ケンのブログ

日々の雑感や日記

官庁御用納

2017年12月28日 | 日記
今日は官庁御用納の日だと思う。
今年も残りわずかだなと思う。
花屋さんの前を通ったら松と南天のかざりものがあった。
でも南天はほんとうに南天なのかそれともたの植物なのか
ちょっと自信がなかった。
花屋のお姉さんに「この赤い玉の植物は南天ですか」と僕はおたずねした。
花屋のお姉さんは「いろんな種類のものがあります」と言った。
「松の鉢植えは乾燥には強いですか」と僕は言った。
「松も水やりが必要で土が乾燥したら水をやります」とお姉さんは言った。
結局僕は二つ質問してひとつも答えが反ってこなかったような気がする。
質問と答えが微妙にすれ違っている。
最近こういうことが多いなと思う。
いつか百貨店のお線香売り場であまりにも煙の少ないお線香ばかりが
おいてあったので「でも、煙の少ないお線香でも
3本まとめて焚いたら煙も三倍になりますよね」と僕は言った。
お線香売り場のお姉さんはもじもじしていて言葉が出てこなかった。
それで「やってみないとわかりませんよね」と僕は言った。
「そうですね」とお姉さんは答えた。
でもこれを小学校の算数の問題に置き換えて
1本で1煙の出るお線香があります。3本ではいくつの煙がでるでしょうか。
という問題だったらほとんどの人は答えは3と言うのではないだろうか。
一杯200ccのコップに3杯だったら600ccになるのと同じことだ。
なんか最近間違いを恐れてなにも言えなくなっている店員さんが多いような気がする。
もちろん花屋のお姉さんもいつかのお線香売り場のお姉さんも
まだ駆け出しのアルバイトとう感じの方だったから
商品知識がないのかもしれない。
また、へたに間違って答えたらあとで上司にしかられたり
場合によってはお客さんからのクレームになるのかもしれない
と想像したりする。
あるとき、洋服のブランドの意味を知りたくて
ブランドを扱っておられるお店に2件電話をして聞いてみたことがある。
2件ともわからないとのお答えだった。
それで思いきって関西ではなく東京のお店に電話したら
そこのお姉さんが
「あ、それってわたしもよくわかんないんですけど
なんか、何とか語で超かわいいという意味らしいですよ」とおっしゃった。
それを聞いてその通りだとうと僕はおもった。
あとで詳しく調べてみたらお姉さんの答えは当たらずとも遠からずというものだった。
というよりも模範解答的な答えよりも超かわいいという覚え方の方が
とても記憶に残っていいと思った。
僕の聞き方がまずいのかもしれないけれど
東京の言葉の方があいまいな表現に対する許容量が大きくて
関西の言葉はその点は話がしにくいのではないかと思ったりする。
「ようわからんけど、何とか語でめちゃかわいいという意味らしいわ」とは仕事では
ちょっと言いにくい。
隣町の商店街の狭い通りに商品を納品するワゴン車が入り込んできた。
この通りは狭くて歩行者も多いので車が来ると必然的に
歩行者は車に道を譲るためしばし立ち止まらなければならない。
ワゴン車は寒いのになぜか窓を開けていて、若い男の運転手が
道を譲ったおばちゃん二人に窓越しに「ありがとうございます」と言った。
「黙ってすっととおっていかれると感じ悪いけど
ありがとうといってくれるとやっぱかわいいな」とおばちゃんの一人が言った。