田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

【ほぼ週刊映画コラム】『碁盤斬り』『鬼平犯科帳 血闘』

2024-05-17 08:15:10 | ほぼ週刊映画コラム

共同通信エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は
新作のラインアップに時代劇が並ぶ喜び
『碁盤斬り』
『鬼平犯科帳 血闘』

詳細はこちら↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1433636

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国立映画アーカイブ「日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち」

2024-05-17 08:05:25 | 雄二旅日記

 国立映画アーカイブで、企画展「日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち」を見た。

 2024年は、團伊玖磨、眞鍋理一郎、斎藤高順といった日本映画に深く関わった作曲家たちが相次いで生誕100年を迎える。それを記念して、撮影所システムの下、各社が映画作品を量産していた1950年代から60年代に映画界で活躍していた作曲家たちを取り上げ、貴重な自筆譜や製作資料などを通じて彼らの功績を顕彰する、というもの。

 楽譜、著書、関連書籍、ポスターなどが展示されていたが、どうにも展示にまとまりがなく見ずらい。曲を聴けるコーナーもあったが、タッチパネルで選んで聴くことができず、ただ流しているだけ…。せっかくの企画なのにもったいない感じがした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【インタビュー】『湖の女たち』福士蒼汰

2024-05-16 08:17:37 | インタビュー

 湖畔にある介護施設で、100歳の老人が殺害された。事件の捜査を担当する西湖署の若手刑事・濱中圭介は、捜査で出会った介護士の豊田佳代(松本まりか)にゆがんだ支配欲を抱くようになる。一方、事件を追う記者(福地桃子)は、署が隠ぺいしてきた薬害事件が今回の事件に関係していることを突き止めるが…。

 吉田修一の同名小説を大森立嗣監督が映画化したヒューマンミステリー『湖の女たち』が5月17日から全国公開される。本作で主人公の圭介を演じた福士蒼汰に話を聞いた。

「具体と抽象が入り交じった美術館に入った時と同じような感覚になるかもしれない」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1432222


『湖の女たち』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/f5ee3bbb860c1e189afd088030779f63

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「午後のロードショー」『猿の惑星』

2024-05-16 07:19:15 | ブラウン管の映画館

『猿の惑星』(68)

「BSシネマ」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b24063f96ac674754fb4f652260d422c

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『湖の女たち』

2024-05-16 07:15:05 | 新作映画を見てみた

『湖の女たち』(2024.3.14.オンライン試写)

 湖畔に建つ介護施設で、100歳の老人が殺害された。事件の捜査を担当する西湖署の若手刑事の濱中(福士蒼汰)とベテラン刑事の伊佐美(浅野忠信)は、施設関係者の中から容疑者を挙げて執拗な取り調べを行なった。

 事件が混迷を極める中、濱中は捜査で出会った介護士の豊田佳代(松本まりか)に対してゆがんだ支配欲を抱くようになる。一方、事件を追う週刊誌記者の由季(福地桃子)は、署が隠ぺいしてきた薬害事件が今回の殺人事件に関係していることを突き止めるが…。

 吉田修一の同名小説を、大森立嗣の監督・脚本で映画化したヒューマンミステリー。

 何とも暗く、見る者の気分を落ち込ませるような話と演出に終始。薬害事件の奥に、現代社会が抱える病根や戦中の731部隊の暗躍を絡ませているが、全てが観念的でミステリーとしても中途半端なので、一体何が言いたいのかよく分からない。

 そして人物描写も訳が分からず、ゆがみ切った登場人物の誰にも感情移入することができない。もともと大森立嗣の映画は苦手だが、これは自分とは全く性が合わない映画だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『鬼平犯科帳 血闘』

2024-05-15 21:34:12 | 新作映画を見てみた

『鬼平犯科帳 血闘』(2024.5.15.MOVIX亀有)

 火付盗賊改方長官・長谷川平蔵(松本幸四郎)のもとに、彼が若い頃に世話になった居酒屋の娘おまさ(中村ゆり)が現れ、密偵になりたいと申し出る。平蔵にその願いを断られたおまさは、平蔵が芋酒屋主人と盗賊の2つの顔を持つ鷺原の九平(柄本明)を探していることを知り、独断で調査に乗り出すが…。

 これまで何度も映像化されてきた池波正太郎の「鬼平犯科帳」シリーズを、十代目・松本幸四郎主演で新たに映像化したシリーズの劇場版。

 テレビスペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」に続く本作では、主人公の鬼平こと長谷川平蔵の過去と現在を交錯させながら、それぞれの時代で愛する者を救うために立ち上がる平蔵の熱き姿を描く。

 テレビスペシャルに続いて、若き日の鬼平・長谷川銕三郎を幸四郎の実子である八代目・市川染五郎が演じた。そのほか平蔵の妻・久栄を仙道敦子が演じ、劇場版ゲストとして志田未来、北村有起哉、松本穂香、中井貴一ほかが出演。

 中村吉右衛門=鬼平のテレビシリーズを見慣れた者にとっては、おいの幸四郎の主演で新たに復活したことは喜ばしい。しかも正調時代劇としてしっかりと力を入れて作っている。

 もちろん、鬼平役の吉右衛門と幸四郎、おまさを演じた梶芽衣子と中村ゆりをはじめ、役者の格の違いは否めないところもあるが、新シリーズはまだ始まったばかり。今後の成長に期待したい。ベテラン勢では相模の彦十役の火野正平がなかなかよかった。

 時代劇は伝承していくべきものだから、形はどうあれ決して途絶えさせてはならないことを考えれば、とにかく作り続けることが大事なのだ。そういう意味では、この映画の出来のよさはうれしい限り。くしくも、草なぎ剛主演の時代劇『碁盤斬り』も今週から公開される。新作時代劇が並ぶのは気持ちがいい。

 エンディングを見ながら、頭の中では、吉右衛門版のエンディングを飾ったジプシー・キングスの「インスピレイション」が流れていた。


「鬼平犯科帳」「インスピレイション」=「勘ばたらき」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e83a6eae254a6102458cf03c2c7c50ba

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ボブ・マーリー:ONE LOVE』

2024-05-15 08:23:44 | 新作映画を見てみた

『ボブ・マーリー:ONE LOVE』(2024.3.26.TOHOシネマズ日比谷.完成披露試写会)

 1976年、カリブ海の小国ジャマイカは独立後の混乱から政情が安定せず、2大政党が対立していた。国民的アーティストとなった30歳のボブ・マーリー(キングズリー・ベン=アディル)は、その人気を利用しようとする政争に巻き込まれ、暗殺未遂事件に遭う。マーリーはけがをおしてコンサートに出演した後、身の安全を図るためロンドンへ逃れる。

 その後、名盤『エクソダス』の発表やヨーロッパツアーを経て、マーリーは世界的スターの座へと駆け上るが、ジャマイカの政情はさらに不安定となり、内戦の危機が迫っていた。

 ジャマイカが生んだ伝説のレゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの波瀾万丈の生涯を映画化した音楽伝記ドラマ。『ドリームプラン』(21)のレイナルド・マーカス・グリーンが監督し、ラシャーナ・リンチがマーリーの妻リタを演じた。プロデューサーにはリタのほか、息子のジギー、娘のセデラが名を連ねた。

 初めてボブ・マーリーの名を知ったのは、エリック・クラプトンがカバーした「アイ・ショット・ザ・シェリフ」(74)を聴いた時。友人が元はマーリーの曲だと教えてくれたのだ。

 ただ、それ以来、特に熱心にマーリーの曲を聴いたわけではないので、彼についての知識はおおまかなものでしかない。従って音楽的には、正直なところ、同時代のフレディ・マーキュリーの『ボヘミアン・ラプソディ』(18)やエルトン・ジョンの『ロケットマン』(19)ほどには乗れなかった。

 ただ、この映画はミュージシャンとしてのマーリーよりも、ジャマイカの政情に振り回される、あるいは宗教的、政治的なメッセージを発する人物として描いているので、音楽伝記ドラマとしては、個人的な悩みや葛藤を描いた定番のものとは少々毛色が違う。それ故、マーレーの人物像がいささかぼやけた印象を受けた。アディルも熱演を見せるが、マーリーのイメージとはちょっと違う気がした。

 『エクソダス』のアイデアを『栄光への脱出』(60)(原題「エクソダス」)のレコードから得ていたことは初めて知った。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「BSシネマ」『快盗ルビイ』

2024-05-15 07:21:10 | ブラウン管の映画館

『快盗ルビイ』(88)

楽しくおしゃれな犯罪コメディー
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/4a10497a93dfcfaa2421b42f92964544

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泣きのサックス デビッド・サンボーン 

2024-05-14 23:22:05 | 音楽


ポール・サイモン「時の流れに」(75) Still Crazy After All These Years

https://www.youtube.com/watch?v=Q5Eoax6I-O4


マイケル・フランクス「アントニオの歌」(77)Antonio's Song

https://www.youtube.com/watch?v=-WJgsE_Dv5U


リンダ・ロンシュタット「ウー・ベイビー・ベイビー」(78)Ooh Baby Baby

https://www.youtube.com/watch?v=zhkKVhEZV5k


イーグルス「サッド・カフェ」(79)Sad Cafe

https://www.youtube.com/watch?v=Br9mavEoLRs

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『碁盤斬り』大ヒット祈願イベント

2024-05-14 16:35:43 | 仕事いろいろ

映画『碁盤斬り』大ヒット祈願イベントが14日、東京都内の赤城神社で行われ、出演者の草なぎ剛、清原果耶と白石和彌監督が出席した。

草なぎ剛「江戸時代でデニム職人になってジーンズを作りたい」
「初めての顔を皆さんにスクリーンでお見せできると思う」
https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1433361

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする