小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

猫なで声

2007-03-14 22:18:56 | 小さな気付き

 

 

キランソウ。

別名 ジゴクノカマノフタ。

春の彼岸に墓参りに行くと墓地にキランソウが生えている。“先祖の霊を閉じこめておくもの”ということでこのような別名がある

と、何かに書いていました。

キランソウのキは紫を表す古語。

ランは藍。

キランソウ(紫藍草)

 

この頃、いいな~と思う人様の書いた文章を載せていました。

でも、たまにはちゃんと書いた自分の文章も読んでいただこうと思いまして・・・・。

よかったらおつきあいくださいね。

先週出していた文章講座の宿題が先生の朱が入ってかえってきました。

テーマは「猫」でした。

でも、猫を飼ったことも、ましてや膝の上にのせたことさえありません。

そこで、知らないことは書けませんので、視点を変えてみました。

 

猫なで声

 

「あのねぇ・・・・」と、私はよく猫なで声を使う。

使う相手は、夫である。

頼みごとがあるときは、少し語尾が上がる。

高いものを買って欲しいときは、もっと語尾を上げる。

それが通用する確率はあまり高くはない。

この手を誰にも使うわけではない。

同性に使った日には、まず嫌われる。

 

猫なで声を使うようになったのは、子供の頃の環境のせいだ。

小さい頃、母はことのほか私に厳しかった。

その反面、兄二人はとても私に甘かった。

どういうふうに頼めば、夏休みの工作を作ってくれる。

どういうふうにお願いすれば、宿題を片付けてくれる。

感覚で覚えてしまったのである。

よく言えば、可愛らしい妹だが、悪く言えば、要領がいいだけ。

どうしようもない人間に育ってしまったのである。

 

そんな私はしっかり猫をかぶり、人並みに結婚し、子供も産んだ。

泣きやまない子供には、猫なで声も通用しない。

勉強しない子供にも、まったく効果を発揮しない。

世間のお母さん方が、みんな良妻賢母に見えて仕方がなかった。

落ち込む日が続いた。

 

斉藤茂太さんの本に

「お母さんは、少し抜けているくらいの方がいい」

というようなことを書いてあった。

「まあ、今のままでもいいか」

と、そこだけ読んでそう思った。

二人の子供を育てながら、はやく大きくなれ、はやく大きくなれといつも思った。

そして、はやく大人になって

「母親を甘やかしてくれる優しい男になれ」

そう願った。

 

成長していく息子二人は、こんな母親を反面教師にして、

「お父さんのような苦労はしたくない」

と、しっかりした女性とつきあってくれるだろうと期待している。

が、甘ったれた女性を連れてきたらどうしよう。

まあ、その時は、どちらが上手か、猫なで声大会でもやるしかない・・・。

 

近頃よく友達に言われる。

「あなた、いいわね、甘え上手で!

私、主人に絶対甘えたりできないもの」

世の中には、どうやら甘えたくても甘えることができない人もいるらしい。

短所も見方を変えれば長所である。

これからも大いに猫なで声に磨きをかけることにする。

しかし、「三歩歩いて恩を忘れる」ことにはならないよう、肝に銘じておこう。

 

最後までおつきあいくださってありがとうございました。

80歳の先生のコメントがおかしいんです。

 

○○さん(私の名前)の「猫なで声」は、かなり効果がありそう。

一ぺん聞かせてもらいたものです

 

もう、吹きだしてしまいました。

 

今日の私の小さな幸せ

 

栃東、4連勝です。

膝は何とか大丈夫なようです。

よかった~。

豊ノ島は惜しかったです。

もう少しだったのに。

でも彼には先場所からずっと勢いを感じます。

コメント (14)
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