「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送11/27=ゴリさん受難、最後に行き着く「正義」とは・・・

2022-11-27 08:28:25 | 放送予定

ブル。。。暖かいと思っていたら、さすがに寒い。
相変わらずいっぱいいっぱいの生活ですが、ジーっとツイッターは眺めています。
コロンボ総統氏やスヌーピー氏のロケ地検索を羨ましく眺めなら、一方で駒ヶ嶺病院などの建替えや消失・・・。
新宿西口の様変わりももうそろそろ加速しそうだし。
それと、「沖雅也研究会」の活動が凄い・・・!
といいながら、太陽は1日1本は復活しているので、小職の太陽視聴の刺激となっております<(_ _)>

しかし、相棒にカオルちゃん復活、あぶ刑事も復活と、なんとなく刑事ドラマ界隈がまた沸いているのもうれしい限り。
しばらくカラッカラだったので、潤いが・・・。

さて、11/27サンテレビ・太陽放送は#134。
本庁との合同捜査で、顔なじみの山下刑事とコンビを組んだゴリさんだったが、山下がゴリさんの拳銃を強引に拝借し容疑者を射殺してしまう。それがなぜかゴリさんの仕業となり拘束され、さらにはスパイ容疑までかけられ万事休す状態になってしまうが・・・・ゴリさんの「裏切られ」編。組織に内通していた山下刑事を最後まで信じるゴリさんの健気さを描きます。


石塚「うれしいなぁ・・・おりゃね、そういうボスがすきなんだぁぁ」
藤堂「ぁありがとよ」
石塚「すきなんですょを!」
藤堂「あぁぁわかった、わかった!」
石塚「わかってる?!!」
藤堂「わかってるっ!」


【地上波】サンテレビ・テキサス編

11/27(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第22話)
サンテレビ1(地上波)

第134話 50.02.07 正義 (ゴリさん)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

ゲスト:早川保
 宮川洋一 灰地順
 岸野一彦 村上幹雄 桐原史雄 高瀬ゆり 松本敏男 益子隆充 藤竹修
   赤座美代子

脚本:鎌田敏夫

監督:竹林進

ある暴力団の麻薬ルートの捜査でゴリさんは本庁の山下刑事とコンビを組むことになった。
山下はゴリさんの先輩であり、射撃の名手としても有名だった。
ゴリさんたちに張り込まれ、麻薬取引が出来なくなったチンピラ・及川は、情婦を自分に変装させて囮とし脱出をはかろうとしたが、ゴリさんに追いつめられ逮捕される。ところがその間にマンションの裏口で山下は及川を射殺してしまう・・・それもゴリさんから借りた拳銃で。
関東射撃大会1位の山下の腕ならば殺さなくとも捕えられたはず・・・ゴリさんは何かが気持ちの中で引っかかっていた。
さらに釈放され帰宅した及川の女が惨殺され、部屋も荒らされていた。及川の持っていた麻薬を家探ししたものと思われた。
ゴリさんは山下が及川を射殺した現場を何度も実地検証したうえで、山下家を訪れるが、山下は留守で妻の律子が応対した。
律子は以前本庁に勤めていた評判の美人でゴリさんもおおいに憧れていたものだったが、山下との家庭生活は余りうまく行っていないようで、それは彼女の顔にも表れていた。
次の日の朝、ゴリさんのアパートには本庁の刑事が現れ、驚くゴリさんを押しのけて捜査にかかる・・そして押入れから及川のアタッシュケースが見つかり、中には少量のヘロインが残されていた・・・ゴリさんには何事が起ったのかわからず・・・・。

まさよし・・・もとい「正義」
ゴリさんの先輩刑事が犯罪に手を染めるというケースは度々あるものの、今回の場合は鎌田さんの脚本の為、容赦がありません(^_^;)
ゴリさんとしては自分の拳銃が射殺に使われた時点でも相当ショックなのに、自分の部屋からヘロインが出てきたり、さらにはそういう一切を仕組んだのが尊敬する先輩刑事であったことなど、さすがのゴリさんも人格が崩壊するのではないかというくらいの酷い目にあいます。
クライマックスも鎌田さんらしい、刹那極まる展開・・・。
と、パンチのある作品。
2月に夏スーツで大井ふ頭にてアクションというのは、いくら竜さんでもキツそうで・・・・(血のりを引き立たせるため、ボギー殉職とおなじパターン)。
しかし、山下刑事・・・太陽でハチの巣となった僅か2ヶ月後に相模警察で復活を遂げるとは。
早川保さんありき?鎌田さん主導?
ゲストの早川さんは、この2か月後に始まった『俺たちの勲章』で「山下刑事」として登場、恐らく鎌田さんはこのスピンオフ的なキャスティングを狙ったのではいかと・・・(^_^;)


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サンテレビ太陽放送11/13=山さんと「殺し屋」の静かな対決

2022-11-13 07:51:26 | 放送予定

もう11月ですか・・・・
どうも取り残されている感が凄いけぶでございます<(_ _)>

さて、11/13サンテレビ・太陽放送は#133。
交通事故に見せかけた殺人事件、その裏に殺し屋の存在を突き止めた一係は容疑者を逮捕するものの彼は口がきけない障害を持っていて犯行を否定した。確たる証拠もないため釈放された男をマークする山さんはさらにその男の過去を調べるが・・・・障がいを隠れ蓑にして巧みに殺しを遂行する男の孤独を突く山さんの捜査を丹念に描きます。
小職としても、ふとなぜか見てしまう作品でして・・・見やすいというか、一見独特な雰囲気を醸し出していながら、実は竹林監督+長野洋さんと四十物さんの脚本という太陽オーソドックスラインという。
なので、この作品を観ると、太陽の奥の深さを改めて思い知らされます。
ゲストの永井譲滋さんは、竜さんのテレビタレントセンター時代の後輩、太陽の前身番組である『東京バイパス指令』では喜多刑事としてレギュラー、太陽5周年オーストラリアロケでは関虎美さんと共に殺し屋役として参加するなど、太陽制作側に縁深い方。今回の沢木役はエキゾチックなフェイスと当時の長髪が、終盤まで全く喋らないというところとマッチして、不気味な雰囲気を醸し出し、印象深いゲストキャラとなっています。
夏川静江さんは明治生まれで大正時代子役からの女優さん。まだこの当時は明治生まれの方も第一線で活躍されていた時代でした。

山村「デカの仕事は真実を掘り起こすことにあると思っています。私は真実を知りたい!」


【地上波】サンテレビ・テキサス編

11/13(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第21話)
サンテレビ1(地上波)

第133話 50.01.31 沈黙(山さん)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

ゲスト:永井譲滋
 佐竹明男 香月淳
 中島元 高杉哲平 名川貞郎 山口譲
 夏川静枝

脚本:長野洋 四十物光男
監督:竹林進

玩具会社社長が自動車事故を装って殺され、ライバル会社の社長・岩田を追及した結果、知人のバーテンに頼んで車に工作したことを自白した。
ところがそのバーテンは自分で手を下さず、電話だけで連絡を取ってくる殺し屋に脅迫されて「殺しの注文」を仲介していただけだという。
そのバーテンが録音していた電話の内容から、殺し屋は和歌山なまりがあること、毎週金曜日に電話を掛ける場所が名曲喫茶であることがわかる。
見当をつけた喫茶店に張り込んだ山さんは、奇妙な動きをする沢木という男を連行するが、沢木は全く口がきけなかった。生まれつきの不自由ではなく後天的なものであるため、耳は普通に聞こえるが声はでない。職業は宝飾デザイナーで、仕事は電話をかけてモールス信号のような指信号で注文を受ける。唯一の趣味が名曲喫茶でベートーベンを聞くことだと、筆談の答えには全く澱みがなかった。
あまりにも完璧で落ち着いた沢木の態度に逆に疑問を抱いた山さんは、彼が障害をもつ者という配慮も入れ調べた結果、沢木のマンションには口はきけるが耳が聞こえない老婆がいて二人は親しい間柄なのがわかる・・・・。

殺人を請け負い巧妙な手段で実行する「殺し屋」、そして身体に不自由を抱えるものの冷静かつほぼ普通に生活している沢木という男の接点を、山さんがひとつひとつの疑問を解決しながら、突き止めていきます。
派手なアクションは無いものの、その過程が見どころになっており、プロデューサーの岡田さんが後年山さんのLD-BOXにセレクトした作品であります。


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サンテレビ太陽放送11/6=テキサスとある犬との出会い

2022-11-06 06:42:06 | 放送予定

さて、11/6サンテレビ・太陽放送は#132。
テキサスの着任から半年近く、キャラクターが出来上がってきた頃の総仕上げ的逸品。
それに、後の警察犬ジュン(2代目)であるナポレオンが誘拐犯人の手先として登場し、後の警察犬ストーリーの基礎にもなっています。
本作、ストーリー的にはちょっと穴がありますが、
BGM選曲が盛り沢山で良し!
メンバー間の自然な間合い良し!
ボスの作業服姿良し!
何書いてるんだ?絵描き殿下も良し!
と、いろいろと魅力多しです。
今回ナポレオンを演じるのはアーター・オブ・ニューコバルト号で、後にキングとして再演します。
正式に警察犬になった後のナポレオン=ジュンは、今回クレオパトラを演じているハディーラ・フォン・ヒンメルブラウン嬢になります。
しかし、テキサスとナポレオン=ジュンというのは、主従関係というよりは友情関係なので対等な形。
後にスコッチですら「大した犬だ」と舌をまくわけで。
人間に準じた扱いを受ける犬が出演する日本ドラマの先駆けという印象があります。

藤堂「しかしなんだなぁ、訓練所を脱走する警察犬っていうなんてなぁ、ハハ・・・まさに前代未聞だなぁ。」


【地上波】サンテレビ・テキサス編

11/6(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第20話)
サンテレビ1(地上波)

第132話 50.01.24 走れ!ナポレオン(テキサス)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

ゲスト:速水亮
  田中春男 
  藤田漸 島もとき 上月左知子 相原巨典 金井進二
  勝部義夫 朝倉一 川越たまき 町田幸夫 丸山詠一 春江ふかみ 今井和雄
  玉川伊佐男

脚本:田波靖男 四十物光男 小川英

監督:斉藤光正

会社の重役が誘拐され、身代金に1億2千万円の要求電話がかかってきた。
一係では万全の準備を整え、指定された通り現金を3つの包みに分けて公園へ届けた。
公園は犯人が自力で金を取りに来ないとならない現場で、犯人逮捕は容易いと思われたが、金を奪いにきたのは3頭のシェパードだった。
一係は散々翻弄され逃げられてしまう。
しかしそのうち1頭が偶然バイクに撥ねられ、捕えられた。
徹底的に調教された犬の妙技にしてやられた一堂に、本庁刑事は犬を解剖して体内の食物などから飼われていた場所を特定しようという。
意地でも事件を解決しようと決心したボスは、テキサスに犬を預けて手当を命じる。
誘拐された会社重役は無事帰還したが、犯人の手掛かりは全くつかめなかった。
テキサスの必死の看病の甲斐もあって、犬は元気になり、すっかりテキサスに懐いた。
しかし、いつまでも犯人が挙がらない状態に業を煮やした本庁側は、事件の捜査を七曲署から移すと通知してくる。
ボスの苦境を察したテキサスは仲間に迷惑をかけまいと辞表を出し、犬を連れて犯人の手掛かりを求めて出ていく・・・。

誘拐事件に犬が関与する・・・当時では画期的なドラマ。
警察犬シリーズとしては#24以来の第二弾、刑事と犬の「友情」を描く話としては第一弾となります。
今回は、「更生させた」犬とテキサスが友情を育み、事件解決へ導くという、既に後年の警察犬初登場時のフォーマットは出来上がっています。
犬はナポレオンのアーター号の他に、デートバルト号、そして後の「ジュン号」になる我らがハディーラお嬢(号)(今回は殺されてしまう役です・・・)が登場、当時はまだ日本では警察犬制度が発達しておらず、現在の嘱託犬と同じたちばであると思われる、宮城県警の委託犬として活躍していた老舗の犬訓練所の3頭です。(ということで、委託とはいえ本物の警察犬です。)


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