遺す言葉

つぶやき日記

遺す言葉 209 仕事 及び 雑句 金木犀他

2018-09-30 12:19:03 | 日記

          仕事 及び 雑句十二(2018.9.25日作)

 

   それが どんな仕事でもいい

   その職場 職種に於いて あなたは

   常に 最良 最善 最高の仕事をしているか ?

   仕事をする人に於いて 

   最も高く評価されるものは

   職場 職業には関係ない

   地位 名声とも関係ない

   職業 職種に貴賎はない 

   その職場 職種で その職場 職種に

   最も 相応しい仕事をしているか ?

   その職場 職種が持つ その役目を全うしていいるか ?

   その職場 職種に 最も相応しい仕事をしている人こそが

   最も高く評価され 尊敬され得べき人

   どんなに有名 高名 名の売れた職場 職種 職業に

   従事していようとも その中で

   その仕事の責務を全う出来ない人間は 紙くず

   どの仕事 どんな仕事であっても その仕事が

   この世界 この社会に存在する限り 

   人は その仕事を 必要としている

   人が 必要としている仕事に付いて

   その仕事を全うする人の姿こそが

   最も美しく 最も尊く

   最も尊敬に価し得る人

 

 

          -----

 

   木犀の 香り豊かに 終(つい)の家

   金木犀 長い旅路の 終の家

   木犀の 香に包まれて 終の家

   幸せの 香りのせ来て 木犀花

   亡き父の 面影浮かぶ 金木犀

   散り敷いて 金木犀の 秋深し

   今日の朝 散り木犀に 金の庭

 

   逝く友の 年毎多く 彼岸花

   またも来て われを濡らすか 里しぐれ

   

   近頃は 忘れなくても 来る災害

   (寺田寅彦の言葉 天災は 忘れた頃に やって来る)

 

  いつだって おまえは良くて おれはバカ

  いつだって あなたは良くて わたしバカ

  (日頃 よく口にしませんか バカだなあって)

   


遺す言葉 208 大聖堂 及び 謎の答え

2018-09-23 12:43:23 | 日記

          大聖堂(2018.9.23日作) 及び 謎の答え

 

   ヨーロッパ各地に見る

   あの豪華絢爛たる大聖堂 教会 

   あれは一体 何を意味しているのだろう 

   もし あれが神を奉り 崇拝するためのもの その仕掛け

   装置であるなら 神は

   あれ程 豪華な建造物 建物を

   望んだであろうか ?

   もし 神が 神という存在が

   実在するのなら その神は

   この人間社会に於ける苦悩に満ちた

   悲惨な状況 その姿を どのような眼

   眼差しで見つめているのだろう ? もし

   真に神が存在するのなら その神は

   この人間社会に 満ち満ちた 悲惨 悲劇に

   眼をつぶり その悲惨 悲劇の状況を 放置

   放擲したまま 自身を崇めるための

   あれ程に豪華絢爛 きらびやかな 建造物

   建物を 建築 作製する事を 

   望んだであろうか ? もし 神が 真の神が

   存在するのなら その神は

   自身のために費やす 豪華絢爛 きらびやかな

   金銀財宝 巨万の富の何分の一 あるいは何十分 何百分の一かを

   日々 身をすり減らし 身を削って生きている人々 貧しい人々

   困窮 困難にあえぎ もがき 苦しむ人々 その人々に 分け

   与える事を望まなかっただろうか ?

   神とは 宗教とは 教会とは 聖職者とは ?

   すべては虚構 すべては人間が創り出した

   実体のない想像物 神など

   存在しない そう考える事は

   不遜だろうか ?

   教会 聖職者 実在しない神の名の下

   自身の保全 保身 そのためにのみ

   外見 見た眼を飾り 虚飾に走り

   虚構の世界を 営々と

   築き上げて来てはいなかったか ? 世に暴かれる

   数々の不祥事 悪行 愚行 その

   教会 聖職者 達の実体は 何を語って

   何を訴えているのか ?

   宗教 神の名の下 種々 様々 実行される

   強権 弾圧 人権侵害 醜い争い 幾多の戦争

   それらは何を語って 

   何を訴えているのか ?

   優れたもの 真に優れたもの達 それらは常に

   単純明快 謙虚 裸身で その姿をさらす

   金銀財宝 飾り 装飾 一切無用 必要とはしない

   見た眼の豪華さ 華やかさ 豪華絢爛 きらびやかさ

   惑わされるな 幻惑されるな 単純明快

   裸身をさらす その姿 それこそが真実

   それこそが最も尊く 最も 美しい

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   豪華絢爛 華美華飾 隠す内部の空洞空虚

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   真の芸術家は 

   貧しい環境 貧しい現場であろうと

   豊かな環境 豊かな現場であろうと

   常に自己の最善を表現する事を

   目差す

   似非芸術家のみが金品値段に執着する

 

 

     前回 謎の答えです(なお これは古い文献によるものです)

 

     ひる か ら はち とかげ も あり くも のみ ね

     ヒル カ    ハチ トカゲ   アリ クモ ノミ です

 

          たけじいさん お答え有り難う御座いました

                   御知識に感服致します

                   有り難う御座いました

          ブログ 毎回 楽しみに拝見させて戴いております

          趣味が御豊富なようで羨ましい限りです


遺す言葉 207 夏よ さよなら + 謎 解いて下さい

2018-09-16 12:18:22 | 日記

          夏よ さよなら + 謎 解いて下さい(2018.9.10日作)

 

   夏よ さよなら

   秋の風が 囁く

   焼き付く太陽 燃えた恋

   真夏の海辺に 光る砂

   頬を寄せ合い 夢見た幸せ

   夏の日の あれは

   はかない幻なのか

   波に聞いても 答えない

   夏よ さよなら

   秋の風が 囁く

   -----

   夏よ さよなら

   秋の海は 淋しい

   うつろな心で たたずめば

   素足を濡らして 波が散る

   一人たわむれ 涙に浮かべる

   夏の日の 今は

   帰らぬ思い出ばかり

   風に話せど 答えない

   夏よ さよなら

   秋の海は 淋しい

 

      -------

 

      昼からは ちと影もあり 雲の峰

   ( この中に七種の小さな生き物が隠れています

    探して下さい。答えは次回に書きます)

 

 


遺す言葉 206 この国は今

2018-09-09 12:25:59 | 日記

          この国は今(2010.5.9日作)

                この文章は平成二十二年に書いたもので

             平成三十年の現在とは多少の齟齬があるかも知れません

             平成も間もなく終わる時に時代の一つの記録として残して

             置きたいと思い掲載しました

 

   昭和二十年 1945年 八月十五日

   この国は無謀にも自らが仕掛けた

   太平洋戦争 第二次世界大戦に 敗北した

   その日を境に この国は一変した

   敗戦国の惨めな姿 隠された真実が

   一挙に露呈した

   国土は荒廃し 廃墟にも等しい

   悲惨な街の姿が あちこちに顕在化した

   人々の生活は困窮の極みに突き落とされ

   その日 その日を 懸命に 精一杯

   命をつなぐ事にのみ かけ

   生きて来た

   以来 半世紀を越える歳月が過ぎ

   2010年の今 この国は

   必死に 懸命に

   戦後の混乱と苦難に満ちた日々を

   生きて来た人々の

   努力の中で手にした成功のあとの

   虚脱の中にいる

   戦後の国土の荒廃

   廃墟の中から立ち上がった人々が

   心の中に宿した 漲る熱気 あの活力は

   平成二十二年の今を生きる人々の 心の中には

   昭和二十二年を生きた人々の 心の中にあったようには

   存在しない

   過去 半世紀を越える歳月の中で

   懸命に生きた人々が勝ち取った

   豊かさの中に生まれ

   その土壌に馴れ親しんだ人々には

   もはや その豊かさは

   自分達の身の廻りにある

   当然のものとして 

   そこにあるように思い

   それ以上の世界を望む事も

   思い描く事も出来ないかのように

   新たな世界を求める気力も

   目指す気力も

   見い出せないままでいる

   歳月は それでも 確実に

   過ぎて逝く

   かつては この国の人々の

   努力と成功を羨望の眼差しで

   横目で見ている赴きのあった

   幾つかの隣国がその間に

   眼を覚まし この国が目指した

   発展と成功の跡を学び

   追い掛けるかのように立ち上がり

   かつてのこの国が手にした努力の成果を

   追い求め

   かつてのこの国が世界に誇った成功の体験を

   もはや この国一国のものとしてではなく

   幾つもの隣国がそれぞれに

   手にし始めている

   未来への展望を見い出せないままでいる

   かつてのこの国の人々が持っていた情熱と

   覇気を失くした 今を生きる人々が

   ふと 気付けば

   この国の成功体験者としての地位は

   脅かされ 他国の漲る力の前に

   押し流され兼ねないような不安の中で

   恐怖と焦燥感にあえいでいる

   いったい この国がこれから先

   未来に向かって進むべき道は ? 

   この国の今を生きる人々が

   押し寄せる他国の力の前に

   怯えているものの正体は ?

   今を生きる人々は

   かつてのこの国が手にした成功体験

   その果実のまだ

   完全に失われていないと思える今

   冷静に考察し

   かつてのこの国の人々が心に宿した

   漲る熱気 あの活力を

   再び取り戻すには

   何が必要なのかを

   それぞれの心に問い掛け

   この国の新たに進むべき道を模索するーー

   幸い この国には この国が持つ

   長い歴史の中で育まれた

   他国に誇り得る この国独自の

   文化がある 力がある

   その文化に根差した

   この国の在り方が

   平成二十二年 2010年 の今

   世界の各地で少しずつ

   芽を吹き始めているのが見える

   ジャパニーズ クール

   クール ジャパン

   世界は今 新たな眼差しで

   この国の姿を見つめ始めている

   

   

   

   

   

   

   

 


遺す言葉 205 雑感・・・九題

2018-09-02 12:44:12 | 日記

          雑感(2018.1~6月作)

 

   1 世の中の誰もがあなたほどに

     聡明なわけではないと納得出来れば

     世の中の愚劣さも

     少しは大目に見る事が出来るだろう

     世の中には 腹の立つ事ばかりが多い

   2 人の上に立つ者は                                              

     一個人の感情を大切にしなければならない

     一個人の感情を蔑(ないがし)ろにすれば

     そこから水が漏れ始める

     力で抑え付ける事は 個人が窒息し

     組織の崩壊を招く事になる

   3 世界は真に優れた数人の指導者が居れば 治められる

     その証拠に ヒトラーはあれだけの帝国を築いた

     彼が滅びたのは

     悪徳の指導者だったからだ

     有象無象の政治家など 何人居ても意味はない

     (わが国日本の政治家は現在の半分の数で沢山だ

     タイコや笛で踊りを踊るだけの政治家は金食い虫と一緒

     半分に減らした政治家に使っていた政治資金を 国民の為に使えば

     やたらな増税などしなくて済む)

   4 自由・・・・観念上 自由は無限であるが

     行動に於いての自由は

     他者との距離によって制限される

     自由は自己が持つ存在距離の範囲内に於いてのみ

     約束される

   5 歴史とは人間が創り出すものだ

     絶対的なものではない

     天皇制に於いても

     必然性があるのなら 変えなければならない

     必然性のないものを変えるのは愚行だ

     どんなに長い歴史を持つものであっても 

     現在の視点 人間社会の現実から見て

     その存在に必然性があるのかないのか

     その視点の下(もと)で決定されなければならない

   6 人が生きるこの世の現実ほど  

     残酷なものはない

     現実は我々の想像もしない事象 悲劇を

     いとも簡単に我々の眼の前に運んで来て

     平然としている

   7 泥の大地は

     無限の力で我々を支えてくれる

     金銀宝玉は

     我々の一部を飾る事しか出来ない

     重要性に於いてどちらが大か ?

   8 小才の利く手を持つより

     しっかりと大地を踏みしめる

     鈍重の足を持て

   9 人の偉大さは

     人間が人間として生きる上で

     人としての本道 本義に

     どのように深く真摯に関わり得たかによって

     決定されるもの その他の

     有名無名職業職種役職役柄地位名声などはすべて

     その人を飾る付随的装飾品にしか過ぎない

     人の偉大さには関係ない