどさ。
娘の私だっていつまで若くないし、自分の家族の世話もある。一から十まで
親に頼られても、物理的にも体力的にも限界がある。里帰り時には、両親が
安心して暮らせるようあらゆる交渉ごとや書類手続きなど一切を済ませている。
それも夫の理解があってのことである。

母が私の年齢だったころは、自分の家族のことで一杯で、親の世話どころか
裕福な祖母のもとへはお小遣いをもらいに日帰りで顔を出すだけだった。
それを思い出して、もっとオトナになってよ、お母さん。


秋の気配

2007-09-15 13:51:34 | インポート
外の空気がすっかり秋色。

ここは山だからだろうか、季節ごとの色合いがそれぞれハッキリ違う。
夏が終わると、あたりはすっかりオレンジ色の光につつまれる。
キーンと冷たい空気の中を、犬と歩いていると、遠くに見える山脈が秋色に
装いをだんだんと変えていくのが見える。

秋はもともと好きな季節だったが、今では夏が過ぎてしまうのは悲しい。
犬を飼うようになってアウトドア系になったせいか、夏のいろんな楽しい
思い出があせてしまうようで、秋の始まりはなんとも寂しい。

いろいろ美味しいものが出回るのも秋だし、それなりに楽しみはあるんだけど。
あ、TABIはダイエット中だからおすそわけはダメね。


ダイエット日記

2007-09-13 13:57:24 | インポート
TABIにとっては災難なニュース(笑)。

連休に行われたアジリティ競技会で、TABIは0.03秒の差でエリート・ジャンパース
のQを逃してしまった。く?や?し?!ま、その前にタイトルはとったから
いいんだけど。100分の3秒の差。まばたきする間である。ちょっとSTC厳しすぎ。

そのことをLauriに言ったら、「体重を落とすのよ!」

この子は肥満ではない。が、わずか数グラムの体重差が100分の1秒の差となって
影響する。オリンピックの短距離走者に余分な脂肪が全くないのは、そういう
ことだ。

つーことで、今日からダイエット。
ウェブ上で成果を記録できるのを見つけたので、始めてみる。
http://slimfit.jp/?m=pc&a=page_f_home&target_c_member_id=83

が、このプログラムははっきり言って厳しすぎる。一ヶ月で理想体重に落とす
ように出てしまった。もともとデブデブのペットのために作られたプログラム
だから、そこは仕方がない。TABIの場合、現役の競技犬だし、筋肉を落とさず
に体重を減らさねばならず、従って通常の肥満犬の減量とは事情が違う。
脂肪そのものがもともと少ないのだから、そんなに体重が劇的に落ちない。

だけどま、参考程度に見ていればいいし、簡単だしね。
さあTABI、がんばろう!


食わず嫌い

2007-09-11 06:13:27 | インポート
なにごとも柔軟性が大事。

こないだの旅行先は、標高がめちゃ高く酸素が薄い上、超乾燥地域で紫外線
が強烈という、お肌にとっては過酷な地域。手とかすぐガサガサになって
しまう。泊まったホテルのアメニティはかなり充実していて、ローション
などもたっぷりあったので、試しに使ってみた。

ホテルの特製ボトルに入っているが、中身はそのへんの薬局でも手に入る
いわゆるドラッグストア・ブランド。あんまり期待してなかったが、これが
効くこと!一回でツルツル。

あんまり気に入ったので、帰宅してからもお風呂上りに使っている。
これまでこーゆーのはバカにして使ったことがなかった。自然化粧品とか、
高いのばっかり手を出してた。確かに、保存料にパラベンを使っていたり
石油由来の原料が多く安価な製品ではある。香料も私の好みではない。

だけどさ。
いくら自然で安全で貴重な有効成分が入ってるとか言っても、効かなきゃ
どうしようもないじゃん!

私は一般の女と違い、プラシーボ効果があまり期待できないタイプ。
「この化粧品は外国製だし高価だから、きっと効くんだわ!」とか、気分を
盛り上げてなんとなく効いている雰囲気になどなれない。得なのか損なのか
よくわからない、と自分でも思う。

なんでも試してみることね。偏見を持たずに。


大切なもの

2007-09-08 14:03:54 | インポート
スーパーで夫と買い物してたら、おもしろいオジサンに会った。

歳は70代くらいか。なんか話好きで、終戦後に日本人収容所を出て栄養失調
でフラフラの日本人家族をかくまって養生させた話などしてくれた。

長年連れ添った奥さんは、脳腫瘍であっという間に亡くなった。
そしてそのすぐあとに、息子があとを追うように病気で亡くなったという。
「失ってみて初めて、いかに大切な人だったかがわかる」と、しみじみ。

月並みな表現ではあるが、本当だ。