快気分析

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仕組みとアプローチ -  択捉島火山活動の傾向則

2020-02-14 17:18:13 | 地震 津波
 前回記事の続きです。
 大地震が発生するのはそれまで固着していたのが外れる、つまり突っかえ棒が外れると言うケースが多いわけでそれだけプレートがよりスムーズの沈み込む事による発熱でマグマとその熱が増加しやがて火山活動の活発化になる、と言う原理については以前の記事で何度も書いて来ましたが、今回の択捉島南東沖の地震で果たして択捉島での火山活動が活発になるのか?についてはまだワカリマセン。
 ですが今後ここで火山活動が活発になったと仮定した場合、その後に何が起きるかについて調べて見ました。
 
引用開始(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/焼山_(択捉島)

焼山
(中略)
噴火歴[編集]
1973年 噴火
1月初旬 山頂火口で小爆発。
5月16日 山頂火口で一連の強い爆発。大きな火口形成。
1989年 噴火
5月3日~14日、6月19日、8月上旬に爆発。噴煙高度2000m。
2012年 噴火
8月16日 噴火が確認され、9km離れたゴリャチエ・クリュチ村や25km離れたクリリスク町(日本名:紗那)でも火山灰が確認された[3]。

引用終了

 それでその前後期間での目立つ地震について調べてみると次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/地震の年表_(日本)#20世紀前半

1968年(昭和43年)
2月21日 えびの地震 - Mj6.1、熊本県人吉市で最大震度5。死者3人。
4月1日 日向灘地震 - Mj7.5、高知県宿毛市と宮崎県延岡市で最大震度5。死者1人。
5月16日9時48分ごろ 十勝沖地震 - Mj7.9 (Mw8.3)、北海道、青森県、岩手県で最大震度5、三陸沿岸で5mの津波。死者・行方不明者52人。三陸沖北部の固有地震[91]。
同日19時39分ごろ 青森県東方沖で地震 - Mj7.5、北海道浦河町・広尾町で最大震度5。1968年十勝沖地震の最大余震[124]。
6月12日 三陸沖で地震 - Mj7.2、青森県、岩手県、宮城県で最大震度4。1968年十勝沖地震の余震[124]。
10月8日 小笠原諸島西方沖で地震 - Mj7.3、深さ460km[4]。福島県、茨城県、千葉県、東京都で最大震度3。
1969年(昭和44年)
8月12日 色丹島沖地震 - Mj7.8 (Mw8.2)、北海道広尾町・釧路市・根室市で最大震度4。
9月9日 岐阜県中部地震 - Mj6.6、長野県三岳村で最大震度5。死者1人。
1970年代
1970年(昭和45年)5月27日 小笠原諸島西方沖で地震 - Mj7.1、深さ350km[4]。福島県、千葉県、東京都で最大震度3。
1971年(昭和46年)
2月26日 新潟県上越地方で地震 - Mj5.5、新潟県上越市で最大震度4。死傷者13人。
8月2日 十勝沖で地震 - Mj7.0、北海道浦河町で最大震度5。
1972年(昭和47年)
2月29日 八丈島東方沖で地震 - Mj7.0、東京都八丈島で最大震度5。
12月4日 八丈島東方沖地震 - Mj7.2、東京都八丈島で最大震度6。福井地震以来、震度6の観測事例が無く、この地震で24年ぶりに公式に震度6を観測した。
1973年(昭和48年)
6月17日 根室半島沖地震 - Mj7.4 (Mt8.1、Mw7.8[117])、北海道釧路市、根室市で最大震度5。津波地震。
6月24日 根室半島南東沖で地震 - Mj7.1、北海道釧路市で最大震度5。根室半島沖地震の最大余震[138]。
1974年(昭和49年)
5月9日 伊豆半島沖地震 - Mj6.9、静岡県南伊豆町で最大震度5、死者30人。
11月30日[4] 鳥島近海で地震 - Mj7.3、深さ454km[4]、福島県、千葉県、東京都で最大震度4。
1975年(昭和50年)
6月10日 北海道東方沖で地震 - Mj7.0 (Mt7.9、Mw7.7)、北海道網走市・浦河町・釧路市・根室市で最大震度1。色丹島で4 - 3.5 m、花咲港で95 cmの津波を観測。
6月29日 日本海西部で地震 - Mj7.3、深さ570km、埼玉県秩父市で最大震度3。
1978年(昭和53年)
1月14日 伊豆大島近海の地震 - Mj7.0、東京都伊豆大島と神奈川県横浜市で最大震度5、死者25人。
3月7日 東海道南方沖で地震 - Mj7.2、深さ440 km、栃木県宇都宮市と千葉県千葉市で最大震度4。
3月23日 択捉島南東沖で地震 - Mj7.0、北海道釧路市で最大震度3。
3月25日 択捉島南東沖で地震 - Mj7.3、北海道帯広市・広尾町・釧路市・根室市で最大震度3。
6月12日 宮城県沖地震 - Mj7.4 (Mw7.4)、宮城県、岩手県、山形県、福島県で最大震度5、死者28人、津波あり。
12月6日 択捉島付近で地震 - Mj7.2、深さ100 km。北海道、青森県、岩手県で最大震度4。


https://ja.wikipedia.org/wiki/地震の年表_(日本)#20世紀後半

1982年(昭和57年)
3月21日 浦河沖地震 - Mj7.1、北海道浦河町で最大震度6。
7月23日 茨城県沖で地震 - Mj7.0、福島県、茨城県、千葉県で最大震度4。
1983年(昭和58年)
5月26日 日本海中部地震 - Mj7.7 (Mt8.1、Mw7.7)、青森県深浦町、むつ市、秋田県秋田市で最大震度5、日本海に大津波、死者104人。
6月21日 青森県西方沖で地震 - Mj7.1、北海道森町・江差町、青森県青森市・深浦町で最大震度4。日本海中部地震の最大余震。
8月8日 山梨県東部で地震 - Mj6.0、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県で最大震度4。死者1人。
1984年(昭和59年)
1月1日 三重県南東沖で地震 - Mj7.0、深さ388km、福島県、栃木県、千葉県、東京都、神奈川県で最大震度4[141]。
3月6日 鳥島近海で地震 - Mj7.6 (Mw7.4)、深さ452km、福島県、栃木県、千葉県、東京都で最大震度4。
6月13日 鳥島近海で地震 - Mj5.9 (Ms5.4、Mt7.3)、深さ0 km、神奈川県横浜市で最大震度1。八丈島で130 cmから150 cmの津波を観測。津波地震[142]。
8月7日 日向灘で地震 - Mj7.1、愛媛県、大分県、熊本県、宮崎県で最大震度4。
9月14日 長野県西部地震 - Mj6.8、長野県王滝村で推定震度6、山梨県、長野県、京都府で最大震度4。死者・行方不明者29人。
1987年(昭和62年)
3月18日 日向灘で地震 - Mj6.6、宮崎県宮崎市で最大震度5。死者1人。
5月7日 日本海北部で地震 - Mj7.0、深さ463 km。北海道、青森県、岩手県、茨城県で最大震度2。
12月17日 千葉県東方沖地震 - Mj6.7、千葉県銚子市、千葉市、勝浦市で最大震度5。死者2人(関東における戦後初の被害地震)。
1989年(平成元年)
6月30日 - 7月24日 伊豆半島東方沖で群発地震 - 7月9日に最大Mj5.5、熱海市で最大震度4。7月13日に伊豆東部火山群の海底火山が噴火。
11月2日 三陸沖で地震 - Mj7.1、青森県青森市・八戸市、岩手県大船渡市・盛岡市で最大震度4、久慈で1.3 mの津波を観測。
1990年代
1993年(平成5年)
1月15日 釧路沖地震 - Mj7.5(旧Mj7.8、Mw7.6)、北海道釧路市で最大震度6、死者2人。
7月12日 北海道南西沖地震 - Mj7.8 (Mt8.1, Mw7.7)、奥尻島で推定震度6、北海道江差町・小樽市・寿都町、青森県深浦町で最大震度5。死者・行方不明者230人。奥尻島などへの巨大津波で甚大な被害。
10月12日 東海道南方沖で地震 - Mj6.9(旧Mj7.1)、栃木県、東京都、神奈川県で最大震度4。死者1人。
1994年(平成6年)
7月22日 日本海北部で地震 - Mj7.3、深さ552 km。福島県、茨城県、東京都で最大震度3。
10月4日 北海道東方沖地震 - Mj8.2(旧Mj8.1、Mw8.3)、北海道釧路市・厚岸町で最大震度6、死者・行方不明者は北方領土で11人。
10月9日 北海道東方沖で地震 - Mj7.3、北海道釧路市で最大震度4、北海道東方沖地震の最大余震。
12月28日 三陸はるか沖地震 - Mj7.6(旧Mj7.5、Mw7.8)、青森県八戸市で最大震度6、死者3人。
1995年(平成7年)
1月7日 岩手県沖で地震 - Mj7.2 (Mw6.9)、青森県八戸市、岩手県盛岡市・葛巻町で最大震度5、三陸はるか沖地震の最大余震。
1月17日 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災、阪神大震災) - Mj7.3(旧Mj7.2、Mw6.9)、兵庫県南部・淡路島北部で最大震度7、死者・行方不明者6,437人。当初は最大震度6だったが、実地検分により7に修正された。
12月4日 択捉島南東沖で地震 - Mj7.3 (Mw7.4)(北緯 44.58度、東経 149.39度)。北海道と青森県で最大震度2。根室 17 cm、八戸 13 cm、釧路 10 cmの津波を観測。

引用終了

 2012年前の2011年に発生した東日本大震災は言うまでも有りません。 
 どうも前後して北海道沖や千島列島沖、東北沖での目立つ地震が多いような気がするのですがどうでしょう。
 択捉島の火山活動は注目する価値が有ると考えています。

仕組みとアプローチ -  択捉島南東沖でMj7.0の地震発生

2020-02-14 07:32:40 | 地震 津波
 先日、択捉島南東沖でMj7.0の地震が発生しました。
                            Mj  最大震度
2020年2月13日 19時34分ごろ  択捉島南東沖       7.0    4

 これで「ついにあのエリアでのMw7以上の地震空白期は終了したのか」と思いきや、EMSCデータ上でのMwでは6.9でしたのでこの空白期間終了とはなりませんでした。
 2004年途中以降に発生したKURIL ISLANDSと名の付くMw6.5以上の地震についてEMSCデータでは次の通りとなっています。
 データは発生日時、北緯、東経、震源の深さ、Mw、震源エリアの順です。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2020-02-13 10:33:44.5
45.74 N
148.71 E
150
6.9
KURIL ISLANDS

2013-04-19 03:05:52.0
46.26 N
150.85 E
100
7.2
KURIL ISLANDS

2013-03-01 13:20:52.0
50.92 N
157.53 E
50
6.5
KURIL ISLANDS

2013-02-28 14:05:52.0
50.92 N
157.36 E
60
6.8
KURIL ISLANDS

2012-11-16 18:12:36.0
49.36 N
155.39 E
5
6.5
KURIL ISLANDS

2009-04-18 19:18:00.1
46.13 N
151.39 E
40
6.6
KURIL ISLANDS

2009-04-07 04:23:30.4
46.17 N
151.55 E
10
6.9
KURIL ISLANDS

2008-03-03 09:31:02.7
46.50 N
153.20 E
10
6.5
KURIL ISLANDS

2006-11-15 11:14:15.2
46.66 N
153.35 E
30
8.3
KURIL ISLANDS

2006-10-01 09:05:59.2
46.55 N
153.28 E
10
6.6
KURIL ISLANDS

2006-09-30 17:50:22.8
46.38 N
153.13 E
20
6.6
KURIL ISLANDS

引用終了

 上記のデータでわかのは、この中では今回の地震が最も南になる事、前回は2013年4月だったので7年近くの空白期から久々の発生となった事、前回と今回だけが震源の深さ100km以深で有る事です。
 空白期が長かったのでそろそろと言う気もしますが、どれだけスロースリップでストレス解消しているかがわからないので今後どうなるかについて確定的な事は言えません。