ケンのブログ

日々の雑感や日記

巨人が強くないと、、、

2018年10月05日 | 日記
本当に随分涼しくなったなと思う。
四月五月と一緒で十月は暑からず寒からず
一年で一番過ごしやすい季節なのだとは思う。
しかし、今朝のラジオで台風25号はもう沖縄の辺りまで
来ていると言っていた。
明日は関西にも来る可能性があるといっている。
最近は台風が来ると鉄道も慎重を期して
止まることが多いし、やはり台風はいやだなと思う。
そういうものがなかったら
過ごしやすい季節ともっと喜んでいられるのにと思う。
こんなことではすべてのことに感謝しなさい
というパウロの教えに反するかなと思ったりして、、、。
すべてのことに感謝するように心がけてはいるのだけれど、、、。
今日は大阪の僕が住んでいる地域は曇り空が広がっている。
そのせいかもしれないけど、自宅近くの線路の土手では
昼前から秋の虫がいつもより大きな音で泣いていた。
秋の虫は羽で鳴くはずだから
虫の声と言うべきか虫の音と言うべきか迷ってしまう。
平家物語の書き出しは
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響あり
だったと思う。
鐘は無生物なので文法的には声ではなく音だと思うけれど
声と書いてあっても違和感はない
言葉って不思議だなと思う。
この季節になるとプロ野球の順位も確定してきて
セントラルリーグは広島がぶっちぎりで優勝して
初のリーグ三連覇と新聞に出ていた。
これだけぶっちぎりの優勝だと
勝率五割そこそこのチームとクライマックスシリーズを
するのが個人的にはあほらしく思えてくる。
アメリカのように各地区の優勝チームプラスワイルドカードで
プレーオフをするのは僕なりに理解できるのだけれど
一位から三位のチームでクライマックスシリーズって
ちょっとよくわからない。
それでも広島のセントラルリーグの優勝はもう
決まったわけで、この事実はクライマックスシリーズの結果で
覆るわけではない。
一方、巨人は今年もぱっとせず優勝を逃してしまった。
高橋監督になってから3年
どうもペナントレースの結果だけをみるとぱっとしないと思う。
僕は巨人ファンではないけれど
こう何年も巨人が優勝圏外にいると
なんかちょっと寂しいなとは思う。
というわけで高橋巨人軍監督も辞任ということに
なったのかもしれない。
この辞任に関してネットのニュースには王貞治さんの
コメントが載っている。
こんなコメントだ
「(高橋監督は)監督になって勉強する時間もなかった。
選手として見るのと、監督、コーチとして選手を
見るのとは違う。そういう切り替えができる時間がなかった。
この後に二度、三度チャンスはあると思う。
気持ちを切り替えて来るべき日のために備えてほしい」と。
本当に王さんらしい模範的なコメントだなと思う。
模範的すぎて面白くないのかも知れないけれど
問題点を反省して来るべき日のために備えるのが
およそ努力というものだと思うので
このコメントで王さんがおっしゃっていることは
野球の世界に限らずどの世界でも通用する。
王さんの失言ってあまり記憶にない。
ずっと模範的なコメントを出し続けるのは
それなりの心の修練と素質が必要なのだと思う。
いつも王さんのコメントはなるほどと思って
読むけれど、僕がとりわけ驚いたのは
王さんのこんなコメントだ。
王さんは昭和39年5月3日に後楽園球場の阪神戦で
4打席連続本塁打を放った。
4打席連続となる本塁打を王さんは阪神の本間投手から放った。
そのとき王さんはこんなコメントを残している。
「本間さんのストレートが速いと思ったので当てることに
集中した」と。
ところがその47年後の2011年に王さんを取材して
出版された「野球にときめいて」という本のなかで
その四打席連続本塁打のことに言及して王さんはこのように
語っている
「あの時は、僕を中心に地球が回っていると思いました」と。
自分を中心に地球が回っていると思うほど
心が興奮していても当日のコメントは
当てることに集中したとなっている。
やっぱり王さんは報道陣にものを語るのに慎重なんだな
としみじみと思う。
本当に今の大相撲の横綱も
王さんの言葉の慎重さを見習ったら
失言はほとんどなくなるのにと思う。
でも王さんは実績も抜群で
報道陣への言葉遣いも丁寧、慎重だから
星の名前にもなってしまうのかなと思う。