準備日の一日前に、京都にやって来た。
宿は、京都のホテルの中でも最高峰の「ホテルいちなん」。
1階のレストラン部門には、世界的に有名なシェフ「孫・コラソン」が腕を振るってくれる。
彼の料理は、人の心を解きほぐし、全ての人に喜びを与える。
食べ終えたお客様は、至高の時と深い感動を味わって、お店を出てくる。
まるで、「技雀」の落語を聞いて演劇座から出て来たばかりのお客と同じ感覚になるようだ。
この日は、ちょうど京都の現場で働いている長男クルムと待ち合わせをしたのだ。
卒業旅行でヨーロッパを一人旅したあと、3月初めから就職したばかりである。
これと云って、目的意識の無いところが彼の特徴だが、誰でも受け入れる広さがある。
彼が旅先で取ってきた1000枚以上の写真を見せてもらう。
面白いもので、写真を通してその場面を見る彼の心情が伝わってくるのだ。
とっても、優しい写真ばかりである。
「この夕日がきれいだったんよー!」
「この花が美しいでしょ?」
「この子供が可愛くて・・・」 なんて事ばかり云う。
仕事の方は、内装関係の仕事をしており、早いときは朝4時起きで仕事に行くようだ。
「労働が人間を育ててくれる。」と、私は常々思っているが、まさにその通りである。
肉体労働で、引き締まった体と顔つきは、以前の「チャラ男」では無い。
1000枚以上の写真を一生懸命見て、逞しく育ちつつある子供を見るなんて、
親バカそのものですな。
シェフ・コラソンが出してくれたのは、厚さが3センチもある、最高級のステーキであった。
とろける様な肉の甘さ!
20歳そこそこの、子供に食べさせるのは勿体無い代物である。
もう一人、長男の高校時代の同級生も一緒だ。現在、同志社大学の哲学科、
二人ともご飯を食べながらビールを飲む、ご飯を肴にお酒を飲むのでる。
年を取ってくると、お酒と料理、最後に締めのご飯と順列が決まってくるのだが、
若いから為せる技だろう、ご飯・お肉・お酒・ご飯・お酒・・・・ん~、信じられない!
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