快気分析

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仕組みとアプローチ -  パリ五輪柔道 永山選手 「待て」後に締め技を続けられ失神 納得いかず抗議も判定は覆らず

2024-07-29 09:32:06 | スポーツ
 パリ五輪柔道で永山選手が 「待て」後に締め技を続けられ失神 納得いかず抗議も判定は覆らずに負けとなった件ですが、この見方は様々なようです。
 確かに永山選手には審判による「待て」ジェスチャーが見えていたか声が聞こえていたようですが、対戦相手の ランシスコ・ガルリゴス選手には(スペイン)審判による「待て」ジェスチャーが見えていたかどうかが定かではない状況で、これだと審判の声で判別する事になるのですが、それが声援とかでかき消されていた可能性もゼロとは言い切れないのかも知れません。
 ただ微妙な状況で対戦相手のランシスコ・ガルリゴス選手が握手をしてきた、と言うのはどう見ても「永山選手の弱点を分析してこの締め技で判定に持ち込む」のを予め計画して「こうなる事を仕掛けて来た」と想定すべきで、とりあえず握手はしておいた方が良かったかも、ですね。
 まあ確かに永山選手にとっては審判のジェスチャーが見えてたのなら納得が行かないので握手などもっての他、と判断するしかなかったのかも知れないのですが、そこは監督やコーチが予め「兎に角、まず握手だけはしておいて後の交渉は監督やコーチその他のスタッフで」と指示しておいた方が良かったかと思います。
 欧米選手は負けても結構ワリと淡々としている事が多いのですが、これってカッコ良く見えるのは私
だけでしょうか。負ける事より負けた後のふるまいこそが大事かと思います。こういう時は選手個人が感情的なふるまいをしないように、淡々としてすんなりかわし、後はスタッフに任せて「仕返しは組織全体で長期計画で淡々と」、と言うのが大人の世界でしょう。
 スタッフらによって真相解明し数年後にメダル剥奪まで相手を追い詰めると言う事例も過去には有るのです。
 実際にドーピングなどでそうなってる例があるのですから、妙に選手個人に責任感を持たせるのは止めて組織で動く事も必要かと思えます。
 日本料理が美味しいって、来日外国人の多くが言うのは「日本人の創意工夫」による面も有りますが、それは裏を返せば「エッセンシャルワーカーが個人的に追い詰められて作り上げた汗水の結晶」の面も有るのです。
 スポーツでも美味くメダルを取ったりすると変なジジイ達とかが「オレの手柄だ」みたいな顔をするくせに、メダルが取れないと「選手個人の責任にする」とか「対戦相手個人や審判個人のせいにする」とかで兎に角、個人を追い詰めてしまう面が有るのかも知れませんね。
 うまく行かなかった時にどう組織的に対策するか、をもっと考えなくてはいけません。

2024.7.29 9:32 追記
一部誤植が有りました。
対戦相手の ランシスコ・ガルリゴス選手には(スペイン)審判による」は「対戦相手の ランシスコ・ガルリゴス選手(スペイン)には審判による」に訂正です。