「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

正ちゃん・チャリオよ永遠に!!火野正平さんご逝去・・・・・・・・

2024-11-20 21:10:57 | おくやみ

思わず、昼休憩のたばこ場で
「マジでか!!!!」と叫んでしまいました。

火野正平さんが11月14日にご逝去。 75歳。
4月に腰痛の悪化の為「にっぽん縦断 こころ旅」を休み、9月に腰部の圧迫骨折。直接的原因は無く、この骨折を機に体調を崩されたとのこと。

・・・・・なんというか、云い知れないショックというか・・・・。

小職としては、必殺の正ちゃんではあるし、八坂署のカズさんなんですけど、というよりはやはり「火野正平」さんは「火野正平」である、右にも左にも上下にも代わりがいない、そういう存在だったかと思います。淡々としていても怒りの爆発力が強烈で、無論悪役もこなす。かと思えば子犬のような甘えん坊だったり、そういう「漢の艶やかさ」を二枚目とかの容姿とかではなく、身体全体で表現できる希有な方でした。
そして「こころ旅」なんですよね・・・・。
14年間ですが・・・・・小職は最初から拝見していまして、やっぱり各地での溶け込み方が巧みだし、ここでも正平さんは正平さんであり、老若関係なくフェミニストであり、猫と会話し、草木を愛で、下り坂最高で、ストイックさがなく、淡々としていながらもキュートで無理のない旅、凪のような番組全体の空気感が好きで、ある意味小職のリラクゼーション番組となっていました。

太陽には#5「48時間の青春」 藤沢潔役でゲスト主演。
改名前年で、まだ本名の「二瓶康一」名義でのご出演。
未成年役ではあったものの、相手役のシンコをリードするような役柄で、正平さんが演じることで、未成年でも深みがある人間像を体現なさっていたと思います。

なので、俳優としての正平さんもそうですし、相棒のチャリオと共にオムライスと一服ができる喫茶店を捜す正平さんもそうですし、なんというか・・・・やっぱり喪失感が大きい・・・・。

残念です・・・・・・
謹んで、ご冥福をお祈りいたします・・・・・・・・・・・・・・

 


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稲垣美穂子さん、ご逝去・・・・・・・

2024-10-24 06:37:20 | おくやみ

松山容子さんの「お市」#1を初見、松山さんの噂に聞いていた殺陣に魅了されてしまったけぶでございます<(_ _)>

ディアゴ特命課DVD、実験発売が休刊となると焦りましたが、とりあえずマイページ定期購読メニューを確認すると・・・・。

特捜最前線DVDコレクション Pack 4
発送に含まれる刊行物
特捜最前線DVDコレクション 第6号 1,999円
特捜最前線DVDコレクション 第7号 1,999円
お届け予定日 2025/04/01

まだ5号が到着していませんが、多分全国発売へシフトするための休刊かと思います。


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稲垣美穂子さんが8月6日老衰のためご逝去されていたことが発表されました。86歳。

日活出身(1957年デビュー)で俳優座養成所へ、映画やテレビにもご出演でしたが、自ら立ち上げた劇団でミュージカル公演に尽力、着物通でもあったとのこと。
小職としては『華の嵐』の男爵夫人が印象的ですが、その凛とした佇まいは悪役も似合っていながら、ご本人はお淑やかでかつリーダーシップがとれる才女という印象がある方でした。

太陽では1作ゲスト出演されています。
#69 初恋への殺意・・・ 森岡悦子役

政治家の夫を守るため・・・否、自分の「家」を守るため、父や自分の夢を叶えるために人道に外れた政治家の娘であり妻をストイックに演じ上げています。
高貴であるが冷徹、太陽史上の女性キャラの中でのストイックさは上位に入るキャラクターでした。

稲垣さんのような高貴な役柄を凛と演じられる役者さんが、気づくと本当に少なくなってきました。

ご冥福をお祈りいたします・・・・・・・。


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大山のぶ代さん、さようなら・・・・・

2024-10-11 19:54:43 | おくやみ

大山のぶ代さんが9月29日に老衰のためご逝去。90歳。
どらちゃん役(3代目)としては余りにも有名ですが、小職としては、出役としてのウイークエンダーのレポーター、『江戸を斬る』の咲役なのですが、なんというか、唯一無二な方だったんですよね・・・・表現が難しいなぁ・・・。
言い方を代えると、小職としてはどらちゃんではなく、役柄ではなく、あくまでも「のぶ代さん」。
旦那さんの砂川さんも、『お昼のワイドショー』でお馴染みでしたから、尚更ご本人、ご自身という踏まえ方でした。

太陽には、実は裏方として関わりがあり、かつ露口さんとは俳優座の養成所で同期。(露口さんを「露」と呼ぶことができたとか)
そしてご自身独学でそれまで貯めていたアイディアを取り入れた脚本が5本。
それらは女性目線でもあり、かといって甘口でもなく、ほろ苦いドラマが展開されていました。最初の#129はのぶ代さんの取材アイディア満載の娯楽作でしたが、後の4本はのぶ代さんの鋭い目線というか、ソフトに見えながらなかなかハードな内容に、#154は脱獄犯で前田吟さん、#189は坂口良子さんの可憐さと狂気、#289は少年のハードさ、#319は丘みつ子さんに中尾彬さん演じるボンの先輩夫婦の悲劇・・・というかボンの悲劇。
一筋縄ではいかない内容でした。

#129 今日も街に陽が昇る 1975年 小川英さん、田波靖男さんとの共作
#154 自首 1975年 小川英さんとの共作
#189 人形の部屋 1976年 小川英さん、四十物光男さんとの共作
#289 殿下と少年 1978年 小川英さんとの共作
#319 年上の女 1978年 小川英さんとの共作

詳しくは・・・
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/d39dfdc8c6bf6ec8956f1f96eeab2054

どらちゃんに入られる前までの執筆ですが、確か太陽ファンであったと聞いたこともありますし、さらに1978年10月より太陽に一般オーディション選出⇒参加したナーコの友直子さんの演技指導も買って出るなど、太陽とは浅からぬ関係性を構築されていたようです。


・・・・・さみしいです。

ご冥福をお祈り申し上げます・・・・・


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中村好男さん、ご逝去・・・・・・・

2024-08-27 21:09:36 | おくやみ

深水三章さんが結成され、太陽にゲスト出演された方を多く輩出したミスタースリムカンパニーご出身で、自らもゲスト経験がある堀勉さんがXにて悲しいお知らせを・・・。

同じミスタースリムカンパニーご出身の中村好男さんが8月26日にご逝去されたという。

1956年1月23日生まれ、68歳。

パーソナルデータや情報がネット上では少ないので、限られた情報とはなりますが、テレビなどは1981年から1985年の間に頻繁にご出演、特に1984年6月からNTV系で開始された『25才たち・危うい予感』は太陽の次枠、さらには太陽を卒業して間もない世良さんと共にレギュラーとしてご出演とご活躍だったのですが、小職は未見でした・・・。
活躍の中心は劇場とバンド活動であられたようですが、小職としては大都会PARTIII#43、同じスリムカンパニーの中西良太さんとのご共演、そして太陽の#530の前島が深く印象に残っています。

太陽では3作品にゲスト出演、#530はゲスト主演です。

#460 スニーカーよ、どこへゆく
#514 ドックの苦手
#530 検問突破

#460は中西良太さんとの共演で「自動車泥棒」がもし死んでいなかったら・・・とまではいきませんが髣髴とさせる配役、#514はドックの母校の後輩、そしてボギーを手玉にとりながら最後にはボギーに気を許す強盗一味の前島。
当時、真面目さと直向きさがある意味売りの一部だった太陽にボギーと柏原寛司さんと共に「真面目過ぎるんだ冷水」を浴びせたような物語を突きつけたような熱演でした。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 


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浜畑賢吉さん、ご逝去・・・・・・・・・

2024-07-07 11:58:29 | おくやみ

浜畑賢吉さんが、7月2日にご逝去。81歳。

俳優座養成所を経て劇団四季に入団、その後『進め!青春』で主演し、その後はテレビドラマや時代劇にも精力的に参加されましたが、映画出演は少なく、軸足はあくまでも舞台というスタンスはあった方だったという印象です。
どの役でも上品さと紳士的な面が香り、奥さんの上村香子さん共にご出演された番組も何度か拝見しましたが、そちらでも同じ印象を感じておりましたが、浜畑さんの持ち味とはちょっと違う感じがした『必殺からくり人 血風編』の直さんも強烈な印象を小職に残しています。
浜畑さんといえば、気迫。おっとりしているように見えて、その気迫がみなぎる時の緊張感が別格な感じを受けていました。

太陽には、ロッキーの兄、岩城雅也として2度ご出演。
#261 偽証 は会社人として社会人として、ロッキーの考え方との対立。というか雅也と自然児ロッキーの考え方が根っこは同じようなのですが、立場的に対立してしまうという対照となっていました。
#383 兄貴 ・・・猟銃の誤射疑惑を掛けられた雅也、その事件をロッキーが調査するという構図。この時に一見、会社人としての目線しか持ち合わせていないように見える雅也のやさしさが披露されます。
何れの「雅也」も何があっても毅然とした姿勢を貫き、ブレない男として描かれており、当時の浜畑さんはもうちょっと甘口な印象があった中で、雅也役は結構意外性がありました。
2回のみのご出演でしたが、太陽のキャラクターの中ではリアル社会を反映したキャラで異色だったと思います。
おそらく「雅也」は沖さんから拝借した名前だったのではないかと思いますが・・・。

ご冥福をお祈りいたします・・・・・・・・。


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赤塚真人さん、ご逝去・・・・・・

2024-07-05 19:47:45 | おくやみ

赤塚真人さんが7月4日、食道がんでご逝去。73歳。

子役を経て日本テレビ青春モノで本格デビュー、様々な作品にご出演、気弱な一般市民的イメージですが、悪役では凄みを見せることがあったり、特に後年はイメージにとらわれない活動をなさっていた印象です。近年は故郷の茨城へ移住し劇団活動を精力的に行われていたようですが・・・。
確かCMでもよくお見かけした記憶があるのですが、商品が思い出せない・・・。

刑事ドラマファンとして印象が強烈に残っている作品は『特捜最前線』#80「新宿ナイト・イン・フィーバー」でしょうか。
やっぱり、お馴染みなお顔なんですよね。

恐らく『でっかい青春』辺りにお知り合いとなったであろう水沢有美さんがお見舞いに行かれたタイミングで他界されたとか・・・。

太陽では、出前持ちの下山正。
#667と#692に登場、初登場時に事件に巻き込まれた経緯でデュークに敬意を持っているものの、余計な首を突っ込んだばかりに危険な目に遭ってしまう憎めない男を好演されました。
この正については、デュークの金田さんの意見が反映されているキャラなんだそうで、結果的に2回登場することになる珍しいキャラクターとなりました。

73歳はお若いですね・・・・
ご冥福をお祈り申し上げます・・・。


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中尾彬さん、ご逝去・・・・・・・

2024-05-22 21:37:48 | おくやみ

5月16日、中尾彬さんがご逝去。81歳。

駆け出しのころは強面から好青年、ひ弱な役柄も演じながら、個人的な印象としては『暴れん坊将軍』での宗春役あたりから押し出しの強い好敵手役も多くなり、プレイボーイであり、さらには絵画やファッション等に造詣深く、近年はバラエティ番組やコメンテーターとしても顔を持つなど、まさに「芸能人」という看板に偽りの無い方でした。

今月発売の某雑誌にインタビューが掲載されるなどもあり、終活を行っていながらも、心不全ということで、急逝だったようです。

太陽では1作品ご出演です。
#319「年上の女」・・・・矢倉浩
ボンの高校時代のサッカー部の先輩。その妻・文子も先輩で、ボンのあこがれの人。
大山のぶ代さん脚本で、ならではの世界が展開されていき、矢倉役というのは太陽ゲストキャラの中でも結構複雑な人物だったと思います。劇場的でもあり、かつリアルな男の匂い(想い)をふりまくわけですから、並大抵の役者さんではシラケてしまいます。ただ、序盤とクライマックスのみの登場だったのが残念です。
既に有名どころだった中尾さんなので、そつなく熟していらっしゃいました。

寂しいですね・・・・謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 


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おいちゃん・・・寺田農さん、ご逝去・・・・・・・・・

2024-03-23 09:36:06 | おくやみ

3月下旬、今世紀に入ってから訃報の季節という感覚のけぶでございます。

寺田農さんが3月14日未明、肺がんのため死去した。81歳。

晩年は肺がんで闘病されながらのご活躍だったとの事。
・・・・残念でなりません。

寺田さんを拝見していると、この方も演技に対して楽しく・貪欲に挑まれている姿勢であることを小職は感じておりました。お若い頃から血気盛んな青年と大人しい一般的な青年まで演じられ、演技にあぶらがのりはじめてからは、凶悪犯から刑事、サラリーマンから暴力団員(幹部)など枚挙にいとまがないほどの演じる幅があった方だと思います。その活躍は出役に限らず、声優までにも及び、御姿とお声で見るものに印象を強く残した方だったと思います。
特に小職としては、『あいつがトラブル』の唐木のおいちゃんなんですよね。
ショーケンさんとの「遊び」は自由気ままで、本放送当時の週末のある期間のストレス解消の愉しみとして小職には確かに「沖田&唐木」コンビは存在していました。

太陽では2作品ゲスト出演されています。

#329 タイムリミット・・・・市木武正 役
#589 共謀・・・・ 田島 役

市木はコレラ感染の疑いがある暴力団幹部、ボスと駆け引き的な競演。田島は打算的な夫婦関係の中、自己利益のために愛人を殺した有能なサラリーマン。
どちらもそつなくこなしてしまう寺田さんの懐の深さってすごいと思います。

・・・・・・・・ご冥福をお祈り申し上げます。


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正司歌江さん、ご逝去・・・・・・・

2024-01-25 05:59:16 | おくやみ

かしまし娘・正司歌江さんが1月19日にご逝去。94歳。

現在はワハハ本舗にご所属されて居られたんですね。(80歳より。)2年前まで現役で舞台に上がられていたとか。
個人的にはかしまし娘としてのご活動もさることながら、時代劇へご出演が印象に残っています。
芸事含め、シャキシャキされている方でしたが、改めて調べさせていただくと波乱万丈な人生を過ごされた方だったんですね。

ご冥福をお祈り申し上げます。

太陽には#664「マイコンがトシさんを撃った!」にゲスト出演。
トシさんが4年前に担当したひき逃げ事件の被害者の母親役を演じられていましたが、ワンシーンのみのご出演で結構意外な感じがしました。当時だからこそ、かしまし娘の正司さんであることは重々承知していたので、もっと物語にかかわりのある役柄だと勝手に思っていたので、贅沢なキャスティングだなと。


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松井範雄さん、ご逝去・・・・

2023-12-04 22:05:55 | おくやみ

松井範雄さんが11月8日に亡くなっていたことが4日、所属事務所の円企画より発表。72歳。

個人的には「わが町シリーズ」や時代劇の印象が強いのですが、かつては恰幅が良く、コミカルな演技も印象にある方でした。

太陽は2作品にご出演、太陽は円企画の俳優さんは多くご出演でしたからね。
この当時は、メガネをかけておられました。

#662 制服よさらば ・・・ 被害者の警備員
#706 ボス!任せてください ・・・ 東風麻雀店主

なんといっても72歳はお若い・・・・。ご冥福をお祈りいたします。

 


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