本日のTVQマカロニ編は、末期までの名物セミレギュラーとなる鮫島刑事=鮫やんの登場編である。
第44話 48.05.18 闇に向って撃て(鮫やん・殿下・ボス)明石勤 岸井あや子 歌川千恵
ボスと殿下や長さんが街で食事の算段をしているとき、関西弁を捲し立てるヤクザ風の男が格闘していた。
そのヤクザ、実は城北署の名物刑事・鮫島だった。
ボスと鮫島はお互いによく知っており、自分の管内のチンピラに威勢を張ってやったと胸を張って去っていった。
鮫島は警視総監賞をボスの倍は貰っているが、始末書も総監賞の倍書いているという猛者だった。
そんなことがあった後日。
鮫島が絞殺事件の現場を目撃、犯人を追跡するも後頭部を強打され失明、入院してしまった。
城北署管内では連続女性暴行事件が今回の件も含め3件発生しており、何れも被害者は20歳前後の婚約中の美人だった。
その時は他署の事件だったが、やがて七曲署管内で手口が同様の殺人事件が発生してしまった。
その現場に、なんと目が見えない鮫島が現れて、結婚を控えている女性だったら、歯医者で虫歯を治すだろうと、そこを調べるように言い、自分が犯人を逮捕したいと息巻いたが、ボスは鮫島を病院に強制送還させた。
ただ、ボスとしては鮫島が唯一の犯人目撃者であるし、城北署との合同捜査になったものの、手掛かりは見つかっていない。
医師の意見によると、今のところ鮫島が視力を回復する見込みは五分五分だ。
しかし、鮫島はどのみち病院脱走を企てると予想したボスは、嫌がる殿下を鮫島のサポートに付けた。
案の定、病院脱出を企てる鮫島だったが、周囲にバレバレの状況で「脱出成功」を果たした。
鮫島は被害者が同じ歯科医で治療したことを調べ上げており、治療した歯の被せ物から東都歯科大学出身の歯科医を洗うべく、殿下を「目」の代わりとして捜査を開始した。
ただ、歯科医巡りの空振りが続くと、殿下は精神異常者を当たろうと鮫島に提案するが、自分たちは歯科医巡りに専念することに固執して続けた。ただ、街では鮫島が失明したことは既に広がっており、捜査以外のことで騒ぎを起こすなどしたため、殿下はあきれ返ってボスに鮫島とのコンビを解消してほしいと頼むがボスはそれを拒否し、ある歯科医院のメモを渡しそれが被害者共通の歯科医である事を鮫島に伝えるよう命じた。
鮫島はその話を聞いて早速その歯科医に入り込むが、喧々諤々あって終わってしまった・・・と思われたが、一つ収穫があった。歯科技工士の久保という男の挙動がおかしかったのだ。
殿下にそのことを聞いた鮫島は、早速久保をマークし始めるが・・・。
マカロニ欠場最終話ですが、その代わりに藤岡琢也さんを「主演ゲスト」で迎えた一編。
製作側も、藤岡さんも、書いた市川森一さんもまだ続編など考えていなかったということで。
登場時はボスは旧知の仲、その他のメンバーは噂では聞いているという程度で、後年の鮫やん一係表敬訪問は無論ない時期。
初々しいとまではいきませんが・・・(^_^;)
連続婦女絞殺魔に殴られ目が見えなくなった鮫やんと、まだ現場検証時に死体を見て貧血気味になっていた殿下の凸凹コンビがやがて親友然となるまでを描きます。
それと、殿下の成熟エピソードの一つという位置づけもあります。
#33で最も優しい刑事というコンセプトを改めて与えられた殿下の教育係的位置に鮫やんを置いたことで、太陽に一つの深みが加わります。鮫やんという深みなのですが、これがまた市川さんがドラマのデパート然とした太陽という番組のコンセプトをちゃんと把握していたという現れかもしれません。
それに斎藤監督の演出ですから、独特な雰囲気を醸し出しています。
というか、殿下が成長する度に鮫やんが不幸になっていく・・・・という物語の始まりではありますが(^_^;)
第44話 48.05.18 闇に向って撃て(鮫やん・殿下・ボス)明石勤 岸井あや子 歌川千恵
ボスと殿下や長さんが街で食事の算段をしているとき、関西弁を捲し立てるヤクザ風の男が格闘していた。
そのヤクザ、実は城北署の名物刑事・鮫島だった。
ボスと鮫島はお互いによく知っており、自分の管内のチンピラに威勢を張ってやったと胸を張って去っていった。
鮫島は警視総監賞をボスの倍は貰っているが、始末書も総監賞の倍書いているという猛者だった。
そんなことがあった後日。
鮫島が絞殺事件の現場を目撃、犯人を追跡するも後頭部を強打され失明、入院してしまった。
城北署管内では連続女性暴行事件が今回の件も含め3件発生しており、何れも被害者は20歳前後の婚約中の美人だった。
その時は他署の事件だったが、やがて七曲署管内で手口が同様の殺人事件が発生してしまった。
その現場に、なんと目が見えない鮫島が現れて、結婚を控えている女性だったら、歯医者で虫歯を治すだろうと、そこを調べるように言い、自分が犯人を逮捕したいと息巻いたが、ボスは鮫島を病院に強制送還させた。
ただ、ボスとしては鮫島が唯一の犯人目撃者であるし、城北署との合同捜査になったものの、手掛かりは見つかっていない。
医師の意見によると、今のところ鮫島が視力を回復する見込みは五分五分だ。
しかし、鮫島はどのみち病院脱走を企てると予想したボスは、嫌がる殿下を鮫島のサポートに付けた。
案の定、病院脱出を企てる鮫島だったが、周囲にバレバレの状況で「脱出成功」を果たした。
鮫島は被害者が同じ歯科医で治療したことを調べ上げており、治療した歯の被せ物から東都歯科大学出身の歯科医を洗うべく、殿下を「目」の代わりとして捜査を開始した。
ただ、歯科医巡りの空振りが続くと、殿下は精神異常者を当たろうと鮫島に提案するが、自分たちは歯科医巡りに専念することに固執して続けた。ただ、街では鮫島が失明したことは既に広がっており、捜査以外のことで騒ぎを起こすなどしたため、殿下はあきれ返ってボスに鮫島とのコンビを解消してほしいと頼むがボスはそれを拒否し、ある歯科医院のメモを渡しそれが被害者共通の歯科医である事を鮫島に伝えるよう命じた。
鮫島はその話を聞いて早速その歯科医に入り込むが、喧々諤々あって終わってしまった・・・と思われたが、一つ収穫があった。歯科技工士の久保という男の挙動がおかしかったのだ。
殿下にそのことを聞いた鮫島は、早速久保をマークし始めるが・・・。
マカロニ欠場最終話ですが、その代わりに藤岡琢也さんを「主演ゲスト」で迎えた一編。
製作側も、藤岡さんも、書いた市川森一さんもまだ続編など考えていなかったということで。
登場時はボスは旧知の仲、その他のメンバーは噂では聞いているという程度で、後年の鮫やん一係表敬訪問は無論ない時期。
初々しいとまではいきませんが・・・(^_^;)
連続婦女絞殺魔に殴られ目が見えなくなった鮫やんと、まだ現場検証時に死体を見て貧血気味になっていた殿下の凸凹コンビがやがて親友然となるまでを描きます。
それと、殿下の成熟エピソードの一つという位置づけもあります。
#33で最も優しい刑事というコンセプトを改めて与えられた殿下の教育係的位置に鮫やんを置いたことで、太陽に一つの深みが加わります。鮫やんという深みなのですが、これがまた市川さんがドラマのデパート然とした太陽という番組のコンセプトをちゃんと把握していたという現れかもしれません。
それに斎藤監督の演出ですから、独特な雰囲気を醸し出しています。
というか、殿下が成長する度に鮫やんが不幸になっていく・・・・という物語の始まりではありますが(^_^;)