この水仙の写真、全然よくなくない?
って、意味わからん日本語やね~。
地元紙の夕刊に
「おじさん図鑑」
という飛鳥圭介さんのエッセイが載ります。
この飛鳥おじさんの愚痴が楽しくて、可愛らしくて、大好きです。
先日の
「全然」
というのをご紹介。
テレビを見ると、腹が立つことが山ほどある。
だから、おじさんはなるべく見ないで生活しているのだが、それでもたまたま某番組を見て頭を抱えた。
男司会者と大阪出身の女タレント(おじさんは、二人とも大っ嫌い)とが仕切る番組で、某地方の珍奇な食べ物を紹介していたときのこと。
試食したひな壇に並ぶタレントたちが、
「見た目よりおいしい」
などと口々に言い合う中、その司会の女が得意げにこう言った。
「うん、全然食べれますよ!」
こういう言葉遣いをテレビ制作者は野放しにしていていいのか。
いわゆる「差別用語」などに関しては、大変な神経を使っているのに、このようなでたらめな日本語の使い方に関して、「おわび」しないのか。
今では「全然」は「非常に」の意味でつかわれることが多いが、正しくは「全面否定」する時の副詞だ。
「まずくて全然食べられません」と使うのが普通。
しかも「食べれます」もおかしい。
「食べられます」だろうが!
怒っていたら、その女タレントが重ねて言った。
「そんなの、全然ありますよ」
ないんだよ、全然!
この、女タレントってまちゃみのことよね。
飛鳥おじさんは、「ケンミンショー」を観たんですね。
飛鳥おじさんの気持ちとってもよくわかります。
わたしもこの前、デパートで試着したら、お店の人が
「全然いいですよ~」
って。
あ~日本語の使い方おかしくなってるな~
と思ったのですが、そのすぐあとに一緒にお買いものしていた友達に、
「これどう?」
って聞かれて、
「うん、いいよ、いいよ、全然似合ってる」
って、自分も言ってるのに気付いてがっくりしました。
この心理って、自分は子供の悪口をガンガンいうくせに、夫が言うとカチンとくるのに似ている?
ちょっと違うかな。
日本語が、ぶれてますよ~。
今日の私の小さな幸せ
「シャムスカマジック」
の本、買ってきました。