先月末にワシントン上空で発生した旅客機と軍用ヘリの衝突事故についてです。
ネットで海外の情報が昔に比べて簡単に入って来るようになったので、個人レベルでもかなりのデータを把握できる時代になりました。
個人レベルなので未だ定かとは言えないレベルなのですが、事故原因について動画などで流れている様々な見方(の一部)をまとめてみました。
・衝突した軍用ヘリのパイロットは肉眼ではなく暗視装置を使っていた。
・管制官がヘリコプターに対して「旅客機が見えているか」と尋ね、これに対してヘリコプターのパイロットが「航空機は見えています」と応えていて、その後、管制官が,「旅客機の後方を通過してください」と伝えたものの、これに対しパイロットは応答しなかった。
・事故に遭った旅客機とは別に近くを別の航空機が飛んでいて、軍用ヘリはそちらが衝突回避しなければいけない航空機だと勘違いした可能性が有る。
・旅客機の方には特に問題は無かったし、着陸直前なのでパイロットは滑走路の方を確認するのに集中していた。
現時点では以上の4点です。
これらの事から、大体ですが、こんな状況かも知れないと思いました。
・衝突した軍用ヘリのパイロットは肉眼ではなく暗視装置を使っていたので死角が有った。これで死角ではない方の航空機を「航空機は見えています」と誤認して「航空機は見えています」と管制官に伝えた。
・その後、管制官から「旅客機の後方を通過してください」と伝えて来たが、軍用ヘリは既に別の航空機の後方に位置していたので、軍用ヘリのパイロットは「管制官は何を言ってるのか?」と思い、もしかして別の航空機でもあるのか?と混乱して周囲を確認し始めていたため返事が遅れた。
・衝突した旅客機を確認できない内に、或いは確認したものの既に直前だったため衝突を回避できる状態ではなかった。
仮説に過ぎませんが現時点ではこのようなロジックしか浮かびあがって来ません。
真相はどうだったのでしょう。