快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

巨大地や大津波 その66

2015-07-21 21:37:40 | 地震 津波
 新国立競技場については、計画を白紙に戻し、今年秋までに新たな整備計画を作る方向のようなので、一応デザインについて耐震、耐火山灰などは新しいデザインが出て来るまでは様子見です。
 ただ地震や津波、或いはブログタイトルには有りませんが、火山災害と言うもののリスクが高くなっている状況では、何かそうした事への対策を組み込めないのか?と考える所があります。
 新しい競技場を造るついでに災害対策も効果が出るようなもの。
 少し考えた所では、こんなのがあります。
 耐震基準改正前までに建った住宅で、重たい瓦を使ったものが、結構残ってますが、この瓦の重さって、相当なもののようです。
 屋根の広さや瓦の種類にもよりますが、普通の50~100㎡の屋根で大体、2.5t~6t位でしょうか。
 車2台~5台が屋根、特に2階の屋根に載っているわけで、これを軽量化するとかなりの耐震性が出るようです。
 それと耐震性だけでなく、仮に半壊や全壊した場合に下敷きになった人が助かる確率は、屋根や床、或いは壁が軽いもの程、高いようで、「半壊や全壊するかどうか」と言う点だけでなく、「仮に半壊や全壊した場合に下敷きになった人が助かる確率がどうなのか?」と言う事も大事なのです。
 確か、戦国時代に山内一豊が天正大地震で娘よねを長浜城の倒壊で亡くしましたが、その他に重たい瓦の城に住む武士が多く亡くなった一方、藁葺き屋根の農家の農民は特に津波でもない限り、犠牲者は少なかったと考えられる、と言うのと同じ見方です。
 そこで耐震補助政策として屋根の軽量化に伴い、撤去した瓦を何とか新国立競技場や周辺で使えないのか?と言うのを考えます。
 瓦は瓦塀として使われた事もあるし、現在では砕いて庭の敷石などにも使えるようです。
 他にも有効な用途はあるのかも知れません。
 通常では瓦は廃棄処分費として費用がかかるケースが多いので、そこをうまく建材や庭用などの材料に使って、相乗効果を望むという所です。
 その辺の所を、まず瓦処分費をゼロにするのと、次に新国立競技場の建材費を安くするのと、更には、耐震リフォーム補助を国がバックアップするのと、結果それで命が助かる人がいるのとを考えると、まあ「単純なくじ」よりは「災害対策補助つきくじ」として販売すれば、買い手殺到? かどうかはわかりませんが、こう言うシステム化をする手もアリ、だと見ています。
 今後の新国立競技場はなるべく建設費を安く、かつ機能は一定以上を持たせる方向のようなので、くじまでする必要はないのかも知れませんが、単に金集めするのではない、出資者が「出費対リターン」で十分に得をする内容のものであれば、買い手も多いでしょうし、別にそうしてお金を集めるのは「税金のムダ使い」でも何でもないわけで、今後もいろいろ考えてみます。

巨大地や大津波 その65

2015-07-21 12:01:12 | 地震 津波
 新国立競技場のデザイン問題は、前回、前々回の記事の趣旨の路線かどうかはわかりませんが、どうも一段落したようです。

引用開始(一部抜粋)
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASH7L66XTH7LUHBI01R.html

2020年東京五輪・パラリンピックの主会場、新国立競技場の建設計画が見直しになった問題で、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は18日、英国セントアンドルーズで「IOCの関心は競技場のデザインではなく、機能的な競技場が準備されるかだ。見直しで最新鋭の競技場が妥当な金額で造られることになると思う」と述べ、見直しに理解を示した。
 バッハ会長が主導して昨年末にまとめた中長期の五輪改革プラン「アジェンダ2020」では、五輪のコスト削減や既存施設の利用を掲げる。バッハ会長は、横浜国際総合競技場など別施設の利用を否定した上で「新国立競技場を造ることは日本政府が決めたこと。この見直しによるコストカットは、アジェンダ2020に合致する」と話した。

引用終了

 これでザハ・ハディド氏のデザインも特に厳守しない裏付けが更にできたわけで、違約金の話もそう問題はなさそうです。
 前回の記事では、「同じデザインの競技場かコンサートホールを別の小規模なものとして造るのもどうか」、との考えを書きましたが、これに限らなくても良さそうな案も出て来る事になります。
 それは 「耐震や火山噴火の火山灰により耐えられるもので、かつ安価なものを、耐震や防食の専門家などが設計し、それをベースにザハ・ハディド氏が若干のデザイン編集をする。
それを更に耐震や防食の専門家が再チェックをかけたりする、と言う事を行ない、ザハ・ハディド氏のデザイン思想と摺りあわせて決める。」 と言うものです。
 あくまで本人ではないのでよくはわかりませんが、再デザインの手数料については、あくまで編集サポート程度だし、日本の地震や火山リスクの想定外の増加を説明すれば、ザハ・ハディド氏も追加料金は殆ど請求しないのではないか?とも期待はできます。
 これだと違約金問題も無くなる事になるでしょう。