遺す言葉

つぶやき日記

遺す言葉 2

2014-07-13 12:46:12 | つぶやき
          神よ(2014.7.1日作)



   神よ 哀れなわたしに あなたのお力をお貸し下さい

   神よ あなたのお力で この苦しみからお救い下さい

   神よ 全能の神よ われわれ人類のすべてに幸福と平和を

   神よ 生きとし生けるものすべてを あなたの御光りでお包み下さい

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   もし 神というものがいるのなら

   神はなんと不公平なのか

   もし 神というものがいるのなら

   なぜ神は 一人を愛し 一人を苦しめるのか

   もし 神というものがいるのなら

   なぜ神は 一人に幸福を与えて 一人を不幸に陥れるのか

   もし 神というものがいるのなら

   なぜ神は この苦難に満ちた時代に

   否 いつの時代に於いても 苦難に満ちたその時 その場所で

   沈黙を続けているのか

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   神という存在が もし いるとしたら

   神はなんの為に存在しているのか

   人を救う為にか

   あるいは 差別をする為にか

   神が目指しているものは いったい なんなのか

   神が存在する事にどんな意味があるのか

   われわれには知り得ない深い叡智が

   その存在の奥には隠されているのか

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   もし 神の存在に深い叡智が隠されているとしたら

   隠されたその叡智の扉はいつ開かれるのか

   神よ 明日では遅い 今この時 この瞬間こそが大切なのだ

   この時 この瞬間に 何人 何十人 何百人 何千人

   あるいは 何万何十万もの人間が理不尽に苦しみながら

   苦悩の中で命を落としてゆく

   神よ 命こそが この世界では至上のものではないのか

   命こそが 人々が生きているこの世に於いて 最も尊ばれ

   すべての価値の基準となるべきものではないのか

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   神よ もし 神というものがこの世に存在するのなら

   その神は 絶え間なく勃発する人間同士の醜い争いや

   その果ての 人間社会の悲惨に眼を向ける事は出来ないのか

   その解決に 力を貸す事は出来ないのか

   それとも神は われわれへの見せしめの為に

   一人の人間の不幸を 黙って見過ごしているとでも言うのだろうか

   万人の幸福の為には 一人の人間の不幸が必要だとでも言うのだろうか

   そして神よ 人類全体への見せしめの為に犠牲になった一人の人間の

   不幸の報われる日はあるのか

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   神よ もし 神というものがこの世に存在するのなら

   その神は この世界の悲惨 人間社会に満ちた愚行を どのように見ているのか

   今こそ 信仰薄い一人の人間に あなたの真実をお伝え下さい

   神よ われわれ人間には 今生きているこの時こそが大切なのだ 今この時にこそ

   あなたのお力が必要なのだ 僅かばかりものでいい 苦悩のない 平穏な生活を

   恵んで欲しいのだ

   願わくば全知全能の神よ 生きとし生けるものすべてに平等に

   あなたの御力と御光りを あの世ではない この世でお恵み下さい