オオイヌノフグリのマクロ・顕微鏡写真を連載します。春一番,畑や庭で咲き出して春の到来を告げてくれる花です。濃い紫の筋模様にやや薄い紫の花弁が4枚写っています。中央に雌しべが一本,両側に雄しべが2本生えています。
「受粉は昆虫によるが虫が来なかった花は自家受粉する。確実に種子をつくるこの方法で,日本中に広がった。」 春の野草(永田芳男著,山と渓谷社)より
撮影日:2015年4月15日 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(T. TAKAHASHI)
ヒマラヤユキノシタを縦断して撮影したデジタル顕微鏡写真です。前回よりさらにアップして撮影しました。花井とは葯に繋がる直前で急に細くなっています。やがて葯は振り落される運命です。
撮影日:2015年3月19日 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
ヒマラヤユキノシタの縦断面のデジタル顕微鏡写真です。胚珠が並んでいる付近をアップして撮影しました。雌しべが根元付近で2本に分岐している様子が分かります。
撮影日:2015年3月18日 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
ヒマラヤユキノシタの花弁を切り取り,花芯部を縦断して撮影したデジタル顕微鏡写真です。ここで雌しべは残して切断しました。縦断というより花弁を切除した花芯部の表面を切り取ったような写真です。雄しべの足元から葯までの形が写っています。
撮影日:2015年3月 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
ヒマラヤユキノシタの花芯のデジタル顕微鏡写真です。スケールバーは1mmに対応しています。柱頭の幅は1mm,長さは2mmくらいです。葯は既に花粉を放出した後のようで空っぽのように見えます。
撮影日:2015年3月19日 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭