みんなで一緒に短編を訳しましょう、というぽにょっ会。
私は今回が初参加です。
参加表明が早かったので、『ガラスの盾』のトップバッターになりました。
P141 7行目~
우리를 수상하게 보는 사람도 있었지만 수상할 이유는 전혀 없었다.
怪しげに見る人もいたが、怪しまれる理由はまったくなかった。
우리를 수상하게 보는 사람도 だったら「いぶかしげに見る人も」としたいところですが、수상하다を繰り返しているので、どちらも「怪しげに」「怪しまれる」としました。「怪しまれる理由」が逆に意訳かな?と思いつつ。
P144 1行目~
M이 사라지면 나는 두께가 없는 종잇장처럼 변해버려서 혼자 서 있을 수조차 없을 것이다.
Mが消えたら僕は厚みのない紙切れのように変わってしまって、一人で立っていることすらできないだろう。
「ドヤ訳」というほどではありませんが、ここの表現ってすごく韓国らしいな、と思って。ラジオでも力が入らない状態を「紙人形になったみたい」って、言うのを聞いたことがあったので。
辞書はたくさん引きましたが、特に引っかかることはなかったです。
それよりも、皆さん나と 우리は、どう訳しましたか?
私は나 は若者なので「僕」
したがって우리も「僕たち」にしたんですけど、
27歳の男性が自分たちのことを「僕たち」と呼ぶのはあまりにお行儀がよすぎるというか、ひょっとしたら同性愛か?(文中でも突っ込まれてましたが)とも思ったので、
会話の中では 우리 を「俺たち」「俺ら」などにしてみました。
韓国の若者は日本の若者に比べてモラトリアムが長く・・・ふらふらといつまでも揺れています。
日本語学校の学生も大学の留学生も。
ふらふらしながらそれなりに悩んでいるのを知っているし、
私のクラスメートたちは就職活動をしていたし、で
この『ガラスの盾』は一番気に入って、みんなに読ませました。
夫にも訳して読ませました。
日本でも若い人が読んだら共感を得られるんじゃないかな、と思いました。
日本語版をいろんな人が手にとって読んでくれるといいですね。
この短編を読んでいる間のわたしの勝手にテーマソングがこれ。
SweetSorrowもなかなかデビューできなかったので、
大学卒業しちゃって無職になったり、
デビュー前に30歳になっちゃったり・・・苦労人なのよね。
ぜひきいてみてください。
Sweet Sorrow-Sunshine
私は今回が初参加です。
参加表明が早かったので、『ガラスの盾』のトップバッターになりました。
P141 7行目~
우리를 수상하게 보는 사람도 있었지만 수상할 이유는 전혀 없었다.
怪しげに見る人もいたが、怪しまれる理由はまったくなかった。
우리를 수상하게 보는 사람도 だったら「いぶかしげに見る人も」としたいところですが、수상하다を繰り返しているので、どちらも「怪しげに」「怪しまれる」としました。「怪しまれる理由」が逆に意訳かな?と思いつつ。
P144 1行目~
M이 사라지면 나는 두께가 없는 종잇장처럼 변해버려서 혼자 서 있을 수조차 없을 것이다.
Mが消えたら僕は厚みのない紙切れのように変わってしまって、一人で立っていることすらできないだろう。
「ドヤ訳」というほどではありませんが、ここの表現ってすごく韓国らしいな、と思って。ラジオでも力が入らない状態を「紙人形になったみたい」って、言うのを聞いたことがあったので。
辞書はたくさん引きましたが、特に引っかかることはなかったです。
それよりも、皆さん나と 우리は、どう訳しましたか?
私は나 は若者なので「僕」
したがって우리も「僕たち」にしたんですけど、
27歳の男性が自分たちのことを「僕たち」と呼ぶのはあまりにお行儀がよすぎるというか、ひょっとしたら同性愛か?(文中でも突っ込まれてましたが)とも思ったので、
会話の中では 우리 を「俺たち」「俺ら」などにしてみました。
韓国の若者は日本の若者に比べてモラトリアムが長く・・・ふらふらといつまでも揺れています。
日本語学校の学生も大学の留学生も。
ふらふらしながらそれなりに悩んでいるのを知っているし、
私のクラスメートたちは就職活動をしていたし、で
この『ガラスの盾』は一番気に入って、みんなに読ませました。
夫にも訳して読ませました。
日本でも若い人が読んだら共感を得られるんじゃないかな、と思いました。
日本語版をいろんな人が手にとって読んでくれるといいですね。
この短編を読んでいる間のわたしの勝手にテーマソングがこれ。
SweetSorrowもなかなかデビューできなかったので、
大学卒業しちゃって無職になったり、
デビュー前に30歳になっちゃったり・・・苦労人なのよね。
ぜひきいてみてください。
Sweet Sorrow-Sunshine
私がうまく訳せなくて、たまさんの訳に感心したところ。
p142の下から6行目の
「시선을 고정한 채」→「視線をそらさずに」
p144の下から5行目の
「시간도 채우지 못하고」→「制限時間まで行かずに」
でした。
1行、訳が抜けていたところがありました。
p145の7行目の
「그나마 가장 반응이~」です。
それからこれは変換ミスだと思うのですが
p145の下から3行目の
「게임 기획자」は「ゲーム企画者」ですよね(^^)。
私も会話では「俺」にしました。
今電車なので、帰宅したら直して送りますね。
訳文、拝読しました。
とても読みやすいです。
「수상하게」は「怪しげ」がいいと思います。自分が地下鉄の乗客だったら、「いぶかしげ」ではなく「怪しげ」に見るかなぁと思うので。
「M이 사라지면 ~」の訳文も、とてもいいなと思います。
私は、「실뭉치」を「糸玉」としたのですが、かわいすぎますね。
あと、「풀다」を「解く」と「ほどく」としているのは、何か理由がありますか?
で、そのちょっと荷の重かった最後を、さきほどようやくUPしてきました。
人称の件は、私もたまさんと同じです♪
>スミレレさん
「とく」と「ほどく」は自分だったらどっちで言うかな~?と考えて分けてみました。
>おけいはん。
このお話は中盤のふざけた感じと、時々はっと我に帰る「僕」の独白と、最後のしんみりした感じがいいんだと思う。
だから、オチはなくてもいいのよ。それはラジオのサヨンで磨きましょう、私たち。
韓国の小説にかぎらないと思うけど、小説の最後って後味を決める大事なところだと思う。
その点で
김인숙の短編集『안녕,엘레나』にはいっている『숨,악몽』の最後の終わり方がすばらしいです。
ぜひ、読んでみてください。
この話の最後、しみじみした感じが何とも言えないですね。好きだなぁ。
私、たまさんがおススメの本、けっこう読んでますよね(^^)。
ま、かなり偏ってますけどね^^;
さっきたまさんのを読んで思い出しました~!!
私は直訳しなかったのですが、たまさんのを読んだら、そのままの方がよかったかもと思いました(汗)
ゲーム会社の応募資格のところで、
끝장을 보는を「クリアしないと気が済まない」としていたのにビックリ!
これこそまさにドヤ訳ではないでしょうか。
私がゲームをしないからなのか?新しい空気を吸ったような気になりました^^
私は「最後までやりとおす」と、超普通でした。
循環線でもとに戻ってきた感じ。
あ~、だから最後のシーンはバスなのね。
もう、とってもとっても心にしみるシーンでした。