小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

嘘や失敗

2007-03-08 21:40:19 | 小さな気付き

 

スノーフレーク。

別名 大待雪草(オオマツユキソウ)

    鈴蘭水仙(スズランスイセン)

 

先日、受験生に大盛りにしてあげる、ちょっといい話を続編付きで載せました。

今日も、朝日新聞「声」から。

又続編つきのちょっといいお話。

今日は、「続」の方から先に。

投稿を読んで気力が出た母  

福岡市南区  町田 多佳子(53歳)

長兄夫婦と同居している85歳になる母は、1ヶ月前に家の階段で転んで救急車で病院に運ばれました。

幸い骨折などはしていなかったのですが、ショックのためか寝てばかりの日々となっていました。

大好きだった新聞も、開こうともしませんでした。

そんな時、「おやじのことが新聞に載っているよ」

と、次兄が母の家にやって来ました。

母は新聞に目を通し、

「お父さんのことだわ。

この話よくしてたじゃない」

と、仏壇の父に見せに行きました。

「内証の花見を、上司とがめず」(2月28日)

の上司が父のことだったのです。

父は6年前になくなりましたが、

「この支店長のためなら、とことん本気で働こう」

と思って下さった人たちがいたらしいことに、

「良い人たちと仕事が出来てよかったね」

と、涙が浮かんできました。

投稿を読んでいると、父から

「母さんを頼むよ」

と言われているような気がしました。

母も気力が出てきたのか、久しぶりに短歌をつくり出しました。

父の存在の大きさを感じた、すてきな春のプレゼントでした。

 

さあ、この町田さんが春のプレゼントをされた投稿です。

 

内証の花見を上司とがめず

北九州市小倉北区 岡田 直人(76歳)

1960年の春。

ある銀行に入社して5年目、27歳の飯塚支店営業マン時代のことだ。

3月期決算が見事な成績で終ったため、4月初めに営業係6人全員で、目標達成のお祝いと慰労会をしようということになった。

上司に内証で桜の花見に行くことになった。

気付かれないように、「上手なうその報告」をして、各自が分散して営業に出るふりをして出発した。

福岡市と飯塚市を結ぶ行動201号に桜の名所、八木山峠がある。

七曲がりの道路に左右の桜は絶景である。

夕方、各自ばらばらに分かれて社に戻り「うそ」の営業報告を提出した。

ところが、当日支店長会議が福岡市であり、花見は八木山峠を通った支店長の目にとまっていた。

太っ腹な支店長は、一人を呼び事情を聴いて、すべてお見通しだったにもかかわらず私たちをしからなかった。

だんだん体が小さくなっていくのを覚えた。

「この支店長のためなら、とことん本気で働こう」

と決意を新たにしたのは、こんなことがあってからである。

その後6人は全員が競うように頑張り、それぞれ支店長になった。

 

いかがでしたか?

昔はこういう太っ腹な上司って、沢山いたような気がします。

私も若いとき、銀行員だったのでこの様子がよくわかります。

とてものせ上手な上司がいました。

当時は、今のように投信とか難しい商品はなかったので、預金の勧誘がほとんどでした。

夕方のミーティングで数字を報告するとき、その上司に誉められたくて、窓口で頑張ってた事を思い出します。

頑張るっていう力は、「誉められる」とか「その人のために」とかいうところから沸いて出てくるんですね。

こんなこともあったことを思い出しました。

新入行員の時の事。

朝礼の時、毎日、順番でみんなの前に出て、行員心得や月の目標等を唱和します。

初めての私の当番の日です。

明るく元気よく、くっきりはっきりと暗記した行員心得、目標を唱えていました。

その最後のほうの目標のところで

「口座の口数をふやす」

これ口数(くちすう)を私、口数(くちかず)をふやす!

と言ったんですね。

全員、大笑いです。

どうして、みんなが笑うのかわけがわからなかったら、後で上司が

「○○さん(私の名前)、増やすのは、口座。口数(くちかず)は減らしてください」

と、小さな声で・・・・。

 

まあ、こういう失敗や上のような嘘はだれでも身に覚えがありますよね。

♪若さゆえ~な~やみ~若さゆえ~く~るしみ~

 

今日の私の小さな幸せ

 

この寒さ、意外に続きます!

今日、先日行った検診の報告書が届きました。

再検査の必要ある!ですって。

うそ~!!!

明日、早速行ってきます。

ガックリ。

これが今日の私の小さな幸せ?

悪いとこがあったのなら、はやくわかったほうがいいものね。

 

 

コメント (25)
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