新聞の国際欄を読んでいたらニューヨークフィルハーモニックが秋のシーズンがキャンセルされコンサートホールが無期閉鎖されている中で、ストリートでの演奏を始めたと出ていた。
ストリートミュージックはサプライズの場所で行われるという。
本当に欧米のストリートミュージックの習慣っていいなとこういうのを見ると思う。
新聞写真を見ると男女のバイオリンとビオラのデュオがTシャツを着てマスクをして二重奏を奏でている。
ニューヨークフィルのメンバーだと知らなければ本当に、若いストリートミュージシャンだと思ってしまうような感じだ。
それがまたいいなと思う。
かれこれ30年近く前に札幌に行ったとき地下鉄のすすきのの駅を降りて階段を地上に上がってきたらPMFオーケストラのメンバーが4人カルテットを組んでチャイコフスキーの弦楽セレナーデのワルツを演奏していた。
夕刻の暮れなずむ札幌の街に流れる哀愁のあるチャイコフスキーのワルツ。忘れなれない光景だなと思う。
あのときも本当にサプライズだったなと思った。
日本の街の中でもなぜかそういうのがとっても自然に思えるのも札幌らしいところだなとそのとき思ったし、また世界から人が集まってミュージックフェフティバルが行われるというのはこういうことなのかと思った。
その隣にはアメリカで学校の閉鎖などで子供を世話する必要ができて仕事から離れる女性が増えていると出ている。
もう、そういう状況は世界的な傾向なんだなと思ってしまう。
このコロナで世界がどう変わるのか、それとも変わらないでまたもとに戻るのか。
まあ、変わる部分と変わらない部分があるのだろうと思う。
ひとつひとつ自分が今、できることをやっていきたいと思う。