少女時代の友人たちとの思い出と、少女たちがそれぞれ大人になって再会する話。
1人として平凡ではなくドラマチックすぎる人生。
そして、大宅壮一ノンフィクション大賞といいますから、全部実話というのがまたすごいです。
私くらいの年代だとバイリンガルの通訳、というと彼女、米原万理さんのイメージがあります。
父親の仕事の関係で、一家全員偽造パスポートでプラハに渡り、在プラハソビエト小学校で少女時代を送ったという彼女の背景を聞くと、外国語を学ぶものとして真似しようにもお手上げです。
こういう、東欧の共産主義の話って今の若い人にはわかんないんでしょうね~。
情報が少ない分、憧れに似た思いがあったり。チェコの絵本やアニメにしても、ロシアの演劇やバレエ、小説にしても日本人はスラブ文明好きだと思うんですよ。
こういうイメージも私あたりの年齢でギリギリだと思いますが。
私は大学入試で地理を選択したので、民族と宗教がパズルのようにはめ込まれた東欧のイメージがあります。白地図に色分けしたものです。90年度入学なので、東欧がドミノ倒しのように民主化していくのを横目に勉強していました。
米原万理さんはテレビで活躍していたイメージが強くて、執筆の方はあんまり呼んでいないんです。
性格的なものでもあるだろうし、言葉で喰ってきたということもあるだろうし、無駄がなくてわかりやすい、あの率直な物言いがたまりません。
エッセイもきっと読んだら気に入ると思いますが、「オリガ・モルソヴナの反語法」が大好きな小説のベストスリーに入っている私としては、もっと長生きして小説を書いて欲しかったなぁ~。
ソビエト学校で勉強したこと、ロシア語ができると言うことがどういうことなのか、彼女たちにとっても微妙にその位置づけは違っています。
時代と言葉と、考えさせられる一冊でした。
この本を韓国語で紹介するとこんな感じ。
1冊の本を読んで、別々のことを考えていたわけではないけれど、やっぱりこの本だと韓国人に向けて書くときには説明的になりますね。
1人として平凡ではなくドラマチックすぎる人生。
そして、大宅壮一ノンフィクション大賞といいますから、全部実話というのがまたすごいです。
私くらいの年代だとバイリンガルの通訳、というと彼女、米原万理さんのイメージがあります。
父親の仕事の関係で、一家全員偽造パスポートでプラハに渡り、在プラハソビエト小学校で少女時代を送ったという彼女の背景を聞くと、外国語を学ぶものとして真似しようにもお手上げです。
こういう、東欧の共産主義の話って今の若い人にはわかんないんでしょうね~。
情報が少ない分、憧れに似た思いがあったり。チェコの絵本やアニメにしても、ロシアの演劇やバレエ、小説にしても日本人はスラブ文明好きだと思うんですよ。
こういうイメージも私あたりの年齢でギリギリだと思いますが。
私は大学入試で地理を選択したので、民族と宗教がパズルのようにはめ込まれた東欧のイメージがあります。白地図に色分けしたものです。90年度入学なので、東欧がドミノ倒しのように民主化していくのを横目に勉強していました。
米原万理さんはテレビで活躍していたイメージが強くて、執筆の方はあんまり呼んでいないんです。
性格的なものでもあるだろうし、言葉で喰ってきたということもあるだろうし、無駄がなくてわかりやすい、あの率直な物言いがたまりません。
エッセイもきっと読んだら気に入ると思いますが、「オリガ・モルソヴナの反語法」が大好きな小説のベストスリーに入っている私としては、もっと長生きして小説を書いて欲しかったなぁ~。
ソビエト学校で勉強したこと、ロシア語ができると言うことがどういうことなのか、彼女たちにとっても微妙にその位置づけは違っています。
時代と言葉と、考えさせられる一冊でした。
この本を韓国語で紹介するとこんな感じ。
1冊の本を読んで、別々のことを考えていたわけではないけれど、やっぱりこの本だと韓国人に向けて書くときには説明的になりますね。