たままま生活

子育ての間にこっそりおでかけ・手作り・韓国語・・・。
多趣味な毎日を紹介します。

『楽器たちの図書館』 キム・ジュンヒョク

2010-11-30 22:40:26 | 韓国文学
おもしろ~い!読みやす~い!



『악기들의 고서관』 김중혁


読んでいる方もたくさんいると思うんですけど、とっても読みやすいです。
外科に通いつつ待合室でどんどん読めました。
チョン・ミョングァンのちょっと癖のある文章を読んだ後だったからかも。(1)

私は2番目の「マニュアル・ジェネレーション」と5番目の「ガラスの盾」が気に入りました。

恋愛はまったく出てこず、男同士の不思議な友情がテーマに出てくるのですが、そのたびにこれってキム・ヨンス?(2)と一人で突っ込んでました。

本のデザインもきれいですね。
タイトルのキラキラした箔は日本の本では使われないと装丁家さんにうかがいました。

ラジオを聴きながらまとめて読みたいな~という方はこの本、オススメですよ~。



(1)チョン・ミョングァンは擬古文というか、昔の作家のようなちょっと古い感じの言い回しですよ、とネイティブの人に教えてもらいました。

(2)こちらも最近お気に入りのキム・ヨンスとキム・ジュンヒョクは小学校からの親友だとか。実は私と同じ年。
先日作家さんと話していたときに 
실례하지만 몇년생이세요?
71년생이니까 작가면 김중혁,짐영수가 동갑이거든요.
그리고 박명수도 동갑인 것같아요.
と自己紹介したら通じました。
音楽ファンだったら、유희열씨 동갑인데요~.と応用します。
パク・ミョンスは受けるのでいつもくっつけることにしてます。

うわ~!

2010-11-25 21:12:10 | うちのこと
大きめのドッキリにひっかかった気分。

韓国文学の講演会を聞きに行ったら壇に登ることに。
入賞のお知らせメールに気づいていませんでした。

作家さんとたくさんお話できて、なぜか相合傘で駅まで送ってもらっちゃいました。

어떻게 네게 이런 행운이?!


韓国語の勉強がんばります~。

躍動感

2010-11-23 16:40:17 | うちのこと
手ブレとも言う。

初日にもテラさんたちと見に行った韓国舞踊とサムルノリの公演。
最終日に通りがかったら、内輪の発表会に誘ってもらいました。

メンバーは順番に公演している(サムルノリの演奏の時には舞踊チームは廊下で待機)
のでようやくお互いの演技を見られたよう。
みんなリラックスしていい表情でした。楽しそうだった~。
(その後あったら燃え尽きていたけど・・)
身内だけの特別な時間に招いてもらって光栄です。

パワフルな演技を10公演以上こなしていました。
本当にお疲れ様でした。


今日は家族も遊びに来てくれました。

チュニャンジョンは音楽(いわゆる風流音楽)も、衣装もステキで歴史物もいいな~!と思いました。
演技も上手でした~。
子供に聞いたらうちの3年生も字幕でほとんど理解してたみたいです。

ブックカフェは子連れで店番。とっても家庭的でこうるさい店になりました。
ふらりと寄ってくれた親子が席で韓国語の絵本を読んでいたりほほえましい姿も。
知り合いもたくさんきてくれてうれしかったです。

午後から夫も来てたのですが、留学生たちのパフォーマンスを見て
「KARAじゃなかったよ~」とややがっかり。少女時代だったそう。
でも少女時代の衣装のまま店番している彼女たちからトッポギ買ってたけどね。


夫はいろんな珍しい物を食べ、度数の高いアルコールも飲んでいたようですが・・
私全然食べてないかも~!!


普段同じ授業をとっているけど口をきいたことのない学生さんたちともおしゃべりしてみたり、好きな本の話をたくさんしたり、楽しい文化祭でした。

BOOK CAFEやります。

2010-11-23 15:49:58 | 韓国語


外語祭の企画でBOOKCAFEをします。

私のオススメの本のほか、拙訳もちょっとだけ準備してます。
先生方のオススメの韓国語関係の本も貸してもらう予定です。



ちなみに23日には2年生による『春香伝』の朝鮮語劇があります。

時間のある方、お近くについでのある方、実家のある方、遊びに来てください。


外大のアクセス・語劇の時間割など詳しいことは外語祭のHPで確認してください。

個人的なお問い合わせは左のプロフィールのアドレスからどうぞ。



しばらくTOPにおきます。

『高齢化家族』 チョン・ミョングァン

2010-11-18 21:15:57 | 韓国文学
『鯨』に引き続きすっかり気に入っているチョン・ミョングァン。



『고령화가족』 천명관


語彙論の授業で
禁忌語;死・病気・犯罪・性・排泄など不快で恐ろしいものを連想させる単語を禁忌語といい、これらを口に出さないように、代わりに婉曲語が用いられる。

というのを学びましたが、これらがまさに全部使われているのがチョン・ミョングァンの小説です。
びっくりしてしまうどぎつい表現だけど、それが物語りの力強さというか生命力になっている感じ。

電車の中で韓国語の小説を読んでいてくすっと笑いをこらえたのは初めてです。


ビラの中庭で日向ぼっこをしながら住民の噂話をするおばあさんたちの会話がすごくいい味出してます。


この小説はなんだか情けな~い感じの前半から物語の動き出す後半へのジェットコースターのような転換がなによりおもしろいのです。
2・3日で、いや、できることなら一晩徹夜して読んだらおもしろいんだろうなぁ。

つながってる

2010-11-17 20:48:08 | うちのこと
後期の授業ではリレー講座(いろんな先生が担当する)をふたつとっています。

ひとつは宗教の話。
いろんな切り口で世界の宗教についてお話を聞きます。
この間はミャンマーの仏教と政治についてのお話。
先日行われた選挙の結果を受けて、ミャンマーの政治は大きく動いています。
スー・チー女史の解放は大きなニュースにもなっていますね。
カレン族は政治的に微妙な立場になり国境を超えた人も多いようです。

このタイミングでミャンマーの話を聞けただけでもすごいタイミングなのですが、
テラさんのところでステキなカレンシルバーを見てどっきり。
ああ。つながってるなぁ。
ステキなネックレスを見なかったら、キリスト教系武装集団と仏教系武装集団が対立してたけど手を組むかも・・なんて殺伐とした話しか残らないところでした。


もうひとつは、ペルシア詩の話で書きましたが世界の文章を読むもの。
アメリカ日記文学の話の中でエミリ・ディキンスンの話が出てきました。
実はシン・ギョンスクの『どこかから私を呼ぶ電話のベルが鳴って』のなかにエミリ・ディキンスンの名前が出てきます。
そのときはああ~、そんな詩人がいるのね。と思って深追いしなかったんですが、
幽霊のように真っ白い服を好んで着て何十年も引きこもって暮らし詩を書き続けた、という話を聞くと小説の世界にぴったりで、
やっぱりわからないで読んでしまうのってもったいないんだなぁ、と思いました。

小説の中にはベックリンの『死の島』という絵の描写が出てきます。
『死の島』はお棺が船で運ばれていくのですが同時代の絵には同じような構図で
白い服を着た女性が運ばれていくというモチーフがたくさんあるのです。
(これらは『エレイン』という詩がもとになっているそう)
私の中ではひとつの主題のような感じがして、これもまたエミリ・ディキンスンにつながっているように感じました。


あまりにもオタクな内容ですが・・お?つながってるかも??と思ってうれしいなぁ。
という話でした。

3回目なのに~。

2010-11-09 16:27:09 | うちのこと
2時間目の授業を途中で抜け出して行ってきました。

今日は三男の就学前検診です。


6歳児と一緒に歩くとなると保育園から家まで20分、家から小学校まで20分ほどかかるのでタクシーで行ったんですが、大事な書類を家に忘れていったん家に寄ってもらうことに。

回る順番を工夫すればもっと早くなったんだと思うんだけど、結局2時間くらいかかりました。
疲れた~。

耳鼻科とか眼科とか、それぞれ見てくださるお医者さまもなんだか顔なじみ。
それぞれの部屋で対応してくれるのは小学校の先生なので、
長男の担任だったり次男の担任だったり元担任だったりします。
担任じゃないからバレないだろうと気を抜いていると
「あれ?もしかしてパダ君の弟さん?!三兄弟だったんですか~?!」と。
「なんでわかるんですか~?!」
「顔見ればわかりますよ。」
・・・そっくりだそうです。


この子の学年はなぜか6年生にお兄ちゃん・お姉ちゃんがいるうちが多く、知っているお母さんもたくさんいました。心強いです。

みなさま、あと6年お世話になります。よろしくお願いします~。


検診にかけてはベテラン母さんのはずなのに、なんだかぐだぐだで反省。
もう1回チャンスがあったら、テキパキするのにな~!