電車に乗って

今日は電車に乗って大阪南の
C町に行った。
行きはJRで行って、帰りは地下鉄と私鉄を
乗り継いで帰ってきた。
地下鉄のホームで電車を待っているとき
おなじ１０分待つのでも地下鉄で待つ１０分は
長いなと思った。
きっと地下鉄の駅は地上の鉄道の駅と違って
外の風景がみえないからだと思う。
地上の駅ならば町を行く人や鳥や空を眺めているうちに
案外早く時間が過ぎる。
地下鉄でまつ１０分は長いなと思った。
ちょっと思い付いて地下鉄のT町９丁目で降りて
近くのお寺を回った。
ところがちょっと様子が違うなと思った。
Googleのマップでお寺になっているところに
ウイークリーマンションやカプセルホテルなどの
建物が建っている。
どういうことなのだろうと見てみると
それらの建物の間にお墓やお寺のお堂が見えたり隠れたりする。
なんとなくこれはお寺が檀家だけだはやっていけずに
敷地を利用してウイークリーマンションなどを建てたのではないかと
思った。
なんとなくそういうところに逆らえない時代の流れを感じて
少し心が重くなってしまう。
最初はお寺にお参りしようと思っていたけれど
近くにあったG神社の参拝に切り替えた。
また地下鉄に乗ってそれから大阪北のターミナルで私鉄に
乗り換えた。
私鉄の車内では女の人が独り言をまくし立てていた。
まあ、独り言の癖のあるかたもおられるだろうと思っていた。
ところがしばらく時間がたつとどうもそれは単なる
独り言ではなく話の先に相手がいて
相手と会話のキャッチボールをしているように感じられてくる。
それでよくみるとその女性はひざのあたりにスマートフォンを
おいて耳元でイヤホンのコードをいじっておられる。
きっとこれはハンズフリーの機械か機能を使って
電話で話しておられるんだなと思った。
何を話しておられるのかわからないけれど聞き取れる部分だけ
拾っていくと。
「そんなん、向こうがおかしいことはわかってるけど
少しはこちらも我慢せな」とか。
「それタカシはそう言うてるかも知れへんけどな」という
言葉が聞こえてくる。
なんか言葉を聞いているうちにきっとこの女の人
あるまとまって人数のなかでリーダー的な役割の方なんだなと思った。
なんかちょっと気が強そうな気がする。
もし、僕とこの女の人が同じ職場で働いていたら
あるいは僕はこの方からいろいろビシビシ言われるかもしれないなと思った。