遺す言葉

つぶやき日記

遺す言葉 4

2014-07-27 13:38:55 | つぶやき
          いったい なぜ今? (2013.8.18日作)



   いったい 何をして来たのか

   あの国 国民は?

   第二次世界大戦と呼ばれる

   戦争が終わり この国日本が

   敗戦国となって 間もなく七十年

   今 あの国 国民は この国日本に

   さまざまに 戦後補償のいくつかを求め

   この国日本が犯した戦争犯罪を

   繰り返し 世界に訴え いくつかの

   行動に出ている

   いったい なぜ今なのか?

   この歳月 七十年にも近い年月

   あの国 国民は この国日本に求めるべき

   補償も求めずに 羊のように

   黙々と生き 過ごして来た とでも

   言うのだろうか?

   戦争犯罪犠牲者たちの

   補償されるべき補償の

   権利の行使にも目をつぶり

   犠牲となった人々を七十年にも近い歳月

   癒える事のない 痛みと苦悩の中に

   放置して来た とでも

   言うのだろうか?

   もし そうであったとしたら なぜ

   七十年にも近い歳月

   そうして来たのか?

   -----

   そうではあるまい

   国と国 政府と政府

   互いを代表する者たちの交渉

   補償に対する話し合いは

   為されて来たのではなかったか?

   双方合意の下

   結果を得て来たのではなかったか?

   にも関わらず 人々の記憶も乏しくなる

   戦後も七十年に近い歳月 時を経て

   今 なぜなのか?

   なぜ 今になって 新たな補償 謝罪を

   求めて来るのか?

   当時は 言いたくても言えなかった

   そんな事情でもあったのか?

   一時期 あの国 国民も

   困難の中にあった

   今 あの国 国民は豊かになり 世界に冠たる

   企業も持つようになった

   誰かに力を借りる必要も 今はなく

   言いたい事 やりたい事も

   誰にも気兼ねなく 思いのままに

   実行出来る --そんな気分が今

   あの国 国民を覆っているのか?

   自身が力を付け

   身分が上がると共に 昔日 力を借りた

   友人知己をも見下して 顧みず

   傷付けても平気で

   勝手気ままに振る舞い 行動して 恥じない

   傍若無人 厚顔無恥 品性皆無の人種は

   人と人との付き合いの中でも

   いるものだがーーーーー


   

   

  

   

   

   

   

遺す言葉 3

2014-07-20 13:08:01 | つぶやき
          不戦の誓い(2014.6.12日作)



   この国 日本が持つ おそらく

   世界の数ある国々の中でも

   極めて稀な しかも

   貴重な宝

   不戦の誓い

   非戦闘国 日本

   第二次世界大戦

   惨めな敗戦へと突き進んだ

   この国の過去 あの愚を

   再び繰り返す事のないよう願い

   定められた この国を形作る規範

   憲法

   その憲法が今 揺れている 否

   揺さぶられている ぐらぐら ぐらぐら

   その根源 根底から覆そうとするかの様に

   揺さぶり 揺り動かし 切り崩しにかかっている

   勇者気取り 正義の人 気取りの者達

   戦う事が正義 戦う事が勇者の姿

   と 信じてでもいるかのように

   猪突猛進 一途に

   突き進む者達 その

   愚かさ 怖さ

   彼等の眼には見えていないのか?

   力による解決 力による和平

   力による制圧 力による支配

   いずれの道も いつかは破綻

   元の木阿弥 新たな憎しみ

   新たな怨念 新たな争い

   その火種となり得る

   事象 事例がーー

   戦う事が正義の道ではない

   戦わずして勝つ

   武器を手に

   敵地に乗り込む者は

   真の勇者とはなり得ず

   番犬を背にした臆病猫

   真の勇者は自身を頼りに

   心一つで敵地に乗り込む

   心は万能 武器では動かぬ心

   心に向き合う心 寄り添う心で

   心は動きを見せる

   分かり合う心 溶け合う心

   許し 許し合う 謙譲の心

   武器を持ち 戦う事が正義の姿

   勇者の姿ではない

   戦わずして勝つ 勇者の進む道

   第二次世界大戦 その後

   この国 日本は ただの一度も

   世界に数ある国々 その

   いずれの国とも戦火を交えず

   ひたすら心に寄り添い 心を分かち合う

   その道を選び 進んで来た

   第二次世界大戦 戦後もすでに七十年

   今この国 日本が世界に誇り得る宝 宝玉

   不戦の誓い 非戦闘国としての姿

   今この国 日本が世界に誇り得るものは

   幾多 多様の形を持つ この国の文化 様式

   人の心に寄り添い 人の心に和みと安らぎ

   至福と喜びをもたらす柔の力 剛の力ではない

   和の力 世界で一番

   世界に最も良き影響力を持つ国 日本

   数年前 英国調査機関により

   発表された事実

   今この国 日本は 世界の各地に穏やかなたたずまい

   豊かな文化 知恵を浸透させ 

   その色で染め抜いている クールジャパン

   この時 この時期 その

   宝を捨て 戦火を交える事態も厭わぬ

   愚を犯してはならない この国 日本を

   破滅へと導く第一歩

   その一里塚ともなり得る道へ

   踏み出してはならない

   勇者を気取る者 正義の人を気取る者達は

   渦中に入る その愚を心に刻み

   知るべきだ

   戦わずして勝つ

   戦う事はいずれの国 いずれの国民 人々にも

   命の犠牲 悲惨を強いる

   戦後七十年 この国 日本は不戦の誓い

   非戦闘国 その規範のゆえに 

   国民の誰一人 銃弾 戦火に命を落とす事もなく

   世界の中の誰一人 ただの一人の

   命を奪う事もなく

   過ごして来た この国日本

   この宝 歴史の中にキラリと光る宝玉 宝を

   今この時 捨て去る道を踏み出す

   愚を犯してはならない

   

   

   

   

   

   


   

   

   

遺す言葉 2

2014-07-13 12:46:12 | つぶやき
          神よ(2014.7.1日作)



   神よ 哀れなわたしに あなたのお力をお貸し下さい

   神よ あなたのお力で この苦しみからお救い下さい

   神よ 全能の神よ われわれ人類のすべてに幸福と平和を

   神よ 生きとし生けるものすべてを あなたの御光りでお包み下さい

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   もし 神というものがいるのなら

   神はなんと不公平なのか

   もし 神というものがいるのなら

   なぜ神は 一人を愛し 一人を苦しめるのか

   もし 神というものがいるのなら

   なぜ神は 一人に幸福を与えて 一人を不幸に陥れるのか

   もし 神というものがいるのなら

   なぜ神は この苦難に満ちた時代に

   否 いつの時代に於いても 苦難に満ちたその時 その場所で

   沈黙を続けているのか

   -----

   神という存在が もし いるとしたら

   神はなんの為に存在しているのか

   人を救う為にか

   あるいは 差別をする為にか

   神が目指しているものは いったい なんなのか

   神が存在する事にどんな意味があるのか

   われわれには知り得ない深い叡智が

   その存在の奥には隠されているのか

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   もし 神の存在に深い叡智が隠されているとしたら

   隠されたその叡智の扉はいつ開かれるのか

   神よ 明日では遅い 今この時 この瞬間こそが大切なのだ

   この時 この瞬間に 何人 何十人 何百人 何千人

   あるいは 何万何十万もの人間が理不尽に苦しみながら

   苦悩の中で命を落としてゆく

   神よ 命こそが この世界では至上のものではないのか

   命こそが 人々が生きているこの世に於いて 最も尊ばれ

   すべての価値の基準となるべきものではないのか

   -----

   神よ もし 神というものがこの世に存在するのなら

   その神は 絶え間なく勃発する人間同士の醜い争いや

   その果ての 人間社会の悲惨に眼を向ける事は出来ないのか

   その解決に 力を貸す事は出来ないのか

   それとも神は われわれへの見せしめの為に

   一人の人間の不幸を 黙って見過ごしているとでも言うのだろうか

   万人の幸福の為には 一人の人間の不幸が必要だとでも言うのだろうか

   そして神よ 人類全体への見せしめの為に犠牲になった一人の人間の

   不幸の報われる日はあるのか

   -----

   神よ もし 神というものがこの世に存在するのなら

   その神は この世界の悲惨 人間社会に満ちた愚行を どのように見ているのか

   今こそ 信仰薄い一人の人間に あなたの真実をお伝え下さい

   神よ われわれ人間には 今生きているこの時こそが大切なのだ 今この時にこそ

   あなたのお力が必要なのだ 僅かばかりものでいい 苦悩のない 平穏な生活を

   恵んで欲しいのだ

   願わくば全知全能の神よ 生きとし生けるものすべてに平等に

   あなたの御力と御光りを あの世ではない この世でお恵み下さい 

遺す言葉 1

2014-07-06 15:06:10 | つぶやき
          言葉を残そう(2009.6.5日作)



   言葉を残そう

   どんなに短い言葉でもいい

   どんなに貧しい言葉でもいい

   一人の人間がこの世に生きた証しの

   自身の心の底から生まれ出る

   言葉を残そう

   一人の人間が

   心の底から生まれ出る言葉を残す事で

   世界には人の生きた数だけ

   豊かな言葉の花が咲き

   後の世界を生きる人の心を

   色とりどりの色彩で染めるだろう

   それが幾世代にもわたった引き継がれ

   積み重なってゆく時

   人の世界の豊穣が形造られる

   豊かな言葉の世界

   人だけが持つ特権

   一人一人 誰もがみんな

   言葉を残そう