TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

不思議な世代

2013-01-14 15:01:22 | カナダ話題
今の若い人は、というといきなり年とった感じがしてイヤなのだが。

アルバイトでスーパーのレジを打つ若い男の子、レジを打ちながらスマートフォンでメッセージを打っている。良く言えばすごい器用、悪く言えば「仕事をなんだと思ってんだ!」

まあ今はみんなバーコードでピッ、なのでレジの間違いは少ない。日本と違って現金で支払う客が少ないこちらでは、全てカードで認証だから、おつりの計算なんか必要ない。だからロボットでもできる仕事ではある。

今の時代、コンピュータ関連機器が数多く出ていて家中にケータイだのタブレットだのノートだのがゴロゴロしているのが当たり前。

うちの夫も、リビングでテレビを見ながらタブレットでゲームをやり、同時にブラックベリーでメールをチェック、おまけに友達からかかってきた電話に出てスピーカーフォンで話してたりする。頭が混乱しないのか?すごい同時進行だ。

彼は今も、書斎で私のとなりの机で、同時進行中。
メカ好きな彼は自分用のコンピュータを書斎に二台置き、大型モニターも二台。それで何をやるかっていうと、ゲームと映画だ。片方のモニターには映画、もう片方ではネット、ヘッドフォンで音楽を聴きながら、タブレットでゲームをやっている。

「そんなんで、ストーリーとかわかるの?」と私が聞くと、「いまどきの映画とかテレビなんて、話の筋はたかが知れてるから集中して観なくたってわかる」と言う。

まあ本人がいいなら何も言うことはないかもしれない。
だけど、こういう人間がどんどん増えてるんだよね。


最近よく聴く音楽

2013-01-13 16:40:58 | その他
疲れをいやすのには、これ

飛行機の中でつまみ食いする象がカワイイ。

今日はご近所の犬友達のうちへお呼ばれ。
夕方に普段は飲まないコーヒーを二杯も飲んだのに、疲れて眠くてフラフラしている。あ~早く終わってスッキリしたい!


Brevity of Life

2013-01-10 08:33:56 | カナダ話題
カナダの北に、何千年も前からバイソン狩をして生きのびてきた狼の群れがある。

狼の中でも大柄なこの個体は、群れのメンバーが協力して大柄なバイソンをしとめる。バイソンは決して弱い草食獣ではないから、狩はいつも双方にとって死闘となる。標的になるのは、逃げ足の弱い赤ちゃんバイソンや老いたり病気で足腰の弱い個体だ。

自らも乳飲み子が巣で待っているアルファ雌の狼は、群れから離れてしまった赤ちゃんバイソンを追い詰める。母親が探しに来る前に、仕留めてしまおうとあせる。そこへ、母親バイソンが群れを離れる危険をおかしながらも子供を救いに来る。

母親VS母親。

どちらも、自分の子供のために譲れない。この気持ち、わかるな~。私も、TABIのためなら闘うもの。

結果は、母バイソンの勝ち。
雌狼は一時退散。しかし、重症を負った赤ちゃんは動けない。母は、丸一日そばを離れない。が、赤ちゃんの命はやがて尽きる。母バイソンが群れに向かって去るのを見届け、雌狼は獲物を口にする。バイソンの犠牲は、狼の宴。双方を救うことはできない、野生の掟。

一方、二週間以上も獲物を仕留めることができないでいる群れのアルファ雄狼は、成人した息子達を連れてバイソンの群れを探す。ついに見つけた大きな群れ。狼達は、後方から追いかけてバイソンを混乱に誘う。

するとアルファは、突然追うのを中断して一目散に走り出した。

カメラマンも、この不可思議な行動に首をひねる。その先にあるのは、一体何か?

森の向こうには、群れから離れた二頭のバイソン。老いた雄と、若い成人の雄。たぶん、父子だろう。

狼達は彼らを追いかけるでもなく、ただ見守っている。
翌日、息絶えた老バイソンの肉をむさぼる狼の群れがいた。若いバイソンの姿はない。

アルファ狼は、老バイソンの命が尽きるのをかぎつけたのだろう。獲物が逃げることもできない状態なのを確認し、死が訪れるのを静かに待った。老バイソンに争った痕跡はない。彼は、自らの死が近いこと、その死が狼の群れを救うことも承知していたのだ。アルファ狼は、狩に無駄なエネルギーを費やさないことと、老バイソンの死を敬うことを選択した。おそらく、彼は彼の父からこうしたことを学び、さらに彼の息子達へ伝承したかったのだろう。

獲物とハンターという関係にありながら、双方を尊敬する野生動物たち。

生きていくということは、他者の命をいただくことである。それは人間も同じ。そこに驕りがあってはならない。野生動物の群れに、そうしたことを学ぶ。


暖炉の癒し

2013-01-08 09:05:18 | TABIと暮らす日々
朝から降っていた雨が、午後になってぼたん雪に変わった。

この雪は、積もることのないタイプ。
でも、冬空に雪とくればやはり暖炉に火をともしたくなる。



暖炉の火には、気持ちをなごませる効果があると言われる。

今でも、超モダンなデザインのリビングにさえ暖炉を置く人が多い。壁掛け式のインテリア暖炉だったり、北欧風の薪暖炉だったり。昔と違って煙が屋内にこもったりしないし、ファンをとりつけて暖炉の温風を部屋に送れるようにし暖房の足しにすることができる。うちも、ファンがついているから暖炉をつけるとリビングが暖かい。

TABIは、子犬の頃から暖炉の前でお昼寝するのが好き。
なので、どの家に引っ越しても暖炉の前にはTABI用のベッドや羊毛ラグを置いている。

外で雪まみれになって遊んで来て、暖炉の前で丸くなって眠るTABIの寝顔がかわいくて、デジカメで撮り続けたらいっぱい画像がたまってしまった(笑)。他人にとっては全く価値がない画像なんだけど、私には宝物の画像。