正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

竜頭の巻き芯削りからキングセイコーと機械式時計の修理をしました

2014年01月18日 | 時計修理
昨日も寒い一日でした。

 昨日はドルチェの竜頭の巻き芯削りからの修理です。
  

セイコーの竜頭は巻き真の直径が0.6ミリと小さくドリルの直径が0.4ミリからなので失敗するのを覚悟で削りだしました。
0.4ミリのドリルから慎重に始めて0.5ミリのドリルは手を使って削りだしました。
何とかうまく削れて完了。

分解掃除です。
キングセイコーの時計ですが、手巻では2日間問題なく動いてくれるのですが、ワインダーに掛けると巻き上げ機構の調子が悪いのか止まってしまっていました。
もう一度分解し点検。

クラッチ車を交換してもう一度掃除をして組み上げました。
しばらく様子を見てみる予定です。

自動巻きの時計です。
止まりの状態でお預かりしました。
独特の構造で何度か今まで修理したことのある機械でした。
分解掃除、タイミング調整です。
カレンダー早送りのレバーが引っかかっていたみたいです。
こちらも運針に問題なければケーシングしてワインダーに掛ける予定です。