ここ二日ほど暑い日が続いたけれど
それでも秋は深まっていると思う。
一昨日朝のラジオで二十四節気と七十二候を紹介していた。
今は二十四節気の寒露、七十二候のこうがんきたる
にあたるとのこと。
こうがんってがんあるいはかりのことらしい
がんもかりも漢字で書くと雁となる。
漢字は表意文字だから漢字で書くと同じものは
示す内容も同じとのことだった。
一昨日はM神宮、昨日は隣町の市民茶会に行ったのだけれど
お菓子や器なと雁をあしらったものがいくつかあった。
雁は今の季節の象徴のひとつらしい。
七十二候のこうがんきたるはがんがはじめて
北方から飛来する季節という意味とのこと。
ほんまにそうなのかと思って調べてみると
北極近くが非常に寒くなりかりが北方から
飛来するのはやはり10月頃と書いてあった。
つまり、こうがんきたるは実際の季節と
かなりシンクロしているということになる。
北の渡り鳥が飛来するのは東北や北海道が
主たる場所らしいけれど。
かりと言って思い出すのは
旧国鉄の東北本線を走っていた特急列車の名前が
はつかりであったことだ。
僕は子供のころ鉄道の時刻表を見るのが好きで
おじが仙台に住んでいたので東北本線のページも
よく見ていた。
東北本線のページにはいつもはつかりという文字があった。
はつかりも調べると僕が参照したサイトには
秋に北方から最初にわたってくるかりと出ていた。
しかし、はつかりをはじめ雷鳥、しらさぎ、つばめ、はと
かもめ、旧国鉄そして現JRをいろどる特急列車の名前は
本当に美しいなと思う。
僕が北海道旅行に行くとき毎年乗っていた特急白鳥も
何年か前になくなってしまった。
あれもいい名前だったなあと思う。
昨日お茶会に行って待合室で年配の女性同士の話をきいていたら
「今の若い子はな、島倉千代子知らんのやって」と言っていた。
僕は心のなかでそんなもの僕も島倉千代子って
名前くらいしかしらんがなと思った。
あと吉本のお笑いタレントのねたに
しまった、しまった、島倉千代子
困った、困った、こまどり姉妹というのが
あったことは妙に覚えているけれど。
僕が心のなかでそう思っていることが以心伝心で
年配の女性に通じたのかも知れない
そのかたは
「せやかて、私も今の若い歌手の名前知らんから
おんなじことやな」とおっしゃった。
お茶室で僕の隣の女性が
お運びの女性に
「この茶碗はどこのものですか」と聞いた。
「ちょっと確認して参ります」とお運びの人が言うと
「すみません、いらんこと聞きました」と隣の女性は言った。
そう、隣の女性の気持ち僕にも何となく察することができる。
お茶碗の銘とか産地とか
知的好奇心から聞くというより
その場の共通の話題を持ちたくて聞く場合が多い。
答えにつまって確認して参りますと言われると
逆に申し訳ないことしてしまったと思う。
きっと隣の女性もそういう気持ちだったのだろう。
どの鳥だか忘れたけれど
鳥をイメージした干菓子を僕が一度に頬張ると
意外とその干菓子は固かった。
「失敗しました。この干菓子いっぺんに頬張ったら
意外と固かったです」と僕は隣の女性に言った。
「それは、砂糖のかたまりやからね
このお菓子は。でも教えてくれてありがとう
私も気をつけて食べます」と女性は言った。
それでも秋は深まっていると思う。
一昨日朝のラジオで二十四節気と七十二候を紹介していた。
今は二十四節気の寒露、七十二候のこうがんきたる
にあたるとのこと。
こうがんってがんあるいはかりのことらしい
がんもかりも漢字で書くと雁となる。
漢字は表意文字だから漢字で書くと同じものは
示す内容も同じとのことだった。
一昨日はM神宮、昨日は隣町の市民茶会に行ったのだけれど
お菓子や器なと雁をあしらったものがいくつかあった。
雁は今の季節の象徴のひとつらしい。
七十二候のこうがんきたるはがんがはじめて
北方から飛来する季節という意味とのこと。
ほんまにそうなのかと思って調べてみると
北極近くが非常に寒くなりかりが北方から
飛来するのはやはり10月頃と書いてあった。
つまり、こうがんきたるは実際の季節と
かなりシンクロしているということになる。
北の渡り鳥が飛来するのは東北や北海道が
主たる場所らしいけれど。
かりと言って思い出すのは
旧国鉄の東北本線を走っていた特急列車の名前が
はつかりであったことだ。
僕は子供のころ鉄道の時刻表を見るのが好きで
おじが仙台に住んでいたので東北本線のページも
よく見ていた。
東北本線のページにはいつもはつかりという文字があった。
はつかりも調べると僕が参照したサイトには
秋に北方から最初にわたってくるかりと出ていた。
しかし、はつかりをはじめ雷鳥、しらさぎ、つばめ、はと
かもめ、旧国鉄そして現JRをいろどる特急列車の名前は
本当に美しいなと思う。
僕が北海道旅行に行くとき毎年乗っていた特急白鳥も
何年か前になくなってしまった。
あれもいい名前だったなあと思う。
昨日お茶会に行って待合室で年配の女性同士の話をきいていたら
「今の若い子はな、島倉千代子知らんのやって」と言っていた。
僕は心のなかでそんなもの僕も島倉千代子って
名前くらいしかしらんがなと思った。
あと吉本のお笑いタレントのねたに
しまった、しまった、島倉千代子
困った、困った、こまどり姉妹というのが
あったことは妙に覚えているけれど。
僕が心のなかでそう思っていることが以心伝心で
年配の女性に通じたのかも知れない
そのかたは
「せやかて、私も今の若い歌手の名前知らんから
おんなじことやな」とおっしゃった。
お茶室で僕の隣の女性が
お運びの女性に
「この茶碗はどこのものですか」と聞いた。
「ちょっと確認して参ります」とお運びの人が言うと
「すみません、いらんこと聞きました」と隣の女性は言った。
そう、隣の女性の気持ち僕にも何となく察することができる。
お茶碗の銘とか産地とか
知的好奇心から聞くというより
その場の共通の話題を持ちたくて聞く場合が多い。
答えにつまって確認して参りますと言われると
逆に申し訳ないことしてしまったと思う。
きっと隣の女性もそういう気持ちだったのだろう。
どの鳥だか忘れたけれど
鳥をイメージした干菓子を僕が一度に頬張ると
意外とその干菓子は固かった。
「失敗しました。この干菓子いっぺんに頬張ったら
意外と固かったです」と僕は隣の女性に言った。
「それは、砂糖のかたまりやからね
このお菓子は。でも教えてくれてありがとう
私も気をつけて食べます」と女性は言った。