新聞を見ていると、これから冬にかけてインフルエンザが流行する季節になるからコロナとインフルエンザの並行した流行を懸念する人は少なからずいるらしい。
コロナが流行し始めた今年の2月ころは、今はコロナでみんな気をつけるからインフルエンザの流行もいつもの年よりましらしい、と言っていた人もいた。
しかし、いまはコロナそのものもさることながらコロナにかかったらどんな扱いを受けるだろうかということに対する不安がある。
一説によると例年コロナの100倍程度の患者数のいるインフルエンザにかかってコロナと間違えられたらやはり面倒だなという気持ちがある。
何とかなりますようにと願っているけれど。
蕎麦屋でそばとおにぎりを注文したら570円と言われた、1020円出したらおばちゃんがお釣りは350円ですよねと言った。それで僕は、ああ代金は670円やったんかと思って、はい350円ですと言った。するとそばにいた男性がちゃうちゃう450円やと言った。
それで僕がもう一度お値段はいくらですかと聴いたら570円ですと言った。
それならおつりは450円です と僕は言い直した。
おばちゃんはあわてて電卓を出してきて計算して450円であることを確かめた。
そして450円おつりをくれた。
代金は商品と引き換えに現金で、と言っているお店でおつりの計算ができないのはちょっと情けないと思う。
最近、どの職場もアルバイトで転々としている人が増えたから、その道の専門の人というのが少なくなってしまったと思う。
お店に入っても商品知識のない店員の方とか。
ある皮膚の薬をドラッグストアのレジに出したら、レジのお姉さんが、この薬の使用法はご存知ですかと聞いてこられたので。
要するにステロイド系の皮膚薬なので、つけすぎると皮膚が黒ずんだりする恐れがある、一定期間使用して症状の改善が見られない場合には医師、または薬剤師に相談するべき、とまあその程度の知識しかありません。
と僕が言ったら、レジのお姉さんは言葉に詰まってしまって、しばらく無言で考えていて、「中に入っている説明書に書いてあることを守ってください」と言った。
わかりました、と僕は言った。
もうこのお姉さん特定第二類医薬品を買った人には注意喚起するということだけ覚えていて商品知識はまるでないのがその時点でちょんバレという感じ。
なんだかそんな時代になってしまったなと思う。
ある意味さびしいことであるようにも思う。
まあ、ドラッグストアも扱う商品の種類が多すぎてとても全部の商品の知識など身につかないということなのだろうけれど。
本当に大変な時代になった。自信を持って行動できる人が少なくなったしまったと思う。
自信がないことは過信よりも安全だとは思うけれど。