「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

日誌+サンテレビ太陽放送7/30=不幸な夫婦のそれぞれの「愛の行方」、強烈に接する殿下

2023-07-30 08:23:00 | 放送予定

盛夏隆々という感じで、暑中お見舞い申し上げます<(_ _)>

太陽関連の訃報が・・・・朝倉隆さん(6月30日 71歳没)、太陽では#93、#148にご出演でしたが、個人的にはレオや東宝関連ドラマでの客演が印象深いです。芸能関係での演者としてのご活躍期間は70年代前半で、プロデューサーや歌手としても活躍されていたそうです。
そして、鈴鹿景子さん(7月18日 67歳没)。
文学座に籍を置かれていたからか、太陽では4回(#252、#486、#527、#563)NHK朝の連ドラ終了直後からのご出演で、どちらかといえば舞台の軸足を置かれていたためか思ったほどドラマ出演がある時期までなくて、印象的には「薄幸の美人」でしたが、1981年の#486はショートカットである意味あけすけな感じの中川恭子には驚いた印象があります。その後は格段にテレビでお見掛けする機会が多くなったと思いますが、様々な役どころを演じられて、さすが舞台肌の俳優さんだなぁ・・・と感心させていただいたものです。


しかし、それにしてもお若いですね・・・・。
お二方のご冥福をお祈りいたします。

 

コンテンツ名、エックスだと思ったらツイッターはそのままなんだ・・・・。

スヌーピー氏の#524のリマスター、素晴らしい。ファミ劇HD分は画像は申し分ないのですが、OPでなぜか変なエコーみたいなものがかかっていて・・・・。
地上波の再放送分については、音声の保存として貴重な存在なんですよね・・・・。
小職もVTR捨てていません(^_^;)、音声保存という意味合いで、再放送用プリント放送分は捨てられないですね。。。。

ヤフオク。
#65のスチールは見たことがなかったので貴重ですね。やっぱりあるところにはあるんだなぁ・・・・ただ、山さんとジーパンの2ショットだけだと、サブタイトルに結びつかないし、あのサブタイトルが強烈なので、オミットされたのかも・・・・。
そして#493書き込み台本、小道具さんのものとの情報がありますが、
本当に申し訳ないです。
たまたま息抜きに見つけたのもので、久々に小職、いつもはオークションには基本手を出さない主義なのに、最近太陽散財をしていなかったので燃えあっがってしまって・・・・
ノベライズにもなっていない話で、しかも小職が初めて「正座」して観た殉職編だったため、ポチポチやってしまいました。
そして、落札させていただきました・・・<(_ _)>
ロケ地情報も「北里」など書かれているので、後日レビューしたいと思います。
・・・・って、落札額がバレバレ・・・・殉職編の書き込み済み台本であれば、安かったのではないかと個人的には思っています、<業者販売価格からいけば


さて、7/30サンテレビ・太陽放送。
ボン登場が目前となってきましたが、サンテレビ放送はやはりスポーツ系に負けそう?
#165は、妻を溺愛する夫が脅迫を受け悪事に加担してしまう。一方妻には他に想いを寄せる男がいた・・・・捜査に当たる殿下はその妻の心情をくみながら、嫉妬に燃える夫の前に立ちはだかります。殿下の感情移入が刑事の一線を越え、島公之個人の夫婦へのかかわりを描きます。
やっぱり、二子玉川園の無表情な回転木馬の眼光・・・・(^_^;)

菊江「あのひとにとって、私は人形でしかないんです。」

【地上波】サンテレビ・テキサス編

7/30(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第53話)
サンテレビ1(地上波)

第165話 50.09.12 回転木馬の女 (殿下)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
 
ゲスト:藤巻潤
 金沢碧
 永井譲滋 伊達三郎
 里木佐甫良 高木真二 竹内輝二 戸塚孝 永野明彦 西内章 鈴木輝江

脚本:畑嶺明 小川英

監督:児玉進

七曲署へ密告電話が入る。羽田空港へ二億円相当の宝石が密輸されてくるという。
山さんとテキサスは暴力団が絡んでいる可能性から慎重に張り込み、容疑者の中原健介を逮捕するが、空手五段の健介は物凄い暴れ方で抵抗しやっとのことで手錠をかけた。
一部始終を呆然と見ていた健介の妻・菊江は、夫の密輸等は全く知らなかったといって泣き崩れたが、彼女を自宅まで送った殿下は、物陰からじっと探っている男がいることに危険を感じ、警戒することにした。
ある日菊江は外出、ひとり遊園地に入って、回転木馬が回るのと、若い係員が花の手入れをしているのを長い間眺めていた。
やがてその係員が菊江と肩を並べて話し始めた。
殿下はどうやら危険はなくなったと判断したが、その夜一係に菊江から電話が入り変な男が見張っているという。
駆け付けた殿下が菊江と話している間にも、部屋のガラスが割られ、殿下が目を離しているうちに、菊江は車で連れ去られてしまう。
案の定、健介のところに脅迫電話がかかり、隠している品物を引き渡せと云ってくるが、健介には心当たりがなかった。
一方、菊江を連れ去った車と彼女のカーディガンが箱根の別荘で発見され、いよいよ危険が迫ったことが明らかにとなる。
別荘へ急行した殿下は唯一、菊江が行った遊園地のあの花を発見、遊園地に急行したが、例の若い係員・松本は4日前に辞めて行方が分からなくなっていた・・・・。

「ターニングポイント」に向かって、アゲアゲ状態の当時の太陽ですが、殿下の主演編はどちらかというと、女性向けに意図的に制作されるものがこの頃はならびます。今回は混沌とした事件ですが、不幸を背負った夫婦がまた不幸を背負って、背負ったものに耐え切れなくなった妻が夫から・・・という展開ですが、刑事としての職分を離れて、島公之個人としてクライマックスに嫉妬に燃える夫の前に立ちはだかる殿下が印象的であります。そのクライマックスが、ことの良し悪し別として、結果的にはこれでよかったというものなので、後味的には悪くはありません。
ゲストにはその肢体を十分生かした、ガードマン・・・・もとい、藤巻さんの登場、さすがのテキサスもゴリさんもヘロヘロ状態に・・・。そして金沢さんは当時人気を獲得して絶好調な時期なので、この作品自体に独特なオーラが漂っている感じです。
いや、無表情な回転木馬の目も・・・<謎
今後、殿下主演編を得意とすることになる畑氏の太陽初作品です。

家業の観光会社と溺愛する妻を守る(?)為に男は暴力団に言われるがまま宝石密輸に手を出す・・・。
一方、その男との一粒種を亡くした妻はその男から離れようと夫の悪事を警察へ密告する・・・。
多分、男は妻を溺愛するあまり子供にあまり愛情を注がなかったのか、遊園地のメリーゴーランド係員の方が子供楽しく接していたのか、妻の方は係員の方に気が傾倒していくわけで・・・亡くした子供のことなど微塵も感じさせない男の太陽史上稀な豪腕にも驚きますが・・・(^_^;)
「数段上(^_^;)」なゴリさんでさえ、振り回された感じがあるので・・・デンカがあのような状態になっても仕方のないことなのですが。
ただ、今回の事件は殿下自体に何か関係があったかと言われたら別に何もない訳だし、殿下がなぜあそこまでしなければならなかったのかが理解し辛い面があると思いますが・・・優しいから単純にあの妻に入れ込んでしまったというのも、クールな面も持っている殿下としてはちょっと違う気がします。
やっぱり「わかれ」での2つの別れがまだここでも尾をひいて、殿下自身まだ徹底的に痛めつけられたいという自責の念が残っているのかも・・・と勘ぐっています。

製作背景としては、唄も出した小野寺さんの殿下の「白いページ」PV的な部分は否めないところがありますが、そればかりに済まず、デビューしたての新進気鋭の金沢碧氏、ガードマン終了後は逞しい肉体を生かしていた藤巻氏をゲストに迎えた豪華版という趣で、予告編もその辺りを強調しかなり気合の入った作りになっています。

殿下ファンにはちょっと堪らない逸品ですね。


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後楽園新宿ボウルと隣の空き地

2023-07-23 17:15:39 | ロケ地検索&メモ

軽いロケ地検索を。
Twitterでスヌーピー氏がご提案の#404「鍵のかゝった引出し」遺体発見現場。
実は、後楽園新宿ボウルはまだ現存しており、(太陽では#490でレストラン欅の使用、1985年地図で確認)
#404のロケ地はその隣にあった、出版社所有の空き地での撮影だったようです。
(貸モデルハウス展示場として使用していたようです。本編に看板が映っていました。)

後楽園新宿ボウルについては、そのあとに建ったビルの竣工年からすると、1986年ごろ解体されたのではないかと思います。
ところで、レストラン欅・・・末期は「トリコロール」に改名されている(^_^;)

(まずい・・・ささげとけやきを間違えてました・・・・長年の思い込みは恐ろしい、、、)


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サンテレビ太陽放送7/23=テキサスの悲恋PART2

2023-07-23 09:34:39 | 放送予定

いろんな意味で燃え尽きそうなけぶでございます<(_ _)>
それでも適度な太陽摂取で何とか・・・という状況ですが(^_^;)
サントラはもはや命の綱ですね、、、個人的には意外と初期であろうが後期であろうがすんなり聴けちゃうので、そうなってくると太陽楽曲って膨大な量ですからね。
多分世代的な感覚もあるのですが、例えば、’78はオリジナルメンバーのテーマが生まれたのは単純に喜びましたし、’79はそれこそ鮮烈で新鮮に感じましたし、’81は第2のベーシック音源だし。
考えると、多少の好みや感覚的な好き嫌いはありますが、太陽楽曲にはずれがあまりないというのがあるのかと思います。
・・・いやぁ、ジプシー登場を飾ったのが、ロッキーテーマのメロ抜きですからね・・・ある意味凄いですよ。

ジキル博士を久々に視聴したのですがね、本来であれば露口さんファンは『文五捕物絵図』が必見なんでしょうけど、こちらは現存作品が#12のみなのですが、露口さんのウシさんはこの作品を観ただけでも外せないんですよね・・・・というより見ることができないからどうしようもないのですが、その名残りと次期山さんへの橋渡し的なイメージが毛利部長刑事(長さん(^_^;))にありました。いやぁ・・・・久々に観たら、丹波御大の考えられないほどの暴れっぷりを別として、露口さんの喜怒哀楽もかなり楽しめる作品群でもあり、ただ、内容的に過激なので、ご婦人方に手放しには勧められない部分はあるんだよなぁ・・・。
個人的には、最終回の二子玉川園での、ジーパン後期OPでお馴染みのコーヒーカップで少女と戯れる丹波御大が強烈だぁ。。。


さて、7/23サンテレビ・太陽放送。
#164は、テキサスのガールフレンドがピアノを弾いているスナックに強盗犯が逃げ込み立てこもった・・・・拳銃を持って抵抗する犯人、何とかガールフレンドを救おうと奮闘するテキサスだったが、事件は意外な方向へ・・・テキサスの悲恋は続きます・・・・。
切っ掛けは不明ですが、仲のいいテキサスとピアニストの純子。
またハツラツとしたカップル登場かと思いきや、すぐに強盗事件の捜査へ・・・その主犯が純子の勤める店に立て篭もるという。
犯人安田も犯行はザルに見えながら、純子をテキサスに近づけるとか嘘のタレコミとか、連続3件強盗計画で仲間を丸めこむとか、アイスキャンディ自転車を逃走に利用するとか、結構手が込んでいる割りには、最後は純子のところに逃げ込むという部分も持っていたりするから、人間と言うのは面白いです。
(ちょっと調べれば解りそうな関係なので・・・)
いつの時代も愛は盲目・・・ということなのでしょうか。
その煽りを受けた感じのテキサス・・・「モナリザ~」では自分が騙す側だったのに今回は騙される側で更にボスからは突き放されるし(^_^;)
テキサスはこの辺りから恋愛に関してトラウマ持っちゃった感じがします・・・・最後に付き合ったガールフレンドは普通のお嬢さんだったようだし(^_^;)
これ以後、あんまり突っ込んだテキサスと女性の話は無くなってしまいますね・・・。

 

順 「共犯・・・・・・」

 

【地上波】サンテレビ・テキサス編

7/23(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第52話)
サンテレビ1(地上波)

第164話 50.09.05 バラの好きな君へ (テキサス)


レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
 
ゲスト:横光勝彦
 水沢有美
 中村孝雄 市川好朗
 神山卓三 矢野宏 小高まさる 石井宏明 祐樹秀幸 大宮幸悦 車邦秀

脚本:鴨井達比古

監督:竹林進

テキサスにガールフレンドができた。バラの花が好きな伊藤純子という明るい娘で、テキサスがよく行くスナックで、夜になるとセンスのいいピアノを弾いている。
上手なのだが、どういうわけかせっかくの音楽大学を中退してしまっており、同じ大学の先輩で有望なピアニストだった恋人が交通事故で右手が効かなくなり、音楽家となることを諦めねばならなくなったことが原因らしい。
今ではスナック「あき」でアルバイトに弾く以外はピアノには触れていないという。その恋人とは別れたのだろうか。淋しさを紛らわすかのようにテキサスには心安く話しかけ、ついには一係部屋に花まで生けに入ってくるようになった。
そんなある日、一係に「明日の午後三時、明和銀行支店が襲われる」というタレコミ電話が入ってきた。一係は銀行の点検を実施し、予告当日は厳重に警戒をするが、何事もなく予告時間を過ぎてしまった。
しかし、その同時刻に別な銀行で八千万が強奪され、警備員と通りかかった警官の活躍で2人が逮捕され、主犯の安田が金を持ったまま姿を消してしまった。
共犯者の自供にようると、安田の計画では40分間に3つの銀行を連続して襲う予定だったという。明和を襲うという電話はつまりは警察を眼をそらすための陽動作戦だったのだ。
炎天の下で一係は聞き込みを開始したが、何も手がかりを得られなかったが、その最中、公園でアイスキャンディをしゃぶっていた山さんがハッと気付く。そういえば、張り巡らされた非常線から、のんびりと自転車で出ていったアイスキャンディ屋が一人いた・・・。
山さんとテキサスの必死の捜査の結果、その男を発見、拳銃を撃って抵抗、逃げ回った挙句に一軒のスナックに立てこもってしまう。
そのスナックはなんど純子がピアノを弾いている「あき」だった・・・・。

テキサス的には絶好調な時期に、恋愛だけは太陽セオリーですがうまくいかず・・・。
今回も雰囲気的には良かったのですが、結局純子の過去が「現在進行形」であったことで、テキサスは苦悩します。
よりにもよってなのですが。

ゲストには横光さん、まだ特捜レギュラーになる前。、太陽では犯人役を演じておられます。
しかし、横光さんのアイスキャンディ屋は似合わないかも(^_^;)
水沢さんは太陽初登場、中期から比較的コンスタントにゲスト出演されます。


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太陽の日か・・・・2023

2023-07-21 21:52:51 | 当直室日記

51回目の「太陽の日」
それも金曜日ですね・・・・。

今年は太陽関連の話が例年比で少ないかなぁ・・・・と思いつつも、
ほぼ毎年、何かしらの話があるのはうれしいところですが、それでも急に先細りした感じは否めないので、
なんとも寂しいところですが、発信する人たちが確実の居られるので、これは頼もしいところです。
企画が倒れたにせよ、サントラ計画もあったそうですから、まだまだ期待はできるとは思いますが、
やっぱり、「放送」してほしいですよね。

小職としては、視聴回数は少なくなってしまったものの、サンテレビのタイミングで視聴は欠かせないですし、
サントラは愛車で通退勤合わせて平日80分ぐらいは聴いています。
いや、観ようと思えばいつでも観れる。そのためにレコーダーに貯めたままディスクに焼かず温存して、遅くとも1分で対象作品を観ることができる環境を作っているのですが、
なかなか疲れるとそのままクタネなんで、先日はそれを抑えてシャッフルしたら#400。
それからその流れで「ガソリンの扱いはお手の物」・・・もとい、「スナフキンはまた父親」・・・・もとい、「レンジャーを何台つぶすんだ?」・・・・もとい、「一緒じゃなかったんすか!!!(By殿下)」・・・・もとい、
#408を視聴。
ノリ、アクション、緩急、相変わらずバランスが良かった・・・・。

ところで、最近の太陽関連の散財はこれですね。

萩原健一と沢田研二、その世紀 ~涙のあとに微笑みを~ (MyISBN - デザインエッグ社) オンデマンド (ペーパーバック) – 2023/6/25
秋山 大輔 (著)

オンデマンド (ペーパーバック) というのは、知らなかったのですが、注文を受けて印刷・製本するんだそうで、基本的に在庫はないそうです。
本もとうとうこういう出版方法になりましたか・・・。
内容的には多くの資料を綴りながら、著者の研究結果を表明したという内容ですが、どちらかというと前期(60~70年代)ショーケンさんに焦点が当てられているからか、太陽話も#20を掘り下げた章もあるので、小職としては興味深く読ませていただきました。
ただ・・・文字が小さくて、これは老眼爺けぶにはきつい仕打ちでした(^_^;)


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サンテレビ太陽放送7/16=山さん、渾身の取り調べ!

2023-07-16 09:40:57 | 放送予定

あぁ・・・もう太陽51周年の時期ですか・・・。
太陽愚連隊方面では昨年頒布延期となったラガー本が今年末頒布を目指し再始動とのことなので、
楽しみなところでありますが、なんというか・・・・石原プロ解散を境に、それまで温存されていた太陽世界が、
急激に過去のものとなる感覚が強くて、これはロケ地の変貌もしかり、沖さんの墓所が継承者不明であるとか、
いろいろあるのですが・・・・。
まあ、爺の戯言はこれくらいにして。

コロンボ総統氏が#555のロケ地検索、あのカプチーノはまだグーグルでは健在だったかぁ・・・。
実際、まだあるんでしょうか・・・(^_^;)

ツイッター界隈ではセルフリマスタが流行中?
赤焼けは何とか調整できるのですが、東映作品でよくある色飛び+白ボケが一番癖が悪くて・・・・。
要は画像情報が飛んでしまっているので、調整しても復活できないんですよね・・・(^_^;)
太陽の再放送用も色飛びも白ボケもありますが、東映系は非ライ含めちょっとひどいですよね。
ところで、ペッパー先輩の末期音声、テレシネ→光学の時期。
最終回からなんですよね・・・・・なんで?
いや、本放送の時も、やけに音が痩せた印象があったので・・・・。
今朝再確認してみても、再放送用プリ(もともとは本放送用)もそうなので。

番外・・・・
特捜隊DVD、とうとう三船班始動編を総ざらい。無論400話代末の実験作が(ヤマさんの主演作含む)もリリースながら、#466は外されているので、今後のリリースに期待できるなぁ。
そして、いきなりの2曲。
Strangers Dream 2023 · Max Lux
想い出のクリフサイド・ホテル · Max Lux
なかなか良いです。YouTubeで無料で聴けます。


さて、7/16サンテレビ・太陽放送。
#163、いきなり取調室シーンから始まる本作、山さんが鬼刑事・権藤警視を取り調べています。
ボスすら恐れる権藤の犯した殺人に山さんは真っ向から対決します。
拘留48時間の中で、完璧な権藤の受け答え、確たる証拠が無いのに逮捕し逆に追い詰められる山さんと一係。
土壇場でひっくり返る証言者。
逆転・逆転、また逆転。
タバコを握りつぶしたり、汗だくになったり、犯人ではなく山さんが心理的に追い詰められていきます・・・。

今回の犯人は警視なので西山署長と同格、さらに鬼刑事とくれば流石の山さんもこうなってしまうという、山さんにすれば災難と言えるかもしれません。

切迫したいぶし銀対決、黄門さまの西村氏が、黄門さま以前の氏特有の冷静で鬼気迫る演技で魅せます。

 

権藤「(ヤマ・・・いい刑事になったな。)」

 

【地上波】サンテレビ・テキサス編

7/16(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第51話)
サンテレビ1(地上波)

第163話 50.08.29 逆転 (山さん)


レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
 
SPゲスト:西村晃

ゲスト:堀井永子 井上三千雄
   宮田光 山田貴光 村瀬正彦 夏川圭

脚本:小川英 杉村のぼる

監督:竹林進

七曲署の取調室で、山さんの尋問を冷静に受け止めている眼光鋭い一人の男がいる。
城北署警視・権藤義一である。
彼は金融ブローカー・今井殺害事件の常用参考人として出頭したものだが、現職のベテランである上、当の山さんが駆け出し時代に指導を受けたことがあるので、尋問のやりにくさは並大抵ではない。
しかも権藤は、仮借ない強引な捜査方法で有名であり、ボスや長さんでさえ怖いという程の力量の持ち主なのだ。
その権藤は被害者との長い間の知り合いであり、癒着のうわさが絶えなかったが、彼の報復を恐れ誰も手を出さなかったのが真相だったが・・・・・・。

この作品を観ているといつも、どうしても権藤警視が遊んでいるというか楽しんでいる感じがします。
汚職で追いつめられて、殺人を犯したその計画的な行動と、その計画にしてもどんでん返しを用意しておきながら、自分にとって有利にも不利にも転ぶ伏線を張っている。そもそも犯行を気ごころの知れた七曲署管内で決行した自体がゲームに見えます。
それこそ、権藤警視ぐらいのキレモノであれば、一番捜査力が手薄な管内行えば、たとえ本庁が乗り出したところで解決出来たかどうかは微妙なところだったと思います。それに、忘れ物のライターであっさりと観念したところも、ある程度引き際を決めていたのではないかと。
(被害者の妹の名前が出たら・・・とか)
最初は正義とかそういう部分で警察官になった訳ではないのに、性分である完璧主義を貫き過ぎて、引退が見えた頃には刑事という職が本人の中で想像以上に大切になっていた権藤警視、その刑事としての職を守るために殺人を計画したときにもしかしたら何か腹を括った部分はあったのではないかと。
殺人を計画した時点で既に権藤警視はそのスレスレをいっそのこと楽しんでしまおうと思ったのでは・・・。
西村さんはそんな複雑なキャラクターを軽々と演じています。

ある意味権藤の挑戦を名指しされた感じのある山さん。
山さんの立場は教え子、その教え子に数々の難問・奇問をぶつけて成長を楽しんでいる権藤のスタンスも感じます。

なので、今までとは違う立ち位置の山さんは、正直、取り調べる側でありながら精神的にどんどん追い詰められていきます。
ネクタイは緩んでいき、尋常じゃない汗、そして火のついたタバコを握りつぶす・・・。
この事件で山さんが学んだものは何だったのか・・・・というか、トラウマになったのか・・・。
次の主演作である「噂」とセットでこの作品を観ると、山さんも「人間」なんだなぁ・・・と思います。


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サンテレビ太陽放送7/9=したたか泥棒一世一代のバクチVSテキサス

2023-07-09 09:28:33 | 放送予定

カチカチ山のけぶでございます<(_ _)>
もう大変です(^_^;)・・・まあ、仕事関係なのですが。

ところで、もう7月・もはや7月。
ツイッターを観ていると色々と・・・西新宿もロケ地メッカの駅周辺にとうとうメスが入るので、太陽時代の面影が失われ・・・・寂しい限りです。
太陽ロケ地については、新宿も世田谷も建替えなどで急激に変貌する時期となったので、真面目に東京へ行かなきゃ・・・・どうしましょう。有給5日取得義務もやっとこさなのに(^_^;)

さて、7/9サンテレビ・太陽放送。
#162は、テキサスが交番時代に捕まえた空き巣常習者の男が、殺人容疑で逮捕されるが、実は殺人を目撃していた男は巧みな話術でテキサスに取り入り、汚名挽回を決め込みテキサスに協力するが・・・熊倉さんが独特かつ軽妙な演技で、したたかに立ち回る窃盗犯を好演します。
クライマックスは・・・ある意味藤堂チームの裏技(^_^;)
 

一郎「お父さんに安心するように云っといて、お父さんが出てくる頃には僕も丈夫になっておくって。」
 

【地上波】サンテレビ・テキサス編

7/9(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第50話)
サンテレビ1(地上波)

第162話 50.08.22 したたかな目撃者 (テキサス)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平 

ゲスト:熊倉一雄
 沖田駿一 
 水野哲 本田みちこ
 稲吉靖 大前田武 川村大輔
 辻義一 風戸祐介 小坂生男 森下明 岡田正典
 山本燐一

脚本:田波靖男 四十物光男 小川英

監督:小澤啓一

深夜のマンションでファッションモデルが殺された。スキャンダル多い女で、男関係のもつれが原因と思われ容疑者として浮かび上がった男達の数は多かった。
部屋の中は目茶目茶に荒らされ、宝石類が奪われていたが。
だが、この事件には誰も知らない目撃者がいたのである。空き巣専門で前科三犯 堀田司郎というショボクレた中年男だった。
堀田は忍び込んだ部屋で殺人が起きたのに、ビックリ仰天して逃げ出したところを逮捕されたが、子供の小児ぜんそくの治療費欲しさのコソ泥だといい張って、殺人目撃の事はおくびにも出さなかった。だが問題の男をチタリと見たと証言した・・・・・・。

テキサスが交番時代に捕まえた空き巣常習者の男が、殺人容疑で逮捕される。
実はその殺人を目撃していた男は、巧みな供述とテキサスに取入ることで釈放、汚名挽回を決め込みテキサスに協力する。
しかし、犯人を見つけた男は、その父親を脅迫するが、結局は殺人の罪を動かぬ証拠という部分で着せられてしまう・・・。

熊倉さんが独特かつ軽妙な演技で、したたかに立ち回る窃盗犯を好演します。
また、後に#301で山さんと競演、弊当直室でも旧第二掲示板でお世話になった水野哲さん(現在はミュージシャン)も熊倉さん演じる男の病弱ではありますが、父親よりはるかにしっかりしている(^_^;)息子として好演します。今は声優界の重鎮である熊倉さんの私の中のイメージがドンピシャ堀田なんですよ・・・本当はもっと堂々とした紳士なのですが。
ただ、熊倉さんらしい軽妙さがあれども一癖も二癖もあるイメージがまんまなんですよね。
声優の熊倉さんしか知らない方はポワロやヒッチコックのイメージしかないんじゃないかと思いますが、昔は教育テレビにも顔を出していた方なので、そういう意味では、堀田=熊倉さんだったりして(^_^;)

そんな熊倉さんが空き巣犯というのも面白いところですが、しっかりした息子との対比も絶妙であり、かつテキサスとのコンビネーションも面白い。
どちらかと言うと子供向けに解りやすく作られた「狼がくるぞ!」的な作品ではありますが、それでもその結末の罠を複雑にしているところが太陽らしいです。
今回はちゃんとそういう大人は恐ろしいという面も入れており、けっしてしたたかだけでは物事上手くいかない事を示しています。

考えれば、『ヒッチコック劇場』的なタッチでもあるかなぁ・・。

ただ、テキサスもたとえおぼっちゃま相手とはいえかなりキワドイ手で自供に追い込んだ訳ですが(^_^;)
相変わらずの強引さですがね。


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サンテレビ太陽放送7/2=幸せ絶頂のゴリさんが、孤独を自ら味わう

2023-07-02 07:39:28 | 放送予定

骨休めけぶでございます<(_ _)>

今日は慈木留博士がようやく到着予定。角刈りの角度がまだ鋭い露口さん=毛利も楽しみですが、やっぱりあの前衛的な篠山作品を久々に眺めることができるのが・・・。

テキサス編は極力流用曲使用を押さえて初期録音楽曲を中心に太陽オリジナル曲使用する傾向があるのですが、そういえば#157クライマックスで流れた「叫べ!ジーパン」の曲締めに何か別な曲が被っているような・・・・原曲はドラムもハモンドもあれほど強調されて入っていないので、何だろう?別な青春のテーマの曲尻をかぶせたか?そして#161。使用頻度が非常に低いSE曲「ぼあん~ぼあん~ぼあん~ぼ~あ~んあんあんあんあんあん」の使用。これマカロニ編以来。テキサス編に入り何度か使用された「ブルージーンの子守歌」インストはサントラコレクションで商品化されましたが、おそらく音質やテイストからいっても流用ではなく井上バンド作であるとみられる「ぼあん」は未収録なんですよね。

 

さて、7/2サンテレビ・太陽放送。
#161は、ゴリさんが「愛の巣」作りの為、馴染みの不動産屋の親父さんと新居候補を内見していたところ、親父さんはライフルで狙撃され、ゴリさんはその犯人を車で追う途中で犯人の車に突っ込まれ、病院に担ぎ込まれる。
当初はゴリさんの怨恨筋が濃厚ということで捜査は進みますが、事件のあった新居候補に直前まで住んでいた男が狙われたものと判断したところ、犯人が死体で発見される・・・
ゴリさんには到底理解できない、孤独という部分をゴリさん本人が身を以って体験するという・・・他では観られない、寂しがり屋なゴリさんが拝めます。
でもこの話、現代にも問題提起作としては十分だと思いますが、コードの異常に長い黒電話とスマホを変換するだけで行けそうな気がするし。

太陽のシリーズ中、桃井章さんはアクセント的な部分を担っていた恰好ですが、#140で太陽初参加、執筆2作目でこの話なので、ひょっとすると桃井さんご自身が太陽ネタを書くことに行き詰っていたのでは・・・・と想像してしまいそうになるほど、切羽詰まった話ではあるのですが、個人的には好きなんですよね。

 

石塚「いよぉ!!!テキやん!!上がりたまええ・・あがれぇハイ!」

 

【地上波】サンテレビ・テキサス編

7/2(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第49話)
サンテレビ1(地上波)

第161話 50.08.15 話したい! (ゴリさん)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平 
ゲスト:水谷邦久
 増田佳子 丘寵児
 弘松三郎 木島進介
 東大二朗 松尾文人 永谷悟一 高松政雄

脚本:桃井章 小川英

監督:児玉進

ゴリさんは最近夕方になるとそわそわと落ち着きがない。恋人とデートなのだ。
今日は不動産屋から電話があって、慌てて飛び出していった。結婚後の新居の物色で1DKバス・家具付きの好条件で、不動産屋の安岡とふたりで部屋を見に行ったが、安岡が窓を開けた途端射殺され、犯人の乗った車を安岡の車で追ったゴリさんは犯人の車に急襲され気を失う。
安岡は他人に恨みを買う恐れなど皆無の温厚な老人で、窓を開けた途端に撃たれていることから、ゴリさんが標的だったと考えられた。
犯人が置き去った車からは指紋が検出され、指名手配が行われた矢先に犯人は何者かに車ではねられ死に、手がかりは一切失われてしまう。
一方ゴリさんが借りる予定だったあの部屋の前の住人は、事件の前日まで住んでいて、どこからか電話で急に解約し、家具も適当に処分してほしいと云ってきていた・・・・。

婚約者・道代とのハッピーな生活の準備を行っていた頃にゴリさんの目前で起こった人の良い不動産屋の射殺、自らの負傷、事件はゴリさんたちとは全く関係ない、前の住人が起因することだったのですが・・・その住人の孤独、その「様々な要因で孤独になってしまった」住人を理解しようと、ゴリさんも同じ孤独を自ら味わいます。孤独を理解するというのもゴリさん主演編の一種のテーマでもあり、今回はその当時の孤独解消法がいかに現代と違うかをまざまざと見せつける結果になっていますが、当時はあれぐらいしか出来なかったでしょうね・・・。

道代との愛の巣を捜していたゴリさんに朗報・・・と思いきや、その物件で不動産屋の安岡のオヤジさんが撃ち殺され、犯人を追ったゴリさんも負傷してしまうという・・・ゴリさんはただでは幸せになれないんだなぁ・・・的展開に、その被害者となった二人には全く関係ない事件だったという不条理さが泣けてきます。
それに、あの狙われた引き籠り男にしても、自分の命を守るためという切羽詰まったところもあったりして、ゴリさんにすればやるせないに他ならない、孤独というのがどういうことなのかと言う部分まで勉強させられてしまうという、云ってみれば災難ですよね・・・。

あの孤独な生活、今では考えられない事なのかもしれませんが、もし電力とか絶たれたらあれ以上な悲惨な生活が待っているかもしれないという部分もあって、ちょっと怖くなる話でもありますが、「矢追マンション」と銘打っている割りにアパート的ではありますが、結構良い住まいですし、テレビも少なくともゴリさんのものよりはいいグレードのものですし・・・恐喝の報酬で結構良い生活は送っていた感じですが(^_^;)

しかし、ゴリさんとしては堪らない孤独だったんでしょう・・・いつ鳴るか解らない電話のベルを待ちながら、電話機を抱いて寝る。最初は店屋物をとっていたのに、翌朝はカップヌードルだったり(ゴリさんは当時カップヌードルがマイブームだったようで(^_^;))、酒を飲む訳にはいかないし・・・。

ところで、安岡のおやじさん=丘寵児氏が妙に昔から印象深く、本作を見た翌日に『特別機動捜査隊』でもお見かけしたので調べたところ、戦前から喜劇で活躍していた方だったようです。本作出演後2年足らずで他界なさったようです。


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