「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

下條アトムさん、ご逝去・・・・・

2025-02-14 06:49:43 | おくやみ

下條アトムさんが1月29日にご逝去・・・・・・78歳。

2年前から急性硬膜下血腫の為、闘病生活を送られていたとのことで、体調急変による死去であったことを13日、所属事務所が発表。

アトムさんといえば、一本気な男、神経質な役柄などが主な印象がありますが、コミカルな役柄も積極的に取り組んでいた印象も又あります。

壮年期を過ぎた後も、鋭さはマイルドになっても、あまり印象的に変わらない方でもありました。

また、声優(というよりは俳優のお仕事に近い取り組み方の)では、やはりエディ・マーフィでしょうか。最初はアトムさんだと気が付かなかったです。これは『世界ウルルン滞在記』ナレーターのお仕事も驚いたものです。さらに驚いたのは『今夜は最高』での鉄腕アトムの扮装。え、こんなことをアトムさんが・・・・と驚いたものです。

太陽では2作品にゲストでご出演。

#121 審判なき罪 ・・・ 吉田春夫 役

#152 勇気 ・・・ 町田正二 役

いずれも山さん編で、一方は父親を結果的に殺され、その復讐の為に刑務所から出所してきた殺した男をつけ狙う若者。一方はある男を兄の復讐のために訪れたアパートで成り行きから立てこもることになった若者でした。

アトムさんにはいつまでもお若いという印象を勝手に持っていたので、残念ですね・・・・。

ご冥福をお祈り申し上げます・・・・・。


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川辺久造さん、ご逝去・・・・・・・・・・

2025-01-29 00:16:56 | おくやみ

川辺久造さんが1月26日、肺炎のためにご逝去。92歳。
1月28日、所属されていた文学座が発表。

基本舞台人であられましたが、テレビドラマの創成期から声優含めてご活躍で、石原プロ作品を除く刑事・アクションドラマ、必殺シリーズを除く時代劇にはほぼ満遍なくご出演で、悪役中心ではありましたが、善人役も含め、狡猾な紳士という役柄がピッタリの方だったと思います。
数は少ないかもしれませんが、飄々とした気の抜けた演技を披露なさることもあり、それが好きでもありました。
無論『水戸黄門』についてもご出演の回数が多いですが、必殺には参加されていませんが、ハングマンのゲスト出演も印象的だったり、本当に、昔からのお馴染みのお顔でありました。
さらに、グラナダ制作の『シャーロック・ホームズの冒険』のレストレードも印象的で、いやぁ・・・もし日本でホームズを再現するのであれば、無論ホームズは露口さんで、レストレードは川辺さんで決まりだとも思っていました。声を充てている役者さんでそのものズバリ映像化出来るじゃないかとも思っていました。
(ハドスンさんの竹口さんは、太陽では#226や#257のクラブのママ。御歴々よりは一回りお若い)

川辺さんは太陽には初期から末期にかけて9話ゲスト出演されています。
ある時はヤクザ、ある時は殺し屋、ある時はサラリーマン、ある時は美術商、ある時は本庁の課長、ある時は会社の重役、そしてまたある時は検事。悪役がほとんどでしたが、#39の大胆不敵な殺し屋・来栖、#70の痴情のもつれで殺人を犯してしまったサラリーマンの影山(殿下を昏倒させ、麻江まで襲う)#678では既に放送されていたグラナダ・ホームズのホームズとレストレードの競演!と密かに沸いたのを覚えています。
そして、川辺さんと云えば個人的には現在解体中の銀座・三愛ビルなんですよね。
#12、#39当時、三菱電機のショールーム「三菱電機スカイリング」が入居していた際のロケ。
川辺さんとカラフルな電灯傘のコラボ・・・印象が強烈です。

#12 彼は立派な刑事だった ・・・横尾勝利
#39 帰って来た裏切者 ・・・来栖
#70 さよならはいわないで ・・・影山
#284 正月の家 ・・・北田専務
#351 密室殺人 ・・・ 高梨
#501 ある巡査の死 ・・・矢沢課長
#571 誘拐 ・・・桐生副社長
#630 必死のマミー ・・・ 前島馨
#678 山村刑事の報酬なき戦い ・・・田所検事

出演回数の少ないセミレギュラーよりご出演が多い・・・・
・・・・92歳というご年齢ですが、本当に鬼籍に入られたことが残念で寂しいです。

ご冥福をお祈り申し上げます。

曲者ぞろいの#39でひと際異彩を放っていた来栖・・・・・・。


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西園寺章雄さん、ご逝去・・・・・・・

2025-01-21 22:26:26 | おくやみ

西園寺章雄さんが1月14日ご逝去。 享年77歳。

時代劇では各作品で万遍無く拝見していた印象のあるお方でした。
色男から斬られ役まで、また、現代劇(関西方面、大阪・京都などでの制作ドラマ、特にABCの『部長刑事』へのご出演が多い)でもご活躍で、どの役でも染まることができた「演劇人」であられたという小職の勝手な印象ですが、大阪を生涯拠点となされておられたようで、かつ後進の指導にはお力を発揮なさっていたところは、Yahoo!のおくやみ記事でも教え子の方々からのコメントの多さを拝見し感じるところです。

太陽には1回出演されておられます。
おそらく一時、東京での撮影作品にも参加されていた時期ではないかと思われます。

#180 訣別 ・・・警官(西園寺宏 名義)

まだまだご活躍できた年齢・・・・残念ですね。
謹んで、ご冥福をお祈り申し上げます・・・・・・

 


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伊藤孝雄さんが既に鬼籍へ・・・・・・・・

2025-01-10 01:36:35 | おくやみ

1月9日、伊藤孝雄さんが2024年8月14日に多臓器不全で御逝去されていたことを、所属していた劇団民藝が公表。
87歳。

早稲田大学在学中に宝塚映画に入社しデビューした1955年以来の芸能活動、1960年俳優座養成所を経て劇団民藝の劇団員に。
デビュー時は彫の深いお顔立ちから二枚目役が多かったところで、1968年に紀伊国屋演劇賞を受賞され、正統派の性格俳優として、舞台・映画・ドラマ・時代劇・声優として活躍、舞台については2020年までご出演。

小職としては伊藤さんは破綻しない演技だったというか、普通の人を演じることもさすが巧みだったというか、そういう印象があるので、悪役を演じられても、あまり悪役としてのイメージを残さない後味でありがなら、それでもしっかり悪役を演じ切られていた印象があります。
また、社会派ドラマや大河にご出演の印象も強い方だったと思います。

太陽には3作品にご出演。
民藝の方は奈良岡ボスはじめ、太陽とは多少なりとも縁がありました。

#97 その子に罪はない! ・・・島田警部
#393 密偵 ・・・中田哲朗(本庁捜査一課係長 警部)
#673 狼の挽歌 ・・・ 尾崎勝敏(城西署刑事)

何れも刑事役なのですが、#97は一係のメンバーを品定めする切れ者の本庁警部、#393は本格ゲスト主演で、ある事件で部下を誤射して殺してしまった本庁警部。#673はブルースを「デカタン」と呼ぶ、切れ者刑事ではあるものの、そのわびしい生活から悪事に手を出す刑事。

個人的に伊藤さんのイメージと合うのは中田係長なんですよね。
個人的に好きな役は尾崎でしょうか。
ブルースとのコンビネーションが良かったです。

それに、島田警部はジーパンと、10年以上を経て尾崎刑事はブルースと組んだというのも感慨深い・・・・。

・・・・・・・ご冥福をお祈り申し上げます。

 

 


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近藤洋介さん、ご逝去・・・・・・・

2025-01-08 00:42:44 | おくやみ

遅くなりましたが・・・・
近藤洋介さんが2024年11月に御逝去されていたことが、12月30日に長年の友人・三代目鶴賀若狭掾氏のXポストにより明らかとなりました。91歳。
1957年、俳優座の正式座員となったあたりから、テレビを中心に舞台・映画・声優として幅広くご活躍で、特に声優は出役のお仕事が多忙になった後でも積極的に取り組まれており、深いながらもまろやかで軽さも持ち合わせている魅力的な低音ヴォイスを披露なさっていました。

小職としては、仕留人の大吉・江戸の旋風の高瀬ですか。
はっきりとしたお顔立ちなので、悪役もこなされておられましたが、ただやっぱり、『江戸の旋風』全シリーズにご出演されていたことがインパクトがあり、印象も深いです。
大吉さんは・・・再放送で観て、父の実家の山に自生していたクルミの木から実をひろい、しばらくゴリゴリさせていた記憶があります。

太陽には2作品ゲスト主演されています。

#365 その一瞬……! ・・・ 豊島辰次
#677 あなたを告訴する! ・・・清水和夫

豊島はゴリさんの警察学校時代の元教官で警備会社の部長でゴリさんを警備会社へ誘う。清水は、デュークらが飲酒運転の疑いで追跡中事故死した大学生の父親(東都医大部長)でデュークを告訴する。
豊島も清水も堂々たる威厳を色濃く醸し出している人物ながら、ある「弱み」を持っていること、クライマックスの台詞が「すまない」・・・という共通点があります。
それに#365は大吉役の候補者であった竜さんとの競演というところも感慨深い部分です。

・・・・・・ご冥福をお祈り申し上げます。


それにしても。
ここ数年の俳優さんの訃報のメディアの扱いが極端すぎます。
所属事務所や伝手があればニュースに採り上げられるのですが、個人情報保護の観点も併せて、情報があっても訃報がなかなか採り上げられない。さすがに近年はメディアから遠ざかっていたとはいえ近藤さんですら・・・・という気持ちはあります。
そういった意味でも、非常に寂しいです。


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正ちゃん・チャリオよ永遠に!!火野正平さんご逝去・・・・・・・・

2024-11-20 21:10:57 | おくやみ

思わず、昼休憩のたばこ場で
「マジでか!!!!」と叫んでしまいました。

火野正平さんが11月14日にご逝去。 75歳。
4月に腰痛の悪化の為「にっぽん縦断 こころ旅」を休み、9月に腰部の圧迫骨折。直接的原因は無く、この骨折を機に体調を崩されたとのこと。

・・・・・なんというか、云い知れないショックというか・・・・。

小職としては、必殺の正ちゃんではあるし、八坂署のカズさんなんですけど、というよりはやはり「火野正平」さんは「火野正平」である、右にも左にも上下にも代わりがいない、そういう存在だったかと思います。淡々としていても怒りの爆発力が強烈で、無論悪役もこなす。かと思えば子犬のような甘えん坊だったり、そういう「漢の艶やかさ」を二枚目とかの容姿とかではなく、身体全体で表現できる希有な方でした。
そして「こころ旅」なんですよね・・・・。
14年間ですが・・・・・小職は最初から拝見していまして、やっぱり各地での溶け込み方が巧みだし、ここでも正平さんは正平さんであり、老若関係なくフェミニストであり、猫と会話し、草木を愛で、下り坂最高で、ストイックさがなく、淡々としていながらもキュートで無理のない旅、凪のような番組全体の空気感が好きで、ある意味小職のリラクゼーション番組となっていました。

太陽には#5「48時間の青春」 藤沢潔役でゲスト主演。
改名前年で、まだ本名の「二瓶康一」名義でのご出演。
未成年役ではあったものの、相手役のシンコをリードするような役柄で、正平さんが演じることで、未成年でも深みがある人間像を体現なさっていたと思います。

なので、俳優としての正平さんもそうですし、相棒のチャリオと共にオムライスと一服ができる喫茶店を捜す正平さんもそうですし、なんというか・・・・やっぱり喪失感が大きい・・・・。

残念です・・・・・・
謹んで、ご冥福をお祈りいたします・・・・・・・・・・・・・・

 


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稲垣美穂子さん、ご逝去・・・・・・・

2024-10-24 06:37:20 | おくやみ

松山容子さんの「お市」#1を初見、松山さんの噂に聞いていた殺陣に魅了されてしまったけぶでございます<(_ _)>

ディアゴ特命課DVD、実験発売が休刊となると焦りましたが、とりあえずマイページ定期購読メニューを確認すると・・・・。

特捜最前線DVDコレクション Pack 4
発送に含まれる刊行物
特捜最前線DVDコレクション 第6号 1,999円
特捜最前線DVDコレクション 第7号 1,999円
お届け予定日 2025/04/01

まだ5号が到着していませんが、多分全国発売へシフトするための休刊かと思います。


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稲垣美穂子さんが8月6日老衰のためご逝去されていたことが発表されました。86歳。

日活出身(1957年デビュー)で俳優座養成所へ、映画やテレビにもご出演でしたが、自ら立ち上げた劇団でミュージカル公演に尽力、着物通でもあったとのこと。
小職としては『華の嵐』の男爵夫人が印象的ですが、その凛とした佇まいは悪役も似合っていながら、ご本人はお淑やかでかつリーダーシップがとれる才女という印象がある方でした。

太陽では1作ゲスト出演されています。
#69 初恋への殺意・・・ 森岡悦子役

政治家の夫を守るため・・・否、自分の「家」を守るため、父や自分の夢を叶えるために人道に外れた政治家の娘であり妻をストイックに演じ上げています。
高貴であるが冷徹、太陽史上の女性キャラの中でのストイックさは上位に入るキャラクターでした。

稲垣さんのような高貴な役柄を凛と演じられる役者さんが、気づくと本当に少なくなってきました。

ご冥福をお祈りいたします・・・・・・・。


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大山のぶ代さん、さようなら・・・・・

2024-10-11 19:54:43 | おくやみ

大山のぶ代さんが9月29日に老衰のためご逝去。90歳。
どらちゃん役(3代目)としては余りにも有名ですが、小職としては、出役としてのウイークエンダーのレポーター、『江戸を斬る』の咲役なのですが、なんというか、唯一無二な方だったんですよね・・・・表現が難しいなぁ・・・。
言い方を代えると、小職としてはどらちゃんではなく、役柄ではなく、あくまでも「のぶ代さん」。
旦那さんの砂川さんも、『お昼のワイドショー』でお馴染みでしたから、尚更ご本人、ご自身という踏まえ方でした。

太陽には、実は裏方として関わりがあり、かつ露口さんとは俳優座の養成所で同期。(露口さんを「露」と呼ぶことができたとか)
そしてご自身独学でそれまで貯めていたアイディアを取り入れた脚本が5本。
それらは女性目線でもあり、かといって甘口でもなく、ほろ苦いドラマが展開されていました。最初の#129はのぶ代さんの取材アイディア満載の娯楽作でしたが、後の4本はのぶ代さんの鋭い目線というか、ソフトに見えながらなかなかハードな内容に、#154は脱獄犯で前田吟さん、#189は坂口良子さんの可憐さと狂気、#289は少年のハードさ、#319は丘みつ子さんに中尾彬さん演じるボンの先輩夫婦の悲劇・・・というかボンの悲劇。
一筋縄ではいかない内容でした。

#129 今日も街に陽が昇る 1975年 小川英さん、田波靖男さんとの共作
#154 自首 1975年 小川英さんとの共作
#189 人形の部屋 1976年 小川英さん、四十物光男さんとの共作
#289 殿下と少年 1978年 小川英さんとの共作
#319 年上の女 1978年 小川英さんとの共作

詳しくは・・・
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/d39dfdc8c6bf6ec8956f1f96eeab2054

どらちゃんに入られる前までの執筆ですが、確か太陽ファンであったと聞いたこともありますし、さらに1978年10月より太陽に一般オーディション選出⇒参加したナーコの友直子さんの演技指導も買って出るなど、太陽とは浅からぬ関係性を構築されていたようです。


・・・・・さみしいです。

ご冥福をお祈り申し上げます・・・・・


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中村好男さん、ご逝去・・・・・・・

2024-08-27 21:09:36 | おくやみ

深水三章さんが結成され、太陽にゲスト出演された方を多く輩出したミスタースリムカンパニーご出身で、自らもゲスト経験がある堀勉さんがXにて悲しいお知らせを・・・。

同じミスタースリムカンパニーご出身の中村好男さんが8月26日にご逝去されたという。

1956年1月23日生まれ、68歳。

パーソナルデータや情報がネット上では少ないので、限られた情報とはなりますが、テレビなどは1981年から1985年の間に頻繁にご出演、特に1984年6月からNTV系で開始された『25才たち・危うい予感』は太陽の次枠、さらには太陽を卒業して間もない世良さんと共にレギュラーとしてご出演とご活躍だったのですが、小職は未見でした・・・。
活躍の中心は劇場とバンド活動であられたようですが、小職としては大都会PARTIII#43、同じスリムカンパニーの中西良太さんとのご共演、そして太陽の#530の前島が深く印象に残っています。

太陽では3作品にゲスト出演、#530はゲスト主演です。

#460 スニーカーよ、どこへゆく
#514 ドックの苦手
#530 検問突破

#460は中西良太さんとの共演で「自動車泥棒」がもし死んでいなかったら・・・とまではいきませんが髣髴とさせる配役、#514はドックの母校の後輩、そしてボギーを手玉にとりながら最後にはボギーに気を許す強盗一味の前島。
当時、真面目さと直向きさがある意味売りの一部だった太陽にボギーと柏原寛司さんと共に「真面目過ぎるんだ冷水」を浴びせたような物語を突きつけたような熱演でした。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 


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浜畑賢吉さん、ご逝去・・・・・・・・・

2024-07-07 11:58:29 | おくやみ

浜畑賢吉さんが、7月2日にご逝去。81歳。

俳優座養成所を経て劇団四季に入団、その後『進め!青春』で主演し、その後はテレビドラマや時代劇にも精力的に参加されましたが、映画出演は少なく、軸足はあくまでも舞台というスタンスはあった方だったという印象です。
どの役でも上品さと紳士的な面が香り、奥さんの上村香子さん共にご出演された番組も何度か拝見しましたが、そちらでも同じ印象を感じておりましたが、浜畑さんの持ち味とはちょっと違う感じがした『必殺からくり人 血風編』の直さんも強烈な印象を小職に残しています。
浜畑さんといえば、気迫。おっとりしているように見えて、その気迫がみなぎる時の緊張感が別格な感じを受けていました。

太陽には、ロッキーの兄、岩城雅也として2度ご出演。
#261 偽証 は会社人として社会人として、ロッキーの考え方との対立。というか雅也と自然児ロッキーの考え方が根っこは同じようなのですが、立場的に対立してしまうという対照となっていました。
#383 兄貴 ・・・猟銃の誤射疑惑を掛けられた雅也、その事件をロッキーが調査するという構図。この時に一見、会社人としての目線しか持ち合わせていないように見える雅也のやさしさが披露されます。
何れの「雅也」も何があっても毅然とした姿勢を貫き、ブレない男として描かれており、当時の浜畑さんはもうちょっと甘口な印象があった中で、雅也役は結構意外性がありました。
2回のみのご出演でしたが、太陽のキャラクターの中ではリアル社会を反映したキャラで異色だったと思います。
おそらく「雅也」は沖さんから拝借した名前だったのではないかと思いますが・・・。

ご冥福をお祈りいたします・・・・・・・・。


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