蘊蓄cafe

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「幸せのレシピ」

2008年02月24日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 ドイツの「マーサの幸せレシピ」(2001年)のリメイク。落ち着いた映画。交通事故で姉が亡くなる。その子供と、その子を引き取った妹のお話。ストーリー的には、淡々と進み結末を迎える。キャサリン・ゼタ=ジョーンズは相変わらず魅力的だ。彼女は完璧主義者でカウンセリングを受けているという設定がポイントだ。完璧すぎて結婚もしていない。そこへ妹の子供が来て、子供相手では完璧主義という訳にもいかず、変化が訪れる・・・。本家の「マーサの幸せレシピ」も観てみたいところ。

ぽすれん・レビューAmazon・レビュー
監督:スコット・ヒックス
出演者:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アーロン・エッカート、アビゲイル・ブレスリン
Story:
『シカゴ』のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演によるハートウォーミングなラブロマンス。姉を事故で亡くし、姪を育てることになった高級レストランの料理長・ケイトと、陽気なシェフ・ニックの恋模様を描く。(幸せのレシピ)

「蒼い瞳とニュアージュ 完全版」

2008年02月24日 | 書籍レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
「蒼い瞳とニュアージュ 完全版」(松岡 圭祐、角川文庫)
 松岡 圭祐の 小説で、「催眠」「千里眼」「マジシャン」のいずれのシリーズにも含まれない作品。一ノ瀬恵梨香というかなり変わった臨床心理士が主人公になっている。雰 囲気は「催眠」と「千里眼」の中間、「マジシャンシリーズ」に近いかもしれない。一ノ瀬恵梨香は、「催眠」の嵯峨のような安定感も「千里眼」の岬美由紀の ような強さを持っているわけでもない。自身も心に傷を持ち、弱いにもかかわらず、自ら死に場所を探しているような妙な迫力を持つ、面白いキャラだ。他のシリーズに比べるとやや単調で浅い感じがあるが、「千里眼」ではなく「催眠」よりで今後を期待したい。