生物の形-ポリ亭のマクロ・顕微鏡写真-

 身近な動植物のマクロ写真や顕微鏡を用いて撮るミクロ写真を載せていきます。「生物の形」を気楽に楽しんでいきたいものです。

[#1837] ピーマン(3) 花芯(真上からの観察)

2013-11-15 19:14:31 | Weblog

 ピーマンの花芯の真上から撮影した超マクロ写真です。前回よりさらに拡大して撮影しました。スケールバーは1mmに対応しています。

 中央の雌しべの柱頭を真上から見ると,雌しべは全体として三角形の角を切り取ったような形です。下の左付近に典型的な形の雄しべに着目すると,黒い部分は花粉の入っている雄しべの表皮です。雄しべの中央が割れて花粉が出ている様子が分かります。雌しべと雄しべの両方にフォーカスが合っているので両者は同じ程度の高さであることが分かります。同花受粉が起こりやすい状況ですが他の花粉の授粉を妨げているわけでもありません。

撮影日:2013.10.11                                                  ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(T. TAKAHASHI)


[#1836] ピーマン(2) 花芯(真上からの観察)

2013-11-15 19:07:20 | Weblog

 ピーマンの花芯を真上から撮影した超マクロ写真です。デジタル顕微鏡の表示倍率は×50です。スケールバーは1mmに対応しています。

撮影日:2013.10.11                                                  ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭


[#1835] ピーマン(1) 花全体像

2013-11-15 18:52:16 | Weblog

  今年は例年になくピーマンが豊作でした。次から次と開花する花のマクロ・顕微用写真を連載します。花の時期がほぼ終わる頃に撮影しました。

 今回は花全体のマクロ写真です。花は白色で6弁,中央にしっかりとした花柱に支えられた雌しべが1本にょっきり生えています。その周りを取り囲むように6本の雄しべが花弁の根元付近から生えています。雌しべの高さは雄しべよりはやや高い程度ですから,自家受粉も起こりそうです。

撮影日:2013.10.13                                              花採取場所(自宅:鯖江市)                                        ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(TAKAHASHI)