「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

チバテレ太陽放送12/21=タンクローリーが愛の暴走、ロッキーは止められるのか?

2018-12-20 06:49:47 | ビバ!チバテレビ
チバテレ、あすの太陽放送です。

【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編

12/21(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第348話 愛の暴走

第358話 54.06.08 愛の暴走 (ロッキー)

ゲスト:中西良太
 石田えり
 河西健司
 吉宮和幸 櫛田拳三 吉田宏靖 新宅明 加藤茂雄 鈴木実 前田克典 後藤義彦 荒井光信

脚本:小川英 尾西兼一
監督:児玉進

病院で診察してもらったロッキーは偶然、その病院の看護婦・洋子が若い男にナイフを突きつけられ駐車してあったタンクローリーに連れ込まれる騒ぎに出くわし、そのローリーを追いかけ乗り込むことに成功した。
間もなく一係も動き出し、若い男もローリーのナンバーから森本と判明、タンクの中にはガソリン(劇中ではトルエン)が満載されており、九州まで直行できる燃料も積んでいた。さらに一係では背後関係を洗い出しを急いだ。
ロッキーは、街中で事故を起こせば一大惨事になると必死に森本を説得するが、森本は憑りつかれたように車をブッ飛ばした。そしてとうとう若い男が乗るオートバイに接触し、負傷させてしまう。
一係の調べで、数日前に森本が洋子の目の前で杉浦らの暴走族に殴られて散々な目に遭っていたことを突き止めた。
洋子は杉浦に惚れており、つきまとう森本をみんなで殴りつけたのだ。洋子の心変わりを知った森本は、彼女を一人占めするために思い詰めて犯行に及んだのだ。
一方、杉浦たちは森本のローリーが接触したバイクで負傷した男が仲間と知り、森本を殺そうとローリーを追いかけた。
その頃、ひそかにローリーを尾行していたゴリさんたちだったが、森本の感情の起伏の激しさを警戒していた、それは説得するロッキーも同じだったが、そのうち杉浦たちもローリーに追いつき、やむおえずゴリさんたちは覆面車のパトランプを鳴らさざるおえなくなり、一層森本が激昂してしまうが・・・。

太陽中毒御用達の一編(^_^;)
やっと本格使用が開始されて間もない「ボス愛のテーマ」をバックに森本へのラブレターを洋子に読むよう強制する森本・・・・。
「珍」名シーンであります。人へのラブレターを充てた人が読み、それをロッキーが聞くという、なんとも気の毒な・・・。(記憶すり替え爆発を訂正しました・・・そうだ、洋子のラブレターだった・・・)
ただ、逆にこのシーンが無かったらこの話は「愛の暴走ロードムービー」にしかならないし(^_^;)
もう一つは、ロードムービーなので覆面車などのカーアクションも見どころだったりします。
覆面車で中古車としては長期使用になったスプリンター・クーペSTは今回トランクロックが破損したためか、これで見納めです。
(たぶん、カメラマンをトランクルームに乗せて撮影していたからかと。)
それにしてもこのクーペST、20年ぐらい前まではトレノだと思ってましたが、再放送でSTだったの!?とびっくりした個体でした(^_^;)
というか、BGMの選曲もいいし、石田りえさんの初々しさも良い。ゴリパンチ炸裂もいい。殿下の柄ネクタイもいい。ちらっと映るマツダK360もいい、ふそうのローリーもいい?

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チバテレ太陽放送12/14=殿下の「計画」が悪用される!

2018-12-13 06:52:22 | ビバ!チバテレビ
チバテレ、あすの太陽放送です。

【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編

12/14(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第347話 犯罪スケジュール

第357話 54.06.01 犯罪スケジュール (殿下)

ゲスト:片岡五郎
 酒井昭 東条きよし 嶋めぐみ
 田口計
 幸田宗丸 高崎良三 宗近晴見
 大矢兼臣 高松政雄 若原初子 小坂生男 森下明 渡辺真六 武田倫一 岩本照雄

脚本:中村勝行 小川英
監督:児玉進

森田倉庫に時限爆弾が仕掛けられたという通報を受けた一係では、現場に急行し爆発物を処理したが、時限爆弾は偽物だった。
犯人は内部事情に詳しいものとみられたが、犯行の理由は見当もつかない。
この騒ぎに驚いた森田倉庫の管理部長・芝岡は、ボスに防犯訓練の協力を要請、数日後、防犯訓練が実施されることになり、殿下がプランを立て芝岡と打ち合わせを行った。この件に関して、森田倉庫側には芝岡以外は細かいスケジュールは知らせなかった。
ところが当日、倉庫近くに待機していた殿下が何者かに襲撃され気絶・監禁され、犯人たちは殿下の覆面車を奪い刑事に化け侵入、まんまと貴金属や株券など総額2,600万円倉庫から盗んで逃走した。
犯人たちは盗品を質屋か加工業者へ売り渡すと考えられ、一係では徹底的に業者を当たったところ、三人組の犯人のうち主犯格の相沢を除く2人が逮捕され、盗品はすべて回収された。ところが届出被害額より6,000万円も多いことが判明した。
その差額は、半年前に経営する建設会社が倒産した平島が所有する有価証券であり、さらに犯人たちの目的はその平島の隠し財産を暴くことが目的だったのだ。そして、平島に恨み持つ零細企業の吉村が逮捕されるが彼は無実だった。
しかし、犯人は相沢らのほかにもう一人いた・・・・。

一係の失態ということを考えると、かなり重大な方のエピソードなのですが・・・(^_^;)
結構周到に計画を立てた訓練だったのですが、何しろ現場に監督者(殿下)がいないので、あっさり強盗に入られてしまいます。
それに覆面車(クラウン)を奪われ、犯罪に使用されるというのも、奪われるのはあるものの、このように犯行使用はこれぐらいだったと思います。
犯行自体も異例であれば、動機も異例、それこそ巻き込まれた恰好の殿下は自分が利用されながらも、冷静に犯人を分析していきます。
ある意味、殿下の受難編なのですが、このころは既にベテラン刑事の域まで達していたので、やはり推理劇の要素の方が強くなっています。

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チバテレ・ボン&ロッキー編12/7=制服を悪用した犯人との対決にボン「炎上」

2018-12-07 01:54:28 | ビバ!チバテレビ
チバテレ、本日の太陽放送です。

【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編

12/7(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第346話 制服を狙え!

第356話 54.05.25 制服を狙え!(ボン)

セミレギュラー:横谷雄二(カメオ初登場)

ゲスト:井上高志 多宮建二
 小笠原弘 小倉雄三 北川陽一郎
 竹田光裕 松尾文人 鈴木恒 久保田鉄男 生沢雄史 乃母一平 宍原正義 義達勉 

脚本:杉村のぼる  小川英 原隆仁
監督:竹林進


非番でぶらぶらしていたボンは偶然、常東銀行の非常ベルが鳴ったと聞き、現場へ駆けつけた。
ところがその現場には既に2名の制服警官が駆けつけており、その1人は非常ベルの故障だとボンに報告してパトカーで去って行った。
しかし、非常ベルは本物で、あの制服警官が強盗犯人であるとすぐわかり、ボンはタクシーを拾って例のパトカーを追ったが、犯人の巧みな運転技術、さらにパトカーが本物であったために、ボンとボスとの交信が全部キャッチされて逃げられてしまった。
被害額は二億円、唯一の手がかりは犯人が威嚇射撃したときの弾丸だった。
一係では、犯人の中に車のスタントマンがいるらしいこと、警官の制服を利用していたということから、撮影所関係を徹底的に洗うことにした。
しかしボンは犯人の顔を見ていることから、犯人逮捕は時間の問題だと思われたが、捜査を進めるボンの様子がおかしい・・・どうやら制服に気を取られ犯人の顔が思い出せない・・・。
撮影所関係の捜査から、警官の衣装が2組盗まれていたことがわかり、14名のスタントマンのリストアップが完了し、地味な捜査が始まった。一人ひとりに当たるボンだったが、やはり犯人の顔は思い出せない。そんな時、ゴリさんが強盗犯と同じ拳銃を持った佐野という売人を逮捕、彼の証言で、スタントマンの一人・浜田が拳銃を買っていることが判り、浜田を逮捕したが、共犯については自白しない。しかもその浜田が七曲署内のトイレで殺されてしまう。
署内を捜索したボンは、目の前で白バイが走り去ろうとしたのを呼び止めたが、無視して走り去った。ボンは猛然と白バイを追ったが・・・。

殉職へのカウントダウンも始まり、報道的にも盛り上がってきたころのボン絶体絶命編、これほどの怪我を負うボンも珍しいですが、何気に殺意をむき出しにするボンも珍しいです。
これは、長くボン編を執筆なさっている杉村さんの技でもあると思いますが、ボンファンにとってはいろいろとたまらない要素が散りばめられております。
ただ、ボンの声が嗄れ気味なのは(二日酔い?)ご愛嬌です(^_^;)
制服というものの特性(というか匿名性)を逆手に取った犯罪と、それ故難なく犯罪を遂行する主犯にボンの怒りが爆発します。

今回は自動車事業部諸兄にも見どころ満載で、ブルーバードU白パト初登場にして片輪走行、ゴリさんのテーマをBGMに激走するハコスカ覆面車、そして大破(ギャランHTとサメサニーを台座にし)、炎上という見せ場もあります。
というよりも、一瞬火だるまになってしまうボンの方が・・・ということになると思いますが(^_^;)

後の吉野巡査、横谷さんがラストに登場しますが、あれは恐らくカメオ出演だったと思います。(レギュラーの『俺たちは天使だ!』は放送中)
ただ、これが縁でセミレギュラー入り(この時も『俺天』は放送中)したことは間違いないと思います。

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チバテレ太陽放送11/30=冤罪を立証するために他人の事件を捜査するボスの真意は

2018-11-29 00:23:01 | ビバ!チバテレビ
チバテレ、あすの太陽放送です。

【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編

11/30(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第345話 ボス

第355話 54.05.18 ボス (ボス・チーム)

ゲスト:北村和夫
    睦五郎
    三浦真弓
 井上博一 久米明
 汐路章 遠藤征慈 中田博久
 水谷貞雄 平沢公太郎 和沢昌治 澤木慶瑞 勝野勝 岡崎夏子 古田千鶴 柿沢邦彦
                                        
脚本:鎌田敏夫
監督:竹林進

ある日、ボスは死刑囚の坂田からぜひ会って欲しいと云われ、面会に出かけた。
坂田は8年前、一家四人を皆殺しにした凶悪犯で彼を逮捕したのがボスだった。
坂田は、共犯で10年の刑が確定している大村は無実だから助けてやってほしいとボスに懇願した。坂田を取り調べたのはボスの先輩刑事・杉山だった。杉山は犯人複数説を唱え、その為強引に大村を共犯に仕立て上げたと坂田は告白するものの、半信半疑のボスはまず杉山に面会した。
杉山とのやり取りで、大村の共犯説に疑いを持ったボスは、過去の事件でしかも権限外の仕事を勤務中に行うわけにはいかず、休暇届を出して事件の真相解明に挑んだ。
当然のごとくボスには様々な圧力がかかってきたが、ボスはそれに屈することなくまず、事件のあった8年前の11月1日の夜に大村が女と飲み屋に来たと証言し、のちに2日の夜に訂正した飲み屋のおやじにあたった。さらに当時、大村の女だったキャバレー勤めのよし江に事情を聞くが、なぜかこの二人とも真実を語ろうとはしなかった。
ボスの捜査に一係の刑事たちは勤務時間外か休暇をとって協力、最初は難色を示していた山さんは言葉とは裏腹に調べを進めていた。
そんな時、ボスの先輩である本庁の岩淵から呼び出され、ボスを本庁に呼びたい旨を伝える。しかし代わりに坂田事件から手を引くよう暗に匂わせた。
やがて山さんの調べで、叩き上げの杉山は、エリートで自分より若い磯部刑事が犯人単独説を唱えたのに対抗して、意地でも犯人複数説を証明すると息巻いていた事実が判った。
そして、飲み屋のおやじもよし江も杉山に弱みを握られていることが判った・・・。

鎌田敏夫さんの太陽最終作、なので太陽の最終回がこの作品であっても・・・・かなり説得力のある内容になっています。
自分が逮捕した男が共犯については無実だと今更ながら云われたボスが、1%でも無実の可能性があればそれは捜査しなければならないという信念に基づき、様々な弊害を乗り越えながら、真実を見つけ出します。しかし、その真実も立場によっては逆に弊害になる。信念を貫いて、間違いを訂正する難しさ、その信念に賭けるボスだからこそエリートコースから外れているというのを暗に提示する脚本は鎌田さんご自身が裕次郎さんのファンというところもありますが、ボスというキャラクターをここで提示し、深く理解し、もっと言えば愛しているようにも感じるところがあると思います。
それに加えて、実際に主演編を執筆なさったことのある、山さん・ゴリさん・殿下、それに長さんの「配置」が絶妙によく、なにかじんわりと温かくなる感じがします。
そういう、色々な要素が入り混じったストーリーの中で、ゲストもかなり豪華な布陣となっており、芸達者揃いで、そちらの方にも目を奪われます。
派手なアクションがあるわけではないですが、ボスを語る上では外せない名作であると思います。

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ひげのおまわりさんと地元密着おまわりさんと爆弾

2018-11-15 00:35:38 | ビバ!チバテレビ
あすのチバテレ太陽放送です。


【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編

11/16(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第344話 交番爆破

第354話 54.05.11 交番爆破 (ロッキー)

ゲスト:牟田悌三
 大林直樹 志麻哲也 蟹江敬三
 天草四郎 太田淑子 沖順一郎 二見忠男
 堀礼文 梶哲也 瀬能礼子 北九州男 兼松隆 松金よね子
 作間功 高橋直子 安西正弘 林一夫 小山嘉文 森沢早苗 岩城和男

脚本:小川英 杉村のぼる
監督:小澤啓一

住宅街の交番が時限爆弾で爆破され、若い巡査が重傷を負った。
しばらくして犯人から6人の服役囚の釈放を名指しで要求してきた。要求に応じなければ交番爆破を続けるというものだ。
6人の囚人はいずれも強盗・傷害などの凶悪犯だが、横のつながりは見当たらなかった。
犯人の目的は6人のうちの1人で、後の囚人はカモフラージュに使われたと判断した一係は、その1人をの割り出し急ぐと共に、次に爆破犯が狙う交番は繁華街で人が出入りしても目立たない交番と予想を立て、ボン・ロッキーをそれぞれ別な交番の張り込みをさせることにした。
警察官の制服に身を固めたロッキーは、繁華街の矢追3丁目交番に張り込んだ。ところがその交番勤務のベテラン・青木巡査は爆破犯に狙われている可能性が高いにもかかわらず、いつもと変わらない勤務ぶりでロッキーをあわてさせる。
何人もの人が交番を出入りし、青木はそのたびに親切に面倒をみる。ロッキーは次第に青木に怒りのようなものを感じてきた。青木は警官の職務から外れたことまでも面倒を観ていたからだ。
一方、一係では6人の囚人の名前を知っているのは、犯人が囚人たちと同じ刑務所にいたことがあるからだと考え、最近出所した前科者の中で爆弾を扱える者を洗い出すことにした。
そして、昨年出所した町田を犯人と目星をつけ、目的の囚人は6年前2億5千万円を奪って服役中の片桐だと断定、町田は片桐が隠した大金を奪おうと、片桐らの釈放を要求してきたと考えた。
そんな時、ボンは間一髪で交番に仕掛けられた爆弾を川に投げ込み助かった・・・。

スチール写真だけ見ると、同居コンビが左遷?と思ってしまう可能性もありますが、あくまでも張り込みの「扮装」・・・制服姿、ヒゲのロッキーは違和感ありありですが、ボンはなかなかよく似合っています。今回のロッキーは青木巡査のよろずや的部分に怒りを覚えていくわけですが、こういう警邏と刑事の立場からくるギャップは、ゴリさんの「勲章」でも描かれましたが、こちらはもっと極端かもしれません。確かによろずや的な感じで(^_^;)
それにしても初期はあれほどのんびりムードだったロッキーがすっかり刑事らしく(?)せっかちになっていることに気付きます。というかボンのせっかちさが伝染したのかも(^_^;)
青木巡査演じる牟田さんは「ケンちゃんシリーズ」降板から間もない頃で、イメージがだぶります。
大金をせしめるために交番を爆破するという回りくどいですがあざとい犯人のやり方、そんな爆破犯を太陽最終出演の先ほど鬼籍に入られた蟹江敬三さんが演じます。

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チバテレ太陽放送11/9=目の前に転がり込んだラストチャンスに固執する男に長さんが挑む

2018-11-09 07:07:37 | ビバ!チバテレビ
チバテレ太陽放送です。


【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編

11/9(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第343話 ラスト・チャンス

第353話 54.05.04 ラスト・チャンス(長さん)

セミレギュラー:西朱実

ゲスト:柳生博
 深江章喜
 阪脩 藤瀬雅子 林孝一 槐柳二 信沢三恵子
 沼波輝枝 辻村真人 八代駿 峰恵研 入江正徳 仁内達之

脚本:小川英 渡辺由自
監督:小澤啓一

一人の男が、ビルの屋上から転落死した。
身元を示すものは何もなく、ただ若い女性の写真だけがポケットに入っていた。
調査の結果、男は不動産会社の社長(本編では社員)・大貫と判明、彼は多量の睡眠薬を飲んでおり、しかも集金したはずの現金一億円は見当たらず、ボスは殺人事件と断定し捜査を始めた。
そんな時、菊池と名乗る男が一係に背広を盗んだといって自首してきた。
調べに当たった長さんは、それほど困窮していると思えない菊池が、背広一着を盗んで自首とはと、少々首を傾げた。
一方、生前の大貫と親しかった者の中に、暴力団・竜神会が表向き出しているサラ金・銀竜企画の篠田がいるのを見つけて、一係は篠田のアリバイを洗うことにした。
だが篠田は大貫が殺された午後九時ごろは、銀竜企画の五周年記念パーティに出席しており、その席で背広の胸にシチューをこぼされたと大騒ぎしていたことが判った。
そのころ菊池は篠田のマンションを訪れていた。
菊池は篠田とその妻の和子が、大貫に睡眠薬入りのウイスキーを飲ませて殺したことを知っていると脅し、証拠品としてカセットテープと背広を盗んだとしゃべった。そして、口止め料として一千万円を要求した。
一方長さんは、篠田のサラ金が火の車だと聞き込んだ。さらに篠田のマンションが菊池が忍び込んだマンションに酷似していることに気付いた。そして、大貫のポケットに入っていた女性は、実は菊池の別れた妻の写真であったことも調べ上げた。
長さんは、菊池が大貫殺しで篠田を脅迫していると判断し・・・・。

何度かゲスト出演の経験のある柳生博さんが初のゲスト主演(で、最終出演)で挑む本作はいぶし銀同士の対決となりました。いいことなんてまるでないと降ってわいたラストチャンスに危険な賭けを選んだ菊池に、平凡ながら紆余曲折も経験してきた長さんが菊池の暴挙を何とか抑えようとコツコツと語りかけていきます。その話の中で、普段はあまり聞けない長さんの生い立ちみたいなものが伺える話もあり、太郎フェチにはちょっと聞き逃せない部分もあります。
それにしてもゲストが声優でおなじみの布陣で固められています。そういう意味でも結構貴重な話であります。

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チバテレ太陽放送11/2=実直な正義感に潜む狂気、ボン絶体絶命!

2018-11-01 07:01:44 | ビバ!チバテレビ
あすのチバテレ太陽放送、
とうとうここまで来たのか・・・

【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編

11/2(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第342話 ボン・絶対絶命

第352話 54.04.27 ボン・絶体絶命 (ボン)

ゲスト:佐藤允
 佐藤晟也 友金敏雄
 吉中六 永井玄哉 鹿島信哉 萩原竹夫 君塚政純

脚本:畑嶺明
監督:高瀬昌弘

大手スーパーに3人組の強盗が押し入り、警備員一人が射殺された。3人を追った警備の大沢司令補はナイフで襲い掛かってきた犯人の一人・今井と倉庫で格闘、今井は後頭部を強打して死亡した。
翌日、死んだ今井の仲間から大沢から脅迫電話がかかってきれ、ボンが大沢の警護に当たることになった。
その夜、田口と大沢は暴走車に轢かれそうになる。
翌日、警備室からスーパーの店内を監視していた大沢は「万引きを発見した」と言いながら警備室を飛び出した。大沢は若い男・中西と歩道橋上でもみ合って「こいつが強盗だ!」と叫び、二人は橋の上から落下し、中西は自らのナイフが胸に刺さり死んだ。
大沢の正当防衛は認められたものの、山さんの調べで、大沢は3年前まで警察機構中実力一といわれる本庁の特殊部隊にいたことが判った。
それを知った一係では、正当防衛と片づけられた一連の強盗死亡に不審なものを感じる。大沢の実力をもってすれば、二人とも殺さず逮捕できたはずだ・・・ただ、ボンは大沢の若い部下への思いやりや厳しい指導ぶりを見て、すっかり彼に心酔していた。
しかし、大沢は警備会社をクビになってしまう。
一方大沢の過去を洗っていた一係では、大沢が精神に異常をきたし特殊部隊を辞めた事実を突き止める。
数日後、大沢が三人組の強盗の最後の一人、原田に拳銃で狙われた。
錯乱した大沢は猛然と原田に襲い掛かり、止めに入ったボンをも殴り掛かってきた。ボンは原田を逮捕し、正体を失い車に飛び乗り逃走する大沢の後を追ったが・・・。

ゲストに佐藤允氏を迎えて送るボンの危機編。
佐藤氏は善人のイメージがあるので、こういう役柄はかなり意外な感じを受けましたが、ハマっています。それにしても実直な男に潜む狂気ほど恐ろしいものは無いのかもしれません。それに対するボン、この作品から作品内に殉職モードがなんとなく漂う(暗いイメージではなく、フィナーレが近い感じ)一係、さらにひょうきんモードにシリアスモードも合わせて強くなるボンに、居なくなるのは残念だと思う要素は多分にあったわけで・・・。
今回はボンの身体に「切った張った」はありませんが、大沢の狂気自体が恐怖そのものであります。

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チバテレ太陽放送=密室殺人のウラに「贋作」疑惑?殿下、トリックに挑む

2018-10-25 07:00:08 | ビバ!チバテレビ
明日の太陽放送、チバテレ分です。


【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編

10/26(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第341話 密室殺人

第351話 54.04.20 密室殺人 (殿下・ロッキー)

ゲスト:永井智雄
 川辺久造 梅津栄
 檜よしえ 里木佐甫良
 西川敬三郎 小沢忠臣 相原巨典 新城美奈子 加藤茂雄 喜多晋平

脚本:小川英 柏倉敏之
監督:高瀬昌弘

陶芸関係で著名な美術評論家・真木が自宅マンションで死体で発見された。
死因は、陶芸のうわぐすりの一種・亜ヒ酸による毒物死と判明、部屋は完全な密室で、しかも常識的には自殺と考えられるが、これといった自殺の動機もなく、殿下は他殺の線で捜査をする。
他の刑事たちは自殺、他殺の両面から捜査することにした。
亜ヒ酸は真木が購入したことが判った。自殺の線が濃厚になったかに見えたが、真木の周辺の人物を洗っていく中に幾人かの人物が捜査線上に上ってきた。
まず、真木から離婚を迫られていた妻・政子。別居して3年、しかも愛人がおり、離婚となれば慰謝料はほとんど請求できない。真木が死ねば資産一億八千万は彼女のものになる。また、真木は最近「唐三彩」の偽物について研究、雑誌に発表しようとしていたのが判った。資産家平賀が千五百万円で買った「唐三彩」を真木に偽物と判定されていた。
その「唐三彩」を売りつけた骨董屋の三宅は10年前「伊万里」の偽物を売って歩いたことが判明、その時共謀して「伊万里」の偽物を作ったのが、現在売り出し中の陶芸家・河辺で、今回の「唐三彩」の偽物も河辺の作の可能性が強い。
そして河辺の個展を開いているギャラリーの主人・高梨は一時数千万円の借金をしていたが「唐三彩」の偽物が出回り始めて急に借金が返済している。
これらの4人は、真木の「唐三彩」偽物暴露によって、いずれも甚大な被害をこうむる。さらに政子を加えた5人は真木を殺す動機をもっているが、密室殺人のトリックが解明されない限り証拠がつかめない。
そんな時、今度は三宅が死体で発見された、またもや密室で・・・。

恵子との恋愛劇がまずひと段落した殿下ストーリーはどちらかというと推理劇に傾向していく形になっていきます。山さんはシャーロック・ホームズならば、殿下は明智小五郎という雰囲気で、本作のようなどっぷりトリック解明ではないものの、傾向的にはその方向に向いている主演作が多くなっていきます。
名探偵にはよき相棒ですが、今回は「相棒のプロ」のロッキーが担当、しっかり殿下をサポートしています。

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修学旅行中高校生失踪に暴力団の魔手?必死に捜すゴリさんと冷淡な教師の対立は・・・

2018-10-18 05:49:48 | ビバ!チバテレビ
あすの太陽放送(チバテレ)は、

【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編

10/19(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第340話 高校時代

第350話 54.04.13 高校時代 (ゴリさん)

ゲスト:山本圭
 新井康弘 今村良樹
 佐藤仁哉 小栗一也
 山田禅二 久保田万作 鈴木恒 中村義明 大辻鉄平 滝乙彦 二又一成 稲川善一 島田彰 中島元 戸塚孝 八木和子 小坂生男 西内彰 大竹義夫

脚本:畑嶺明 皆川隆之 小川英
監督:竹林進

久しぶりに恩師を囲んでのクラス会に出席したゴリさんは翌朝上機嫌で出勤。
そこへ、三人組が通行人に因縁をつけ、現金を奪うという事件が発生、二人の若者が病院に担ぎ込まれた。ゴリさんの調べで犯人のうち二人は17~18歳の少年で、もう一人は24~25歳のヤクザ風の男と分かる。
捜査を始めた矢先、修学旅行中の仙台の高校生・吉本と中山が姿を消したと、引率教師の北川から捜査依頼があったが、捜査中の暴行事件の若い二人の犯人は吉本たちだということが、被害者や北川の証言で判ったため、ゴリさんはこれ以上罪を重ねさせてはならないと、北川と共に高校生二人の行方を追った。
だが、北川はなぜか落ちこぼれの二人には冷たい。
北川の夢は都内の有名進学高校で教鞭を執ることで、すでに城南高校への就職が内定していた。ここで生徒が大きな事件を起こせばすべては水の泡となる。
そんな時、再び暴行事件が発生した。
三人組の犯人の最後の一人は暴力団・戸川組の谷であることがわかる。谷は偽名で本名は谷村といい、高校生二人の高校の先輩であったが、ボスは次第に犯行をエスカレートさせていく二人を戸川組が縄張り争いで竜神会に幹部を殺された仕返しの「鉄砲玉」に仕立てるのではないかと懸念した。
そんな時、北川が二人を退学させるといってきたが・・・。

高校生を何とか悪の誘惑から救おうとするゴリさん、自己利益のために落ちこぼれ生徒には冷淡だった教師・北川がゴリさんに引っ張られて本来の教師としての「愛情」を取り戻していきますが、この作品の見どころはそれのみではなく、当時スターだった「ずうとるび」のお二人を迎えたり、太陽中毒としては仁哉氏が絡んでいたり、ゴリさんの恩師を小栗さんが演じたり、なかなか随所目が離せない内容になっています。
そういえば、久々にゴリさんが被弾します。

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ひき逃げは復讐殺人?悲しき容疑者のアリバイに山さんが挑む

2018-10-11 07:03:08 | ビバ!チバテレビ
最近、ボンのテーマTVバージョンと、「非情の街」にハマっているけぶでございます<(_ _)>

どうも最近、『非情のライセンス』攻撃にさらされている状態。。。
東映チャンネルの放送に先行するDVD-BOXの発売に、よせばいいのに大して余裕もないのに、そちらもちょっとだけ視聴。
サブちゃん刑事第二弾とOP曲が「非情の街」に変更される#52、四方刑事が暗殺される#58を先行視聴。
サブちゃん刑事は「鮫やん⇒セクシー大下」へ変貌(^_^;)、愛車はカミソリコロナの4ドアで錆の酷い個体へ・・・(^_^;)
#52は特捜部が地下室に追いやられ(お引越し)、「非情の街」はイントロのみオリジナルテーマから移植(で、違和感消す。)
更に会田が敵陣に乗り込み、問答無用でハイパトを発砲し撃ち殺し(ハヤタ隊員は額に被弾・・・)橘に殺人犯扱いされるものの・・・と云う展開。
#58は・・・いやぁ、特捜部№3の死ということで考えると、確かに豪華なゲストなのですが、あまりにも悲し過ぎる結末だし、確かに色々詰め込み過ぎな感じがしますが。。。メンタルはちょっと弱い四方ですが、人の良さがにじみ出ていた人物だったので、尚更悲しさを増長することに。
やっぱり、ある意味イッちゃっているのが第2シリーズなんですよね。。。

太陽はある意味、それまでの警察・特殊任務・探偵アクション物の集大成+青春・ホームドラマの要素という贅沢なドラマ構成で勝負していましたが、非ライはそれまでの一匹狼アクション物+警察・特殊任務・探偵アクション物の集大成的な部分があって、改めて考えると、この2作で「この手のジャンル」はやり尽した感じがあります。
なので、打ち切り覚悟でハードボイルドに特化して始まったGmen、テレ朝が太陽を作りたくて企画が始まったものの、脚本陣の拘りで独自の路線を突っ走った特命課、裕次郎さんの非太陽路線の拘りと小林専務のアクションで特色を示した城西署⇒西部署というのは、生み出したバイタリティに尊敬してしまいます。やっぱり、あの頃はすげぇなぁ・・・・。


さて、前置きが長くなりましたが、本日の太陽放送です。

【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編

10/12(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第339話 見知らぬ乗客

第349話 54.04.06 見知らぬ乗客 (山さん・長さん)

セミレギュラー:三上剛

ゲスト:大出俊
 園田裕久 矢吹渡
 渡辺知子 木下ゆず子
 木村令子 長島隆一 田村貫 徳弘夏生 高松政雄 三上瓔子 下村節子 真田五郎 水橋和夫 伴藤武 岸野一彦

脚本:中村勝行
監督:竹林進

東都産業・営業部長の塚本が車に轢き殺された。しかし、一係に現れた塚本の妻は、夫が誰かに殺されたのではないかと、その死に疑問を持っていた。ひき逃げに使った車が盗難車であり、事故現場が塚本にとって全くゆかりのない場所であり、かつ人通りの少ないところから、捜査は単なるひき逃げから、それを装った計画的殺人事件に切り替えられた。
そんな時、捜査に当たっていた山村と島は、駐車場の係員から塚本が以前人身事故を起こしていたこと聞きだし、被害者の松永恭子をマンションに訪れるのだった。しかし恭子は後遺症が元で一週間前に突然亡くなったという。管理人の話によると恭子の夫の松永寛之が、塚本を恨んでいるという、しかも松永の経営する設計事務所が事故現場近くにあった。目撃者の証言で松永の存在が大きく浮かび上がってきたが、犯行時刻に彼は新幹線に乗っていた。松永は自分を訪ねてきた山村に対して、自分の乗っていた新幹線に岡山の総社市に出かける大東商事の社員・稲垣の夫婦が前の席に座っていたと、完全なアリバイを山村に突き付けた。しかし粘る山さんは、松永が稲村夫婦が総社市に出かける訳を何かで事前に知り、それを利用しているのではないかと判断し、それが何か探るが、なかなか見つからなかったが・・・・。

交通事故への罪と罰、それじゃ被害者の遺族はどこに怒りをぶつけていいのか、そういう点でも考えさせられる作品でありますが、それをトリックを使って「清算」したある男に、山さんもその男の「盲点」を突いたトリックを使って挑みます。
大出俊さんの松永役はちょっと他には考えられないキャスティングのような気がします。
妻を亡くした直後でありながら、完全犯罪に挑む冷静な恐ろしさを醸し出すというのはなかなか難しいところだと思います。
中盤から山さんと長さんがコンビで捜査に当たりますが、これを見るといつも「ホームズ」を想い出します。

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